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サイケおやじの生活と音楽

鎌田みゆきの美しき幻影

2021-04-06 17:12:31 | 歌謡曲

Daddy Cool / 鎌田みゆき (Epic / Sony)

鎌田みゆきは日活ロマンポルノで短期間、それも昭和59(1984)年に3本ほどの作品に出ていた女優さんなんですが、今でも彼女が忘れられないというコアなファンが多いと云われているマニア泣かせの存在でしょうか。

そんなこんなを書いているサイケおやじにしても、そのひとりである事は皆様ご推察のとおりで、とにかくも「鎌田みゆき」としての彼女が我々の前に登場したのは横須賀昌美も出るというので大いに話題となっていた昭和59(1984)年4月公開の日活ロマンポルノ「夕ぐれ族(曽根中生監督)」にちょい役で顔を出し、次いで封切された「未熟な下半身(斉藤信幸監督)」にも出演している事にはなっていますが、何れも印象に残る演技を披露していたとは言い難く、後追いで再鑑賞して、あぁ~~、そうかっ!

なぁ~んて納得するわけですが、それと言うのも現在まで唯一の主演作と思われる「ヴァージンなんか怖くない(那須博之監督)」において、実にキュートで胸キュンな存在感を示してくれたからでして、加えて主題歌までも自ら歌ってしまったという活躍は、忘れられるものではありません (^^♪

それが本日掲載のシングル盤A面収録の「Daddy Cool」で、これが作詞:ちあき哲也&作曲:宇崎竜童、そして編曲:萩田光雄が提供したハードロックな歌謡曲なんですから、たまりません (^^♪

しかし……、これは好き嫌いが絶対にあると思う他はない彼女のボーカルスタイルのトーシロフィーリングが滲んでいるのも確かですから、そこんとこは、ご理解願いたいわけですが、だからこそ、前述の映画「ヴァージンなんか怖くない」を鑑賞しているか、否かで賛否が分かれてしまうのです……。

で、その物語は所謂バイカーアクション物であり、しかも作品の特性から「セックス・ドラッグ・ロケンロール」がド真ん中!

そして当然ながら、今は懐かしい昭和59(1984)年の風俗や風景が記録されておりますから、現代なればこそ、楽しく鑑賞出来るところは絶対にあると思います。

肝心の主人公を演じた鎌田みゆきは、一応バイクにも乗れるみたいですが、決して上手いとは言えないながらも、カッコはビシッとキマッていますし、何よりもキュートな面立ちがフルフェイスのヘルメットから現われるカットは、彼女の美味しい場面や演技と同等の魅力に溢れていましたですよ (^^♪

ということで、その映画本篇も主題歌もパッケージ化されているかは不明ではありますが、サイケおやじは、その幸せをひとりでも多くの皆様にも楽しんでいただきたいと思っております。

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