「不注意だった。お詫びを申し上げたい」「(大臣規範に抵触するという)認識が欠けたまま購入した。投機を目的にしたものでもなかったが、自粛すべきものだった」と釈明したという。
※「大臣規範」行政の中立性を保つため、大臣や副大臣、政務官が在任中に株式や不動産、ゴルフ会員権などの取引をしないように求めている。
上記は、麻生太郎・副総理兼財務相が、「大臣規範」で取引の自粛が求められているゴルフ会員権を2016年に購入していた事に対する7月4日の会見発言である。
「不注意」「認識が欠けたまま」などと発言をしているが、すでにこれまで何年もの間、閣僚のトップとして国民の政治を生活を預かってきた人間が発しても許されると考えているという事であろう。その意識が問題である。
また、わざわざ「投機を目的としたものでもなかった」と言ってるが、「投機目的」であっても「真実」をあっさり話すような人間であるはずがない事は見え見えである。
それ以上に問題としなければならないのは、上記のような発言の背景にはどのような意識が存在するのだろうかという事である。先ずは「大臣規範」というものを重要な物であると意識して行動するという姿勢がないという事である。
また、「大臣規範」が日本国憲法の3大原則の一つである国民主権の原則に基づいて制定されたものであるという意識をもっていないという事である。国民を主権者として尊重する事をまったく認めていないという事である。
つまり、麻生さんは、副総理兼財務相(公務員)という要職にありながら、日本国憲法、また、公務員に関する第99条「憲法尊重擁護義務」について、知らないのではなく、故意に無視しているという事である。立憲主義を故意に認めていないという事である。これは「不注意」というものではなく、故意に憲法違反行為をしているという事なのである。それは、麻生さんたちは「現行憲法」を廃止する事を究極の目的としているからであり、もうすぐ確実にできると確信しているからである。また、彼らは後戻りをする意志はまったくなく、米国の知恵と力に依存して、「背水の陣」を敷いているからである。
「大臣規範」に違反している事が国民に明らかになった今、麻生さんは、「ゴルフ会員権」をいくらで購入したのかをも明らかにするとともに、その「会員権」をどのように処置するつもりなのかをも発言するべきであろう。メディアは徹底的に追及し国民に丁寧に報道する使命を果たすべきである。
荻生田さんもやはり同類だったね!安倍ワールド自民党政権だもんね。しかし、「美しい国日本」とか何とかを理想としているようだけど、その実態がこの「非合法」なんですね? 国民にバレなければ何をやっても良い、ルールや法律など「くそくらえ」という考え方だね。国民をダシにしているんですね。今、あらゆる面で安倍ワールド自民党政権は、国民の追及によって、その正体を、これまでのように偽る事ができなくなって誰の目にも明らかになってきている。国民は今こそ安倍ワールド自民党政権との根くらべである。根気のある側が日本の政界を制す事となる。国民側は、小異を脇に置き、大同団結する道しか残されていない。
国民は、自己の将来と自己の子孫のために、国民主権民主主義の社会をさらに育むために尽力する生き方を選ぼう。
※私たちが政治(安倍政権)から逃れようとしても、政治(安倍政権)は私たちを逃しはしないのです。
※日本人は政治を見る事、あたかも芝居を見るがごとく、観賞はしても自分自身が役者の一人であり、自ら舞台の上にある事を悟っていない(重光葵の言葉)。
(2017年7月8日投稿)