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サイケおやじの生活と音楽

この人だぁ~れ part-141:可奈佐和子 ~ フェロモンの花びら

2023-08-12 16:56:49 | 歌謡曲

花の恋占い / 可奈佐和子 (ビクター)

なんとも微妙な雰囲気が漂うジャケ写の魔力(?)に惹きつけられ、思わずゲットしてしまったのが本日掲載のシングル盤なんですが、そ~ゆ~予感が的中してしまったんですから、たまりません。

それが作詞:三谷けい子&作編曲:寺岡真三が提供のA面曲「花の恋占い」で、結論からいえば、花占いで自分の恋の行方を思いつめるという純情な歌詞の世界に附されたミディアムテンポのメロディは、歌謡曲保守本流のポップス系ながら、プロデュースが完全なるフェロモン歌謡を狙っており、それゆえに可奈佐和子の歌いっぷりには恣意的なセクシーブレスや艶っぽい節回しが溢れかえっており、ソフトアルトな彼女の声質が、これまたジャストミートの会心打 (^^♪

特に――

 これが恋なのね
 
 ウッフゥ~~ン せつないわぁ……

―― なぁ~んて、それこそアヘアヘに歌われてしまっては、プラトニックラブの象徴みたいな「花占い」が逆説的にエロっぽいものに変換されるという、その倒錯性は如何なる企画だったんでせう!?

ちなみに発売されたのは昭和44(1969)年という、所謂昭和元禄が真っ最中だった時代性からして、なんでもフェロモン歌謡に仕立て上げられた世の中の勢いには、頭が下がる思いです (^^;

また、メロディ展開が同時期の島倉千代子の一連の作品にリンクしていると思えば、これだってヒット狙いは真っ向勝負だったはずですし、サイケおやじにとっての可奈佐和子は完全なる「この人」シリーズの歌手ではありますが、大いに気になるところということで、実は……、もう1枚、彼女のシングル盤を一緒にゲット出来ましたので、そこに収録のA面曲「口づけの仲直り」も近々、ご紹介しようと思っております (^^)

う~ん、それにしても、このジャケ写!

ミニスカで、このポーズってのは、サイケおやじの好みのツボであります (^^♪


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