■ひまわり君 / 田中美智子 (東芝)
本日も夏歌先取り気分ということで、掲載したのは榊みちこが田中美智子と名乗っていた芸能界デビュー期の昭和51(1976)年7月に出した、おそらくは最初のシングル盤と思われる1枚で、このA面曲「ひまわり君」は作詞:なかにし礼&作曲:ベンチャーズ!
つまりは堂々の「ベンチャーズ歌謡」なんですねぇ~~♪
その元ネタはベンチャーズが同年の来日記念盤として出したシングル曲「Sunflower '76」で、これは如何にも当時というか、女性コーラスも入れたキーボード主体のサウンド作りなんですが、実は件の来日公演のメンバーはノーキー・エドワーズ(g)、ドン・ウィルソン(g,vo)、ボブ・ボーグル(b,g)、ジョー・バリル(ds) に加えて、ビフ・ヴィンセント(key)、そしてリーシャ(vo)、ジョネル・カレンダー(vo) という2名の金髪系女性ボーカリストを交えたド派手な演出が珍しかった記憶が残っておりまして、とすれば「Sunflower '76」も同じメンバーでレコーディングされていたのかもしれません。
また、この時は新作アルバム扱いながら、実は新旧の音源を組み合わせたLP「アーリー・サウンド・オブ・ザ・ベンチャーズ」も発売され、そのシングル曲「Sunflower '76」も入っていますし、前述の来日公演からは「オン・ステージ 76」という、恒例のライブ盤も作られ、もちろん「Sunflower '76」のライブバージョンがお楽しみいただけますので、ご確認くださいませ (^^♪
で、肝心の田中美智子が歌う「ひまわり君」は、三木たかしのアレンジによるアイドル仕様の歌謡ロックで、大袈裟寸前のストリングス&ブラス、そしてソウルフルな女性コーラスをバックに明るい節回しを聞かせる彼女の直向きさは、なかなかイイんですよ (^^♪
ちなみに前述のベンチャーズ来日公演のキャッチフレーズが「ど~んと咲かそう!ひまわり君」とか、なんとも噴飯物だった記憶も蘇って来たんですが、何かのタイアップで作られたシングル曲だったんでしょうかねぇ~~ (^^;
しかし、それはそれとして、個人的には田中美智子の声質は夏向きだと思うわけでして、もっともっとベンチャーズ歌謡を演じて欲しかったという本音が確かにあります。
ということで、今日も鬱陶しい話ばかりが巷に渦巻いて、気持ちが下向きになりそうですが、やっぱり今は前を向いて行くしかないと思うんですよ。
そして、そんな時こそ好きな音楽が心の支えであります (^^♪
もちろん、エロは尚更に大好きなんですけどねぇ~~ (^^;
失礼致しました <(_ _)>
A-1 サンフラワー’76
A-2 世界は日の出を待っている
A-3 ハウ・ハイ・ザ・ムーン
A-4 気まぐれギター
A-5 レッツ・ゴー
A-6 行け行け!ドン ドン!
A-7 夏の日の恋
B-1 ビューティフル・サンデー
B-2 鈴懸の径
B-3 さすらいのギター
B-4 ランニン・ワイルド
B-5 サマータイム
B-6 青い渚をぶっとばせ
B-7 ドラムを叩け!
1976年14度目来日時の実況録音盤
1971年以降、’72、’73、’74、’75と二枚組のレコードでオリジナル発売されていたライヴ・レコードですが、1970年の“ライヴ!ザ・ベンチャーズ”以来の久しぶりの一枚だけのオリジナル発売のレコードでした。
収録時間はアナログカッティング限界の約60分、収録曲数はメドレーがあるとはいえ、全26曲です。当日の演奏曲目のほとんどを収録しています。
ライヴボックスで「イン・ジャパン~オンステ75」までCDで聴けるのは嬉しいい限りですが、オンステ’76は1993に単独CD発売があったのでより感激!
第一部-1.プロローグ~ブルドック
2.レッツ・ゴー
3.ドライヴィング・ギター
4.ベンチャーズ・メドレー’76
5.日本のヒット・メドレー
6.君といつまでも
7.キープ・ジャパン・ビューティフル
8.京都の恋~孤独の影~黒くぬれ
9.ビューティフル・サンデー/ドン・ウィルソン
10.およげ!たいやきくん
11.我が祖国/リーシャ、ジョネル・カレンダー
12.アイ・ゴット・ア・ウーマン
13.イエスタデイ
14.デキシー~デュエリング・バンジョー
15.ワイプ・アウト
第二部-1.十番街の殺人
2.朝日のあたる家
3.ブルー・スター
4.ダイアモンド・ヘッド
5.サンフラワー’76
6.悲しき天使/ジョネル・カレンダー
7.そよ風の誘惑/リーシャ
8.ムーンライト・セレナーデ/リーシャ
9.さよならは言わないで/リーシャ
10.ひまわり君/田中美智子
11.さすらいのギター
12.アパッチ
13.パイプライン
14.キャラバン
●ベンチャーズ・メドレー
①ウォーク・ドント・ラン
②パーフィディア
③木葉の子守唄
④ブルー・ムーン
●日本のヒット・メドレー
①雨の御堂筋
②京都慕情
③北国の青い空
④二人の銀座
ライヴ盤に於いては収録時間の関係で数曲割愛されてます。
しかしながら田中美智子の“ひまわり君”を入れなかったことは残念至極!(ライブで聴きたかった)