九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

番組を見ていただきたいのです。   落石

2008年05月29日 09時11分04秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
明日、30日、午前9時55分から、
人形劇・丹下さんの番組『なかよし』が
CBCで放送されます。
お時間があったら、是非見て下さい。
できれば、感想がいただけると嬉しいです。

私の後輩(と言っても実力は格段に上ですが)の
つくった番組です。

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ここまでのグランパス(8)コートジボアール戦の綺麗な得点  文科系

2008年05月29日 05時50分31秒 | スポーツ
前7回目で紹介した「週間サッカーダイジェスト6月10日号」に、表記の玉田圭司の得点についてとても興味深い記事が載っている。これをご紹介しつつコメントを加えるというのが今回の僕の趣向だ。以下に見るようなことがわかると「選手たちがゴール・イメージの共有によって行う共同得点作業」にかかわって、サッカー文化の味わい方がいっそう深くなると信ずる。
なお、記事の作者は編集部の飯尾篤史という方である。

コートジボアールの得点で誰でも「あれっ! 何で玉田がドフリーなの? 」と思われたことだろう。大久保、長谷部が敵二人を剥がして行ったのはテレビを見ていれば誰でも分かる。他の敵DF2人は? ここがミソ! 
記事の文章と、そこに付された「得点シーンまでの敵味方選手やボールの動きの構図」から、このミソをのぞいてみよう。

あの前ボールはこう動いた。
『松井の今野への左横戻し短パスー今野のやや右方向長い縦パスー追いついた長谷部の低く伸びるクロス(ー大久保の潰れ。点取りに走ったけど結果としては失敗だったが、敵を引き寄せるおとりになるなどで、身方を側面援助する結果になったような行為)ー玉田のスライディング・シュート』
こういう経過を、記者はこんな図解で示して見せている。
センターライン付近、向かって右端でボールを持った右MF松井がまず敵左サイドバック3番を引きずり出している。その時に左FW玉田が一度ゴールから引いて戻り、松井からクサビ(よりゴール近くで味方からボールを受け、周囲に走りこむ味方にボールを渡すなどして、点取りの起点になる行為、役割、点取り戦術の一つ)を受けようと松井・今野に寄って来ているのだが、このときの玉田は敵CB(センターバック、DF4人の時の中2人のこと)12番をやはり引きずり出して来ている。そして、今野がパスをもらう前後にはもう前方に走り出していた右ボランチ長谷部が今野のパスに追いついたときには、相手のCB22番が長谷部に近づいてくる。この22番、「敵から見て右に右FW大久保を見て、左に長谷部を見て」だったのである。なお、ニア(クロスを上げる長谷部から見て、ゴール前の「近め」の位置のこと)に走り込んだ大久保は敵右サイドバックをも引き連れている。その大久保の左へと、12番を素早く置き去りにした玉田がファー(クロスを上げる長谷部から、ゴール前の「遠め」の位置のこと)に戻るように走りこみシュート、得点と、こういう次第だった。

さて、僕はこんなことを関係選手にたずねてみたい気がする。質問の前提として、こういう認識を当然持った上のことである。長谷部の走り、今野が縦パスを出す前後には味方全員がもう、長谷部のクロス、玉田か大久保のフィニッシュのイメージを共有していたはずだという認識である。「クロス・得点」が、典型的な点取りの一手段、いわば定石だからである。

まず松井に、こう聞いてみたい。
「前を向いている今野に球を渡す直前に、次のどちらになると良いと思った? 君の前方にいる長谷部を今野がパスで走らせて、長谷部がクロス? それとも、玉田へのクサビ?」

玉田にはこうたずねてみたい。
「君は今野の縦パス前後以降に、先ず左横方向へ走ってから次いで縦方向にゴールへというように、時計回りに大きく円を書くように走りこんでいくけど、どの時点でファーの君かニアの大久保のシュートというフィニッシュのイメージを描いて走ってたの? 」
なお、上に書いた玉田の「余分な、無駄に遠回りのような走り方」が、客観的にこんな意味を持っていたことは間違いないが、彼はこれら三つをどれだけ意識していたのだろうか。①直線的にゴールへ走ると早すぎてオフサイドになるし、そうでなくとも大久保とダブってしまう。②直線で戻れば楽について来うる12番を、大きく時計回りに動けばそれだけぶっちぎることができる。③ファーへ回り込んでこそ、どんぴしゃりのタイミングになろうし、大久保との時間的ずれも生まれて、どっちかが得点というように、チャンスが拡大する。
玉田は、この三つ総てを計算していたと僕は思う。なにしろストイコビッチが「Jリーグ最高のフォワードと思っている」と語るような、判断力もプレーも超スピードの選手なのだから。
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