OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

ザ・フーよ、お前もかっ!?

2011-01-04 15:56:41 | The Who

マジック・バス / The Who (Track / 日本グラモフォン)

トホホなジャケ写のシングル盤・クリーム篇が望外にウケまくったので、同じ路線(?)で思い出したのが、本日ご紹介のこれっ!

ご存じ、ザ・フーが今日でもライプでは欠かさない人気定番曲の初出シングルで、我国では昭和44(1969)年に発売され、この偉大なバンドの大ファンだった青春期のサイケおやじは、もちろんリアルタイムで買っています。

それは昨日掲載した「スクラップ・ヤード」以前の事だったんですが、ここで問題になるのは、そうしたトホホのジャケットを付けられたシングル盤が、「日本グラモフォン」「洋楽」「昭和44(1969)年発売」に集中しているという、そんな結論が導かれる三題話になっているんですねぇ……。

なにしろ一目瞭然という、雑な切り抜き製版で用いられたグループショットは、その所為で丸っきりアンガールズみたいなヘアスタイルになっているピート・タウンゼント(vo.g)、ノーテンキ表情のキース・ムーン(ds) は地金が出たと言えばそれまででしょうが、心ここにあらずのロジャー・ダルトリー(vo) と居心地の悪そうなジョン・エントウィッスル(vo.b) は、これ如何に!?

あぁ、こんなの使われたら、果たして当時から最強のライプバンドと言われていたザ・フーの真価を疑われても、反論は出来ないでしょう。

おまけに括り記号を使ったデザインの安易なダサダサフィーリングも、情けない……。

さらにジョンとロジャーの頭部付近にある汚れはインクのシミ???

しかし、これを乏しい小遣いで買ったサイケおやじは、当時から全くイケていないジャケットとは正逆の歌と演奏に、それこそ心底シビれたことが不思議なほどでした。

そして今になって思うと、そうした落差はレコード会社の担当者が狙ったものかもしれない!?! そんな風にも理解出来るのですが、いかがなもんでしょう。

う~ん、日本グラモフォンから昭和44(1969)年に発売された洋楽シングル盤は、侮れない!

ということで、今年は一丁、集中的に集めてみる決意までさせられた次第です。

コメント (2)
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