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グランパス、3分の1を終わって(2)  文科系

2008年05月21日 04時58分45秒 | スポーツ
2 盛り返したグランパス

8~10節を3連敗したグランパスは、11~13節に盛り返した。
得失点で見ると連敗中は2対6、盛り返した後は4対1だ。何かが変わったのだが、それは何なのか。今のJリーグはゲームごとに調整をしないと、すぐに「対策」をたてられてしまうのだが、名古屋の「調整」は、まずこんな所だと思う。

①「守備を、その最後の当たりをもっと厳しく!」。
最近、あるゲームの総括でピクシーが命じた言葉である。名古屋のチームタックル数は以前からJリーグ首位だが、名古屋の中村直志が最近個人タックル数ベスト10の1位になったのは、この結果ではないか。吉村とバヤリッツァのタックル数もベスト10の近くにあるはずだ。ちょっと前には、名前が入っていたからである。

こうして、連敗中の3ゲームには6点だった失点が、最近3ゲームでは劇的に減ってわずかに1。ストイコビッチは意外にも、まず守備から入る監督なのである。以前ここに書いた彼の戦略論的言葉がそれを示している。いろんな意味で含蓄のある言葉だと思う。
「攻撃の選手よりも守備の選手のほうがフットボール・インテリジェンスは求められます。なぜなら、ディフェンスラインは常にパーフェクトでないとやられてしまうからです」

②もともとヨンセンへのクロスから点を入れるチームだが、最近は左右からのクロスではなく、「右から、小川と竹内(バヤリッツァ)が入れ替わりで攻め崩す」という戦術が多くなった。
クロス数ベスト10に以前は両バックサイドの竹内、阿部が入っていたのに、今は竹内、小川が入り、名古屋はチームクロス数でもあいかわらずベスト10の首位を続けている。

③マギヌンが、玉田、小川との呼吸合わせなどで、フィットしてきた。ドリブル数ベスト10に玉田とともにマギヌンも顔を出すようになったのがその証拠と言えるのではないか。チームドリブル数は1位だし、パス数も3位と順位を上げてきた。

マギヌンが玉田、小川と組んで、さらに中村も加わり、ポスト・ヨンセンの周りをできるだけ多く走り回る。そうしてこそ、相手守備が疲れた後半の杉本投入が十分に生きてきて、得点にもなる。こういう点でもさらに、点の取り方が進化してきたように思う。
もっとも点の取り方については、「点取り法としてのワンツー」が増えているようだが、これをもっともっと洗練させるべきだと思う。「ワン」の後、「ツー」の時に、彼ら全員が一斉にゴールに殺到して! もちろんセカンドボールにも常に注意せよと、ピクシーは言っているのだが。

④走り尽くす中村、最高のポスト役ヨンセンの他に、後ろから攻撃にも参加するバヤリッツァも、チーム3本目の柱として凄く利き始めたと思う。
中村は「グラの小笠原」。本当によい選手だ。オシムが代表に選んだわけである。「グラが落ちるときは、中村に何かあったとき」、そういう気がする。そういう意味では、ピクシーは休養の仕方などにも、トレーナーや医師と相談して、腐心しているのではないか? 「休養」という言葉が、ストイコビッチ監督から度々発されてもいる。  
今のJリーグはとにかく走り尽くさないと勝てない。鹿島とガンバの低迷は、アジアチャンピオンズリーグを並行して戦ってきて疲れ切っているからだと、指摘されている。この両チームのボランチ、小笠原、遠藤に疲れがたまっているらしい。小笠原は故障がちだし、遠藤は最近の大事な浦和戦前半を欠場している。

(続く)  

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愛馬の碑             ねこのQちゃん

2008年05月21日 01時18分38秒 | 文芸作品
先日、三ヶ根山へ連れて行って貰いました。
A級戦犯の碑があるということで、避けてきた場所です。

しかしそこには、フィリピンで亡くなった兵士を慰霊する広大な墓苑が隣り合い、平和を希求する誓いが充ちていました。

そのなかに、愛馬の碑が2基。捜せばもっとあったでしょう。

平和であれば馬は農耕に運搬にと、大切な働き手。家族同様に愛されていた日々を、徴発令一枚で引き裂かれ、まるで物の如くに、戦場に送られたといいます。

冷酷な上層部とは別に、兵と馬との間には、濃密な愛情が生まれ、逸話もたくさん残されています。

水上勉氏の「醍醐の櫻」、伊藤正起氏の「木曽馬とともに」、伊藤桂一氏の「軍馬のこと」などに克明です。

 ・ 馬あわれわれに添いきて頸を寄す飢えきびしきか汝もさみしきか 伊藤桂一
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