OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

アイドル&GS歌謡は何時も素敵だ

2023-05-24 19:25:48 | 歌謡曲

嫁ゆかば c/w 恋の伝説 / 立花京子&アイドルス (ポリドール)

掲載したのは昭和44(1969)年に放映されていたテレビドラマ「嫁ゆかば(日本テレビ)」の同名主題歌をA面に入れたシングル盤なんですが、この曲を現在、サイケおやじが入れてもらっている高齢者バンドで鋭意練習中ということで、ご紹介させていただきます。

まあ……、個人的には件のテレビドラマについては全く記憶にありませんが、とにかくも作詞:世志凡太&作編曲:小林亜星とクレジットされた主題歌「嫁ゆかば」は昔っから、清涼にしてキュートな歌声を聴かせてくれる立花京子の魅力ゆえに殊更GS歌謡やポップス歌謡のファンからは絶大な人気を集めておりまして、もちろんサイケおやじも、それには吝かではなく、掲載盤にしても、それなりに苦労しての中古ゲットは嬉しい思い出になっています (^^)

で、その肝心な「嫁ゆかば」は既に述べたとおり、当時活動していたGSのアイドルスと共演する歌と演奏になっており、ミディアムテンポでキャッチーなメロディと幾分コミカルな要素も含む歌詞の面白さが、なかなか達者なアイドルスの演奏やコーラスとの相性が実にイイ感じ♪♪~♪

ちなみにアイドルスのメンバーは中村ヒデミ(g)、田中ミツオ(g)、江見ヨシオ(key)、浅賀トモミ(b)、丘マサミ(ds) という顔ぶれで、その活動歴は既に昭和40(1965)年にジャイアンツと名乗って公式レコードデビューしていたと云われていますから、つまりは日本のロックの創成期に関わっていたバンドとして、なかなか重要な存在だと思うんですが、残念ながら特段のヒットを放っておらず、残してくれたレコードも少ないもんですから、あまり認知度は高くないというか……。

しかし、業界内では相当に重宝されていたのは確かであり、ここでの立花京子との共演の他にも様々な歌手やグループのレコーディングやライブサポートの仕事に関わっていたそうですから、要注意じゃ~ないでしょうか。

そして、この「嫁ゆかば」にしても、小林亜星のアレンジはストリングも上手く使った、相当に凝ったところもありながら、それでもロック系のバンドスタイルを崩していないのは流石ですし、実際、既に述べたとおり、現在のサイケおやじが入れてもらっている高齢者バンドじゃ~、ちょいと躓く場面も…… (^^;

う~ん、アイドルスというバンド名はイージーかもしれませんが、実力は確かだと思いますし、それがB面に収録されたアイドルスだけの歌と演奏では堂々の自己主張!

なにしろ作詞:みや・ゆきひこ&大前きよを、そして作編曲:永作幸男が提供の「恋の伝説」は、当時のタイガースあたりが十八番にしていたクラシック&バロック風味を塗したGS歌謡でありながら、演奏やコーラスの随所には早過ぎた(?)プログレっぽさが滲み出た感じさえするほどですからねぇ~~ (^^)

それゃ~、確かに、サイケおやじの勘違いと云われれば、返す言葉は全くありませんが、如何にも発売された昭和44(1969)年の爛熟したGSブームならではの深い味わいがある様な気がします (^^)

また、立花京子につていは、それほど知るところもありませんが、爽やかな声質と素直な歌心を伝えてくれる節回しは素晴らしく、もしも、もう少し後のデビューであれば、アイドル全盛期での活動がジャストミートしていたのかもれませんねぇ~~ (^^)

ということで、ちょいと体調に不安も感じるものの、楽しい事を作っていくのが人生だと思っているサイケおやじにしてみれば、あんまりクヨクヨしても、ねぇ (^^;

気楽に生きるのが、一番の幸せと思うばかりです。

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