Gの新監督に原が決定したけど、よく引き受けたなぁ~ というのが素直な感想です。
まあ、消去法だったんだろうけど……。
で、ナベツネという御仁が、また、凄い発言で「前回、辞めさせた時の約束を守っただけ」って言うんでから、完全に???
なんだか「仁義なき戦い」の山守組長みたいですよ、これじゃ。
ということで、本日のBGMは――
■バンド・ワゴン / 鈴木茂(クラウン)
言わずと知れた、日本語ロックの名盤ですね~
ド頭の「砂の女」、最初聴いた時から大好きです。最高に気持ち良い名曲・名演♪
ギターのリズム伴奏、キーボードのオカズとソロ、歌詞がとにかくイカシています。
でも、これは元ネタがあって、それがジャズ・トランペッターのドナルド・バードが作った「Fancy Free」という曲です。これは人気があって、グラント・グリーンというギタリストがファンク・アレンジでカバー、それが発展して「砂の女」になったんじゃないでしょうか?
このグラント・グリーンのアルバムは次回に紹介するとして、とにかく「バンド・ワゴン」は当時の日本のロックでは、飛びぬけた出来栄えでした。
ボーカル、歌い方はハッピーエンド時代の大滝詠一の影響が大きいです。
全曲素晴らしい、激オススメ盤です。
そういえば、少年の頃、海辺で水着の女の人を見ると、あそこに砂が入らないのかなぁ……? と、好奇心を燃やしていたものです(^^ゞ
過去、鈴木茂氏の音楽はベスト・アルバムを聞き流していただけだったので、今回はじっくりと聴き込んでいます。当時先端のファンク・サウンドに乗って、実にグルーヴィなアンサンブルを聞かせてます。この手のものはタイムレス、今聴いても、本当にカッコいいですね。
ティンパン・アレイを抜け出して、単身、米国へ乗り込んだ鈴木氏。マネージメント、ミュージシャン、アレンジと全てを一人でこなすのに大変苦労したそうです。運良く、元サンタナのベース、ダグ・ローチや、リトルフィートのメンバーとのセッションに漕ぎつけられましたが、最初は、ジェイムス・エマースン等、モータウン系ミュージシャンをリクエストしたものの、コンタクトすら出来なかったそうです。(モータウン系とやっていれば、また違うサウンドになっていたに違いありません。想像すると楽しいですね)。
日本的シティ・ポップスの旋律と、文学的香気にあふれた、松本隆氏作の詞。この二つが、やや頼りない鈴木氏のヴォーカルで、LAファンク・サウンドに乗って展開された時、不思議な化学反応が起きたのでしょう。このアルバムが日本ロック史上の名盤と言われている理由が分かったような気がしました。
コメントありがとうございます。
仰るとおり、「バンドワゴン」は永遠の傑作です。
リトルフィートとの接点は、これ以前、はっぴいえんどの西海岸録音でコネクションが出来ていたとはいえ、やっぱり心強かったと思われます。
松本隆の詩作は都会的と言われますが、例えば東京であっても、それは昭和30年代的な懐古があるんじゃ~ないでしょうか?
とにかくこのアルバムの大切な部分である事は、まちがいありません。最先端ロックのサウンドと懐かしい日本の情緒風情、それが幾分内気な片思いみたいな鈴木茂のボーカルスタイルに合っていますよねぇ~♪
ちなみにCDは未だに持っていないので、この機会に最新リマスター盤を買ってみようと思います。