■Shell Blue Eyes / 広谷順子 (ポリドール)
掲載したのは広谷順子が昭和58(1983)年に出したシングル盤なんですが、ど~です、如何にも夏向きビーチソングっていうイメージが全開でしょう (^^)
もちろん、作詞:森田由美&作曲:広谷順子による収録A面曲「Shell Blue Eyes」はアップテンポのキャッチーなニューミュージック歌謡で、そのキモはビシバシのリズムセクションに鳴りまくったロックギター、鍵盤楽器の使い方も含めて、このあたりはサイケおやじの大好きなマイケル・マクドナルド期のドゥービー・ブラザースの様でもあり、典型的な産業ロック系西海岸サウンドでもありますが、仕上がりとしては当時の我が国で流行っていた大人の女性シンガーが歌う恋愛アイドルソングみたいな趣がニクイところでしょうか (^^;
これはアレンジャーが西本明、新田一郎、そして広谷順子という複数表記になっているところにも、そんなこんなの折衷サウンドのポイントがある気もするんですが、それでも広谷順子ならではの歌心を強く感じさせる声質と節回しの上手さがあればこそ、しっかりと自作のメロディラインを聞かせてくれるものと思っております。
そして、このジャケットデザインからして、既に述べたとおり、夏向きソングのイメージは完璧なビーチラブソングになっているわけですが、実は……、この「Shell Blue Eyes」を含む彼女のアルバ「ENOUGH」は、レコード会社をポリドールに移籍しての制作であり、そのLPも、このシングル盤も、ジャケットスリーブからは完全に「顔出し」を止めてしまったという、なかなか意味深な状況……。
まあ、様々な事情は推察に易いところもあり、深遠な思惑も感じられるとはいえ。こ~ゆ~如何にものデザインに包まれたレコードってのは、なかなか好事家を惹きつけるんじゃ~ないでしょうか (^^;
ただし、サイケおやじはジャケ写に登場している女性の後ろ姿の美脚に入っている、ストッキングのラインみたいなのが減点対象であり、それはサイケおやじが基本「生足派」ですから (^^;
特にレースクイーンとか、そ~ゆ~美しいボディラインを見せるのが仕事の彼女達が、あの露出度の高い衣装でパンストみたいなストッキングを着用しているとバチアタリを感じるほどの性癖を告白すれば、ご理解いただけるでしょうか (^^;
う~ん、浜辺でパンストってのは、なんだかなぁ~~~ (^^;
閑話休題。
しかし、それにしても、流石は広谷順子という歌作りの個性は発揮されていると思いますし、前述したとおりにドゥービーズっぽいサウンドをやっていても、それほどのイヤミは感じられないと思うのは、決して贔屓の引き倒しではないと思っております。
ということで、本日は苦しい言い訳に終始してしまい、反省…… <(_ _)>
しかし、真夏の爽快サウンドは楽しめますので、よろしくです (^^)