■ライフ / キース・リチャーズ自伝 (楓書店)
海外では昨年晩秋に発売されていたキース・リチャーズの自伝本!?!
そして先月に出た日本版をようやく読み終えました。
結論から言うと、最高に面白い!!◎☆♪~♪◎☆!
なにしろ、ミックやブライアンも含めて、仲間の事をここまで暴露して問題にならないかっ?
しかし所謂暴露本とは決定的に違うんうですよねぇ~~♪
当然ながら自らのセックス・ドラッグ・ロックンロ~ルについても、強烈な懺悔(?)と心情吐露を貫いていますし、リアルタイムで体験してきた音楽史とも言うべき評論も迫力がありました。
ちなみに「自伝」とされていますが、正確には語り下ろしというか、片っぱしからキースが話した内容をライターのジェイムズ・フォックスが纏めた体裁になっていますから、翻訳が如何にも一般的なキースの口調になっているのは高得点♪♪~♪
まあ、このあたりは十人十色の思い込みかもしれませんが、サイケおやじは好感が持てました。
ですから六百頁超の分厚い本ですが、かなり一気に読めるんじゃないでしょうか。
ネタバレがあるんで、あまり内容には触れませんが、とにかくストーンズファンならば歓喜悶絶は必至ですし、R&Rに少しでも興味がある皆様ならば、一度は読んでも損にはならないでしょう。
極言すれば、これを読んで何も感じないとしたら、おそらくはR&Rを楽しむ感性に欠けているとさえ思えます。
最後になりましたが先日、「シングルボックス 1971 - 2006」について、「買ってはいけない商品ではない」と書きましたが、これは訂正し、心からお詫び申し上げます。
というのは、既にご存じの皆様もいらっしゃると思いますが、期待の大きかった「I Think I'm Going Mad」にデジタルエラーがあります!
これが、とんでもない音飛びっ!
最初は自分が買ったブツだけ、欠陥品と思ったのですが、各方面に探りを入れたところ、少なくとも「Made in the EUと記載されたPolydor製」の商品はダメ! もちろんサイケおやじも、それをゲットしての大失敗でした……。
このあたりについて、メーカーからは何かフォローがあるんでしょうか?
そして、そういうモヤモヤした気分の中で読み始めた「ライフ」に溜飲の下がるのも当然だったというわけです。
やはり修羅場を潜り抜けてきた70年の人生経験は、凄い!
素直に勉強になりました。