■反逆のテーマ / Rhythm Heritage (abc / 日本コロムビア)
所謂はらたわが煮えくりかえる思いをしたとて、それが仕事の現場であれぱ、簡単にブチキレたり、ちゃぶ台返しをやらかすわけにもいきませんので、古くはウォークマンの時代から、サイケおやじはそうした暴発しそうなエネルギーを良い方向へ発散するような音楽を持ち歩いています。
例えば本日掲載のシングル盤A面曲「反逆のテーマ」は、その邦題に偽り無しと思えるほどの湧き立つリズムと胸騒ぎのメロディラインが痛快なインスト演奏の決定版!
実は原盤タイトルは「Theme From S.W.A.T.」であって、これは昭和51(1976)年当時の日本でも放送され、人気を集めていたアメリカのテレビアクションドラマ「特別狙撃隊SWAT(スワット)」のメインタイトル曲でしたから、何故に「反逆」なのか意図不明……。
ところが聴けば一発、まさに「反逆」としか形容のしようが無いほどのエネルギーが演奏全体、随所から溢れ出て来るんですねぇ~~~♪
実際、サイケおやじはリアルタイムで件の番組を鑑賞していましたが、良く出来た物語本篇と共に劇伴サントラ音源のカッコ良さにもシビれまくり、しかも同時期のラジオでも、そのテーマ曲が流行っていましたから、速攻でレコード屋を襲撃して吃驚仰天!
それは掲載のジャケ写にもきっちりクレジットされているとおり、編曲&指揮がマイケル・オマーティアン、さらにはプロデュースにスティーヴ・バリが関わっているのですから、予測はついていたものの、リズム・ヘリティジと名乗る演奏グループはハリウッド派のセッションミュージシャン集団がその正体であろう推察は易いわけですよ♪♪~♪
つまりスティーヴ・バリは往年のダンヒルレコード、特にヒットメーカーだったグラス・ルーツの影の立役者という履歴が有名な仕掛人であり、マイケル・オマーティアンはスタジオセッションで重宝されていた助っ人の第一人者として、1970年代前半からメキメキと売り出していた才人でしたから、サイケおやじが両者の大ファンであれば、この「反逆のテーマ / Theme From S.W.A.T.」を気に入るのは必然でした。
そこであらためてリズム・ヘリティジの主要メンバーを探ってみると、エド・グリーン(ds)、スコット・エドワーズ(b)、マイケル・オマーティアン(key,arr)、レイ・パーカーJr.(g)、ヴィクター・フェルドマン(per,key)、トム・スコット(sax) 等々、まさに当時のハリウッド芸能界を支えていた面々がガチンコで作っていたんですねぇ~♪ まさにウケて当然、ハズレたらバチアタリでしょう。
ですから、アメリカではヒットチャートのトップに輝き、我国でも後々までバラエティ番組のジングルに使われるほどだった事は、皆様もご存じのとおりです。
ということで、昨夜から本日も、サイケおやじの車の中は、こうした音楽で満たされているほど、仕事は面従腹背!?
お偉方の前で心にも無い事を言ってしまい、現場では弱い者イジメの如き、鬼の様な仕打ちをやっている自分に対し、居直る気分が情けない……。
まあ、それとて今に始まった事ではないんですから、せめて何時かは「反逆」出来ればなぁ~、と思うばかりなのでした。
3連でキメる「ワカコチャ~ン♪」とか、ワウって面白いですよね。
ところで仕事大変なみたいですけど
本とかを読む余裕があればコレ↓なんかオススメです
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一円だし。(配送料¥250)
コメント&応援、ありがとうございます。
まあ、何時もの事ではありますが、仕事で情に流されるのは禁物なんで、せめてプログで本音を吐露しているというわけです(自嘲)。
ご紹介の本は、確かに効き目ありそうですねぇ~♪
それとニューソウルにはワウのリズムギター、チャカポコリズムが必須であって、それさえあれば全てが許された時代がありました。
その頃が本当に良かったかは疑問ですが、懐かしさは嫌な気分を霧散させますねっ!