■ハバナムーン c/w グッバイ・ナウ / 世良順子 (テイチク)
今日はまたまたフランスでのテロ事件、そして日本では局地的豪雨という悪いニュースに接しながら、しかし何かお気楽な事象を求めてしまうサイケおやじが取り出した1枚が掲載のシングル盤では、皆様からは顰蹙とお叱りでしょうか……。
でも、こんな時こそ!?
そんな気持ちに寄り添ってくれるのが、まずはA面曲「ハバナムーン」でありまして、それはスバリッ! 愛を失い、恋に破れてカリブ海にやって来た一人旅での新しい出発ですから、ロマンチックでちょっぴり泣きのメロディが良い感じ♪♪~♪
もちろん、陽気なトロピカルなフィーリングも満載という楽曲は作詞が作詞:島エレナ、そして作曲が湘南サウンドを象徴していたブレッド&バターの岩沢幸矢ですから、比呂公一のアレンジも含めて、やはり説得力がちがいます。
そして肝心の主役たる世良順子は、これが世に出た昭和54(1979)年頃にデビューしたアイドル系シンガーという事ぐらいしかサイケおやじには知るところが無いのですが、個人的には高い声のパートを歌う時の彼女の節回しに不思議なセクシーさを感じてしまうので、なかなか気になる存在だったんですがブレイクせず、フェードアウト……。
もしかしたら別な芸名での活動もあったのかもしれませんが、所有しているレコードにしても、これの他にシングル盤がもう1枚だけという現実はせつないです。
ちなみに前述したとおり、この「ハバナムーン」の作曲が岩沢幸矢ということで、バックコーラスにはブレッド&バターが参加しているのも、マニアには要注意なところでしょうか。
一方、作詞:みずのみほ&作曲:平川大四郎が提供のB面曲「グッバイ・ナウ」は、そのタイトルとは逆イメージ(?)のディスコサウンドになっていて、しかし絶妙のマイナーメロディがニクイばかり♪♪~♪
まさにニューミュージック全盛期に作られた歌謡曲の深層的実態を今に伝えるカップリング盤だと思います。
ということで、厳しい現実から逃避しようにも、それが叶わぬ願いであればあるほどに、こ~ゆ~レコードが求められたんじゃ~ないでしょうか。
また、夏の失恋っていうのは齢を重ねても、その甘酸っぱいフィーリングは大いに魅力ですし、だからこその歌の世界は何時の世の中にも求められているはずです。
そして最後になりましたが、なかなか男好きのする世良順子のルックスも大好き♪♪~♪
あぁ~、まいっちゃうなぁ~~~~♪