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ミラン・グラン(チェコ人)の言葉:日本国民が今こそ大切にしなければならない

2019-12-19 20:35:40 | ことば

 ミラン・グランは、チェコで民主化宣言に署名した人である。チェコの民主化運動に加わった人で、フランスへ亡命して色々な作品を書いている。その人は言う。

 「人間の、権力に対する闘いは、記憶の忘却に対する闘いである」と。

 何とかして自分たちの記憶を消そうとする人たち(為政者、権力者)がいる。何度も何度も同じことを繰り返す事によって、私たちの記憶を消そうとする人たち(為政者、権力者)がいるが、その権力者に対する人間の闘いは、記憶の忘却に対する闘いなのであると。

 大韓民国ソウル南山山麓の公園に作られたモニュメントの言葉もミラン・グランの言葉と同じ意味を持つものである。このモニュメントは2016年8月にソウル市とその市民によって「慰安婦にされた女性たちを記憶しよう」という目的で建設されたものである。この場所は、元々、神聖天皇主権大日本帝国政府が朝鮮統監府を置いていた場所で、モニュメントには、英語と中国語と日本語とハングルで言葉を刻んである。それは、

記憶されない歴史は繰り返される」というものである。

 歴史修正主義者たちは、記憶を抹殺しようとしている。記憶を殺そうとしている。民主主義を守ろうとするものは記憶を受け継ぎ、継承し、再び同じ事が起きないように、ずっと記憶し続けなければならない。記憶される事が不都合な人々がいる。そういう人たちと闘うために。

(2019年12月19日投稿)

 

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