OLD WAVE

サイケおやじの生活と音楽

長靴よりブーツの由美かおる

2024-10-20 17:44:56 | 歌謡曲

銀の長靴 / 由美かおる (クラウン)

所謂「西洋かぶれ」は既にして江戸時代から日本人の特質ではありますが、それが尚更に進行したのが昭和20(1945)年の敗戦から昭和40年代の高度成長期だったかもしれません。

なにしろ、あらゆる事象物品を英語で呼称する、つまりは英語に和訳してオシャレな雰囲気に浸っていた事には今や、幾分の気恥ずかしさを覚えたりもするんですが、オンタイムじゃ~~、それで粋がっていたわけでして…… (^^;

ですから、普段はダサァ~~い諸々が、それによってカッコイイものに変換されるのならば、後は自ずと術中に陥れられるというか…… (^^;

例えば、そんなこんなの証拠物件としてご紹介するのが、昭和42(1967)年に由美かおるが出した掲載のシングル盤A面曲「銀の長靴」でして、これがなんとっ!

「長靴」を「ブーツ」と読ませる荒業で仕立て上げた、実にイカしたジャズロック歌謡なんですねぇ~~ (^^♪

フルバンの伴奏による演奏パートにセクシーボイスも交えた由美かおるの歌いっぷりも十八番の白痴美歌唱が滲んでイイ感じ (^^♪

そのあたりの思惑を作詞:関根浩子&作編曲:小杉仁三というソングライターコンピが、どこまで意識していたかは知る由もありませんが、とにかくも由美かおるが曲タイトル中の「長靴」を「ブーツ」として節回している楽曲構成は忽せに出来ないわけです。

そして、実は……、この「銀の長靴(ブーツ)」は同時期に公開されていた彼女主演の同名映画「銀の長靴(市村泰一監督・松竹)」のヒットから続いての発売という流れがあり、しかしながら、件の映画では、こっちのシングル曲「銀の長靴(ブーツ)」は使われていなかったという記憶があるんですが、その真相は???

それでも、リアルタイムで件の映画ポスターに接した少年時代のサイケおやじはミニスカにブーツを履いてポーズをキメる由美かおるにシビレさせられましたですねぇ~~~ (^^♪

もちろん、映画本篇も後に名画座で鑑賞したわけですが、その時になって初めて、映画のストーリー展開とシングル曲「銀の長靴(ブーツ)」の歌謡世界が、それほど関係無かった事に気が付かされ、ちょっぴり狼狽えてしまったですよ…… (^^;

ちなみに映画本篇における由美かおるは、当然ながらモダンバレエのダンサー役として、当たり屋をやらされている少年を助けるという、なかなか青春映画の王道を演じていましたので、リマスター復刻を望みたいところです。

ということで、長靴っていう実用性重視の物品も「ブーツ」と呼ばれれば、それはそれはオシャレなアイテムに変化するという、そのイメージの根底には我々日本人の「西洋かぶれ」意識が混在していると思っております。

まあ……、由美かおるに「長靴」は明らかに似合わないわけですけどねぇ~~~ (^^;

そんなら、何で最初っから、「銀のブーツ」という曲タイトルにしなかったのかなぁ~~~!?

「ブーツ」っていう言葉に馴染みが薄かった、それも当時の日本の現実であったいう推察も易いところではありますが (^^;


謝罪と嘆き、ご容赦願います

2024-10-19 16:57:22 | サイケおやじの日常

本日は昼過ぎに予定の高齢者バンドの練習が夕刻からに変更になったもんですから、ちょいと焦っております (^^;

まあ……、連絡ミスが重なった所為もあるんですが、家人との約束を、それゆえに反故にする言い訳が…… (^^;

自分の人生は、ただ一度、それはお互い様なんでけどねぇ……。

失礼いたしました <(_ _)>


秘密にしておきたいとはいえ…

2024-10-18 19:01:51 | 歌謡曲

秘密のオルゴール c/w 哀しみよ今日は / 川田あつ子 (CBSソニー)

初めに告白させていただきますが、本日の主役たる川田あつ子について、サイケおやじは特段の思い入れはありません。

しかし、確か昭和57(1982)年頃、友人が相当の強気で――

   川田あつ子は、イイッ!

