OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

セーラー服の坂口良子

2016-02-13 17:40:19 | 歌謡曲

青い山脈 / 坂口良子&円谷弘之 (日本コロムビア)

今日はあちらこちらと引っ張り回され、もはや様々な禁断症状が出てしまったので、監視人に懇願して、その道すがら、中古屋に寄らせてもらいました。

でも、最初っから、「10分だけですよっ!」という、シバリがキツイもんですから、店内をサァ~っと漁り、なんとかゲットしてきたのが掲載のシングル盤なんですが、ジャケ写だけ見ても、今となっては坂口良子のセーラー服姿が、せつないでしょう。

これは昭和49(1974)年にフジテレビ系列で放送されていた「青い山脈」の主題を入れたもので、ドラマそのものは石坂洋次郎の有名な小説を原作に、それまでも映画で何度も作られてきたリメイク物なんですが、この坂口良子の出演テレビ版は他にも加山雄三、志垣太郎、小川知子、浜美枝等々が出ていた記憶がありますし、主題歌も確か坂口良子と志垣太郎のデュエットだったはずが……、ここでは円谷弘之が相手役を務めた、つまりはレコード用バージョンになっているようです。

もちろん楽曲は作詞:西条八十&作曲:服部良一による、あのお馴染の歌であり、これまた過去には藤山一郎&奈良光枝、あるいは神戸一郎&青山和子という、とても有名なバージョンがありますから、この坂口良子&円谷弘之のレコードは如何に!?

結論からご報告すれば、永作幸男のアレンジは基本に忠実ながら、やはり現代的というか、その頃らしいスッキリした味わいがあり、だからこそ件のデュエットにもアイドルっぽさが滲んでいるように感じるのは気のせいでしょうか。

絶妙のアナクロフィーリングを提供するバックコーラスが「コロムビア女性合唱団」とクレジットされているのも憎めません。

ちなみに円谷弘之はジャニーズ系のアイドルだったらしく、それよりも特撮の神様=円谷英二の親戚という存在が有名でしょうか。

しかし、この主題歌が使われていた昭和49(1974)年版の「青い山脈」に出演していたかは、ちょいと定かではありません。

ということで、サイケおやじのストレス解消法のひとつが、中古レコードの狩猟であり、本当はもっと効き目があるのは往年のSM小説探索の古本屋巡りとか、昔の映画のエロ場面探しなんですが、とにかくもそんな活動だけに専心したい気持ちが捨てきれないのは、煩悩というわけです。

人生は厳しいなぁ……。

コメント (8)
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