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サイケおやじの生活と音楽

原田糸子も女王だ ~ エレキで歌うご当地ソング

2023-12-12 17:34:42 | 歌謡曲

ローマの恋のおくりもの / 原田糸子 (クラウン)

大衆音楽では所謂「ご当地ソング」がヒット狙いの定番戦略であり、洋の東西を問わず、夥しい楽曲が制作されて来た事は揺るがせに出来ない歴史でありましょう。

もちろん、我が国の歌謡曲においても、それは説明不要、そのジャンルばっかり出している歌手さえ存在しているほどで、近年では水森かおりが「ご当地ソングの女王」とまで喧伝されているわけですが、実は西野バレエ団で活躍した原田糸子も忘れちゃ~なりませんっ!

なにしろ昭和42(1967)年に出したシングル曲「ヴェニスの恋」から翌年には「ジャマイカの青い浜辺」、そして本日ご紹介の「ローマの恋のおくりもの」、さらには「ミスティ・ナイト・イン・コーベ」「ヘイジー・ポート・ナガサキ」と続く美しき流れこそは、彼女もまた「ご当地ソングの女王」と言いたくなってしまうのがサイケおやじの偽りの無い気持ちです (^^)

で、肝心の「ローマの恋のおくりもの」は作詞:関根恵子&作編曲:小杉仁三が提供した、これが如何にも発売された昭和43(1968)年5月のムードを今に伝えるエレキ&GS歌謡♪♪~♪

つまりはイントロからドンズバのドラムスとエッジの効いたエレキギターのリード&リズムがニクイばかりに冴えまくり、ですから原田糸子がミディアムテンポで節回すマイナーキーのメロディには刹那の歌詞共々に哀愁どっぷりの湿っぽさが実にイイ感じなんですねぇ~~ (^^♪

しかも諦観滲むAメロに力強いサビという展開も秀逸ならば、最終パートでは彼女のルルルスキッャットとリードギターのユニゾンデュエット展開が用意されているんですから、たまりません (^^♪

いゃ~~、何度聴いても、全く飽きるなんてこたぁ~~、ありませんよ (^^♪

節回しの要点(?)が幾分水森かおりっぽさにも通じている感じですから、逆もまた真なりと申しましょうか、水森かおりが現代に蘇らせてくれたら、嬉しいですねぇ~~、もちろんエレキ歌謡としてっ!

ということで、前述した原田糸子のシングル盤は手元に揃えておりますので、追々にご紹介させていただく所存ですが、それにしても「ご当地ソング」というジャンルの不滅をあらためて認識させられております。

あぁ……、だから「歌」って素晴らしい♪♪~♪


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