―― という熱い信念で彼女についての諸々をサイケおやじに刷り込んで来たものですから、ついつい……、本日掲載した川田あつ子のアイドル歌手活動のデビューシングル盤を押し付けられてしまっても、その納得せざるをえない状況には、いやはやなんとも…… (^^;

それでも作詞:松本隆&作曲:財津和夫、そして編曲:大村雅朗という、当時のアイドル歌謡シーンでは手練れの制作スタッフが提供したA面曲「秘密のオルゴール」はミディアムアップの易しさ優先モードが横溢したポップス歌謡であり、松田聖子っぽい曲展開はともかくも、ロリ趣味が横溢した感じの歌詞の世界は、稚拙とか、ターヘとか、そんなこんなを超越したナチュラルな川田あつ子の幼児系ボーカルに収斂してしまうという、これはこれで見事なプロデュースなんでしょうかねぇ~~~!?

繰り返しますが、ロリ趣味が無いサイケおやじにとっては、ど~でもいい楽曲であり、本来はスルーして当然という川田あつ子の唄に何故か、心惹かれるものを感じたのは、我ながら不思議な心持でありました (^^;

ですから、同じ制作トリオが手掛けた収録B面「哀しみよ今日は」がアップテンポのアイドル歌謡というよりも、例えばバディ・ホリー調が入ったカラオケパートのアレンジとか、シンプルにしてタイトなビートを基本にする楽曲構成の裏ロックグルーヴ(?)は、聴くほどに味わい深く、それゆえに全く肩に力が入っていない川田あつ子の歌いっぷりが逆説的に素敵なガールポップの本質を具象化している様な気がするんですが、いかがなものでしょう (^^)

もちろん、当然ながら、サイケおやじは、このB面曲「哀しみよ今日は」ばっかり聴いていた時期が確かにあったんですねぇ~~ (^^)

繰り返しますが、川田あつ子は決して歌は上手くありませんのでっ!

ということで、実に不思議な魅力が秘められた川田あつ子のアイドル歌手デビュー盤は、サイケおやじの隠しておきたい愛聴盤ではありますが、それゆえに皆様にもお楽しみいただきたいという、天邪鬼な本音の吐露とご理解いただければ幸いでございます <(_ _)>

最後になりましたが、川田あつ子の本領はアイドルシンガーというよりも、やはり女優であり、大人になってからは本格的なグラビアアイドルとしても活動し、ヌードも披露する等々、相当に熱い人気を得ていましたですね (^^♪

うむ、確かにグラビアアイドルとしての輝きには、サイケおやじも胸が高鳴ったりしました事、あらためて告白させていただきます <(_ _)>


若草の誓いに誓う

2024-10-17 17:25:56 | 歌謡曲

若草の誓い / 藍美代子 (ワーナーパイオニア)

何の脈略もありませんが、今朝は急に藍美代子の歌声が聴きたくなって、取り出したのが本日の掲載のシングル盤です。

それも特に作詞:安井かずみ&作曲:平尾昌晃が提供のA面曲「若草の誓い」ですよ (^^)

これが体良く捨てられてしまった事を知りつつも、一抹の希望を捨てきれない乙女心のせつない心情が綴られた歌詞に和風歌謡フォーク調のメロディが附されたミディアムテンポの失恋歌と思えば、藍美代子ならではのソフトファルセットを持ち味に節回す刹那の歌唱が、森岡賢一郎のツボを外さないアレンジと相まって、なかなか胸キュンの仕上がりなんですねぇ~~♪

発売されたのは昭和49(1974)年2月ということは、全く歌謡フォークが流行最盛期でしたから、この藍美代子が歌った「若草の誓い」も確かにヒットしていたという記憶が残っておりますし、だからこそ、サイケおやじと同世代の皆様であれば尚更に当時を回顧するには必須の名曲にして名唱でありましょうか (^^)

う~ん、本日は何時も以上にジコマン的懐古趣味で、申し訳ございません <(_ _)>

ということで、やっぱり藍美代子は忘れ難い歌手♪♪~♪

それが結論でありますし、あらためて彼女の純エリ子時代の音源も含めて、コンプリート蒐集したくなる欲求が沸き上がってまいりました (^^;

