■想い出のセレナーデ / 天地真理 (CBSソニー)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/39/4eeec130a17f0af59bace3bf8c7bf463.jpg)
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所謂「秋の歌」でサイケおやじが好きな名曲名唱のひとつが、天地真理が昭和49(1974)年9月に出した本日掲載のシングル盤A面収録「想い出のセレナーデ」です。
これは作詞:山上路夫&作曲:森田公一というヒットメーカーコンビが提供した、それこそ定番路線の楽曲という受け止め方がある一方、サイケおやじと同世代の皆様ならばご存じのとおり、当時の真理ちゃんはアイドルとしてはマンネリという安定期にあり、しかも局地的に下卑たスキャンダルが浮上したりして、なかなか芸能マスコミからは格好の標的にされていた頃です。
そこで心機一転だったのかもしれませんが、それまでの明るく楽しく、爽やかな真理ちゃんというイメージよりは、恋人との別れや愛の喪失という、人生には日常とも云える不条理な(?)な心情を歌うという新機軸が、なかなかに成功した仕上がりでした。
それは前述したとおり、歌詞の中には心が通わなくなった恋人への自暴自棄が綴られ、また附されたメロディにはマイナーコードが多様され、加えて竜崎孝路が担当したストリングスアレンジのエコーの使い方等々、聴くほどにその完成度の高さには惹きこまれてしまいますよ♪♪~♪
もちろん、真理ちゃんの柔らかい独特の声質を活かした節回しも楽曲の良さをストレートに表現しているわけで、会心の大ヒットになったのもムベなるかな、個人的には真理ちゃんのシングル曲でも最上位にランクさせるほどに大好きです♪♪~♪
そして次作には同路線の「木枯らしの舗道」へと続くのですが、過密スケジュールや諸々の一方的なスキャンダル等々で健康を損ね、アイドルとしては下降線へ……。
しかし、ファンは決して真理ちゃんを忘れてはいませんでしたし、ロマンポルノへの出演やヘアヌード写真集の発売という、自らのスタアとしての履歴を不意に使わなければならなかった仕事もありましたが、今でも彼女のレコードは大切に聴かれているに違いないと、サイケおやじは確信しております。
ちなみに、この「想い出のセレナーデ」は石川ひとみによる、これまた素敵なカバーバージョンが残されていて、それはカセットテープ企画アルバムの収録トラックではありますが、機会があれば皆様にもぜひ、お楽しみいただきたい仕上がりですよ。
もちろん、昭和57(1982)年頃に出た浜田朱里のカバーシングル曲も素敵ですけど、つまりは楽曲としての完成度が高いという証だと思います。
ということで、どうやら現在の真理ちゃんはちょっぴりですが、ファンクラブ限定の活動を少しずつ再開させているようです。
過ぎ去った日々は決して戻ってはきませんが、想い出だけは永久に残るというのが、この世の理のひとつであり、その意味で真理ちゃんが歌う「想い出のセレナーデ」は格別なのでした。
歌が上手いのも再認識です、
なぜでしょう この年になって 当時感じなかった感受性が生まれてくるとは、老いることも悪くないですね、
小柳ルミ子 1952年7月2日 現64歳
南沙織 1954年7月2日 現62歳
この3人娘は、歌の上手さでは定評が有りました。
三味三様でどのお嬢さんが好きかはその人次第
皆んな可愛く歌声が爽やかで独自の良さが引き立ってましたね!
私は「南沙織」を贔屓にしてました。勿論 まりちゃん、ルミちゃんも侮れませんょ~♪(皆んなすきですよ)