OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

この変身の本心は?

2022-09-09 17:43:13 | 歌謡曲

ネオンばなし c/w 恋がしたいの / 東ひかり (日本コロムビア)

既に皆様ご推察のとおり、本日の掲載盤もサイケおやじが衝動的にジャケ買いしてしまった1枚でして、このフェロモン放出度の高い彼女のポートレートを眺めているだけで、自然と心が騒ぐというか (^^;

で、いよいよA面「ネオンばなし」に針を落とせば、それは作詞:三浦康照&作曲:くるみ敏弘から提供された典型的な夜の盛り場歌謡に仕上がっていたのは、曲タイトルに偽り無し!

当然ながら、東ひかりの歌いっぷりはハスキーなアルトボイスを活かした節回しで、ミディアムテンポの覚え易い曲調にはジャストミートしているんですが、ハッと気づけば、「東ひかり」って、あれぇ~~、あの素っ頓狂なグルーヴで昭和40(1965)年頃に「河内カルメン」をヒットさせた民謡系シンガーと同一人物!?!

いゃ~~、歌唱スタイルが、あまりにも違い過ぎるでしょう、これはっ!?

もう、サイケおやじは本当に混乱させられてしまったんですが、それにしても……、ここでの昭和歌謡フィーリングは制作発売された昭和43(1968)年7月の雰囲気にどっぷりであり、ほとんど青江三奈フォロワーとしての存在感を誇示しているかの様な…… (^^;

告白すれば、サイケおやじはジャケ写ポートレートの雰囲気から、西田佐知子っぽい歌唱スタイルを想像していたんですが…… (^^;

しかし、イントロから強い印象を残すバリトンサックス(?)やシブいギターの伴奏共々に、ここで東ひかりが聞かせてくれる「ネオンばなし」は、なかなかの裏傑作じゃ~ないでしょうか (^^)

ですから、レコードをひっくり返して針を落としたB面曲「恋がしたいの」が、一転して軽いビートで演じられる民謡風味の歌謡曲だったのには再び吃驚というか、むしろ東ひかりはナチュラルな感性で歌っているのでしょうか、これはこれで、なかなか素敵な名曲名唱なんですねぇ~~♪

う~ん、演奏パートのバリトンサックスと三味線の絡み具合もイイ感じ♪♪~♪

もちろん、聴いているうちに、やっぱり彼女は前述「河内カルメン」を歌っていた「東ひかり」なのかなぁ~~~、という思いを強くさせられたりもしますが、真相は???

ということで、女の変わり身の早さ、その場次第で態度も気分も変わってしまうのは、まあ……、男の立場から見た印象かもしれませんが、だからこそ、それを芸能という個人主義の大衆芸術に活かさないのは、バチアタリかもしれませんねぇ…… (^^;

所謂イメチェンと云えば体裁は悪くないんですが、その賛否は一概に求められるものでは無く、むしろ両刀の剣みたいものかもしれませんし、それ故に面白味もあろうと、サイケおやじは他人事で楽しんでいるというわけです (^^ゞ

うむ、東ひかりのレコードを集める決意が必要なのかなぁ……?


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