もしも、復刻CDが出ているのならば、手っ取り早く、それでもOKかという気持ちもございますが、やっぱりオリジナルのアナログレコードで揃えたいという我儘が強いという、いやはやなんともの気分であります (^^;


志賀真理子・詠唱

2024-10-16 17:43:15 | 歌謡曲

Rainy Day Hello c/w TIME FOR LOVE / 志賀真理子 (ワーナーパイオニア)

早世したアイドルシンガーというよりも、実力派ボーカリストであった志賀真理子の、これは昭和62(1987)年に発売されたラストシングルと思しき、なかなか愛おしい1枚です。

もちろん、以前にも書きましたが、彼女の公式音源を集めたCDは所有しているんですが、やはりオンタイムで発売されていたオリジナルアナログ盤に邂逅すれば、それは中古であるがゆえに愛着も強くなるという、そんな気持ちをご理解いただければ幸いでございます <(_ _)>

閑話休題。

で、肝心の収録A面曲「Rainy Day Hello」は作詞作曲:杉真理、そして編曲:清水信之&杉真理とクレジットされたミディアムテンポのニューミュージック歌謡であり、それほどのキャッチーさは無いかもしれませんが、そこはかとない歌謡世界の胸キュンフィーリングは志賀真理子が持ち前のアルトボイスがあればこそっ!

あぁ……、この落ち着いた歌心は地味ながら感傷的なメロディラインをグッと魅力的にするには欠かせないと思うんですが、いかがなものでしょう。

一方、作詞:永井美由紀&作曲:松本俊明、そして編曲:清水信之が提供のB面曲「TIME FOR LOVE」は穏やかなイントロからアップテンポに急展開されるシティ・ポップがド真ん中の仕上がりで、フックの効いたメロディが不足気味ではありますが、演奏パートとの相性が素晴らしい志賀真理子の歌いっぷりは、実にニクイばかり (^^♪

失礼ながら、正直、このレコードには所謂売れセン感覚が物足りないとは思いますが、サイケおやじは、とにかく彼女の歌声が聴ければ、それで全てがOK♪♪~♪

本気で、そ~思わされてしまうわけです (^^♪

特に……、そんなこんなは、やはりアナログ盤シングルレコードならではの「針を落とす」という作業、そしてレコードを片面ずつひっくり返すという「儀式」が尚更に気持ちを高揚させたりしますねぇ~~ (^^;

ということで、なにやら……、本日は年寄りの戯言みたいな感も強く、失礼いたしました <(_ _)>

でも、志賀真理子は永遠であります。


南弘子の流石は女優の歌

2024-10-15 17:05:11 | 歌謡曲

■罪ね c/w 生きて愛して捨てられて / 南弘子 (RCA / 日本ビクター)

掲載したのは東宝のニューフェイスとして、中川ゆき、そして桜井浩子と共に「スリー・チャッピーズ」として売り出された南弘子が昭和45(1970)年に出した、これがフェロモン歌謡の人気作にして、幻の名盤と認定されているらしいシングル盤!

それが先日、よ~やく入手出来ましたので、ご紹介させていただきます <(_ _)>

で、まずは、何と言っても作詞:阿久悠&作曲:羽根田武邦、そして編曲:親泊が提供の収録A面曲「罪ね」がソフトロック&ジャジーな演奏パートもニクイばかりのフェロモン歌謡で、そのグルーヴィなカラオケをバックに吐息交じりの語り風歌唱を披露する南弘子は、正に女優ならではのセクシーさをたっぷりと披露 (^^♪

モロに媚びまくりという、甘えを通り越した濃厚な語り口調というか、もちろん「歌っている」演技は流石と思うばかりですよ (^^♪

また、前述したとおり、ミディアムアップでカッコイィ~~演奏を聴かせるバックのセッションミュージシャンのプレイも聞き逃せないところで、シャープなドラムスに蠢くベース、裏メロを吹きまくるフルートや歌心が滲み出るギター等々、いゃ~~、本当にイイですねぇ~~、こ~ゆ~演奏は♪♪~♪

そして作詞:阿久悠&作曲:中村泰士が提供のB面曲「生きて愛して捨てられて」が、これまた素晴らしく、こちらは土持城夫のアレンジによるミディアムテンポのポップス歌謡なんですが、諦観滲む歌謡世界を儚げに節回す南弘子のシンミリボイスが、これまた「女優の歌」ならではの味わいじゃ~ないでしょうか (^^♪

既に述べたように、当時の南弘子は女優としての活動は結果的に末期だったかもしれませんが、歌手活動に新たな道を求めていたとしたら、このシングル盤の仕上がりは捨て難いものがありますから、他の音源も聴きたくなるのも愛好者の素直な気持ちと思っております。

それと今回ゲット出来た掲載盤は、ジャケットスリーブに「スレ」が強く在りまして、それでも盤質は良好だったもんですから、満足はしておりますが、このあたりの音源がCD化されているかは勉強不足で知る由もありません。

それでも皆様には、ぜひとも、お楽しみいただきく、本日のご紹介と相成りました <(_ _)>

う~ん、こ~ゆ~、あくまでも「聴く」ためのレコードって、絶対に必要だと強く思っている次第です <(_ _)>


大切な3年ぶりの真理ちゃん

2024-10-12 17:06:45 | 歌謡曲

愛・つづれ織り / 天地真理 (CBSソニー)

今頃の季節になると思い出してしまうのが、昭和54(1979)年12月に発売された天地真理の3年ぶりのカムバック作「愛・つづれ織り」をA面に入れた本日掲載のシングル盤です。

皆様ご存じのとおり、天地真理はデビュー当初から大ブレイクしたトップアイドルであり、猛烈・苛烈なスケジュールの中で心身共に蝕まれていたのでしょう、諸々が積み重なって、昭和51(1976)年末に出したシングル曲「夢ほのぼの」以降は芸能界の表舞台から姿を消してしまったわけですが、その間には我々ファンにとっては知りたくもない裏事情までもが当然の真実の如く巷間に広く流布し……。

ですから、サイケおやじが昭和54(1979)年秋、ど~やら天地真理がカムバックのレコーディングをやっているらしい云々という情報を耳にしてみれば、後は自ずと彼女の再起を待ち望むばかりでしたねぇ~ (^^)

そして、いよいよ掲載盤が発売されれば即ゲットは言わずもがな、もちろん、それ以前より、ラジオ等々で件の新曲「愛・つづれ織り」が流れていましたから、それは正直、悲喜交々?

なにしろ、作詞:松本隆&作曲:森田公一が企図提供したところは、大人になった天地真理を想定した歌詞の世界に驚くなかれ、頭サビからAメロの前に――

  2月10日晴れ

―― という、独白的セリフが置かれており、それを天地真理が、ほとんど「らしからぬ」無機質に語ってから、主旋律を歌い続けるというあたりの「あざとさ」に近い仕掛けには、正に「3年間の空白」を感じさせられたものです。

また、さらに違和感を覚えたのは、歌詞の内容とはズレた感じの明るい曲調に全盛期の天地真理を想起させられる弾んだ雰囲気のアレンジが附されている事で、これは編曲を担当した渡辺茂樹の仕事というよりも、プロデュース全体の意向であったとしたら、良くも悪くも「天地真理」という商品イメージを大切にし過ぎた感があると思うんですが、いかがなものでしょう。

そして、そ~思ってしまえば、ジャケ写のAORなムードが活かせなかったというか、逆に言えば、せっかくのカムバック作ですから、このジャケ写イメージとリンクしたニューミュージック寄りのサウンドを聴かせる楽曲であって欲しかったんですよ、時代的にもねぇ……。

天地真理の歌唱にしても、「真理ちゃん」がド真ん中の声質と節回しは健在でしたから、往年の雰囲気を求めるファン心理を大切にしたという狙いにも共感は覚えるものの、サイケおやじとしては、ちょっぴり古い感じの楽曲を耳にしていた後にレコード屋の店頭で邂逅した掲載シングル盤のジャケ写には、ちょっぴりドギマギさせられた事を告白させていただきます <(_ _)>

ということで、全くヒットしなかったとはいえ、やはり天地真理の再起を喜んだファンには、ど~しても外せないのが、この「愛・つづれ織り」だとしたら、大切にしておきたいレコードになっているんじゃ~ないでしょうか。

少なくとも、サイケおやじは、そ~です (^^;