日本サッカー協会の新理事にクルム伊達公子、平尾誠二の両氏が内定したらしい。「日本テニス界の歴代最高エース」と元ラグビー日本代表監督である。これは種々の重大な意味を持った「快挙」と言いたい。
①何よりもまず、協会最高人事を外部に大きく門戸を開いたこと。それも名誉職的なものではなく、最高位組織における議決権を持った理事なのである。また、一挙に2人と、「今後に向けてさらに開放を宣言した」というようにも見える。
②こういう人事が各クラブで進んでいくことも、当然今後に予想される。つまり、「外部や地域に開かれたスポーツという精神を広げる形」なのである。
半公共放送・NHKが放映してくれることだけが頼りなのに閉鎖性が大問題になっている真っ最中の相撲界に見習わせてやりたい。「そんなに自分たちだけでやりたいなら、公共放送からは出て行くべきだ。NHKも放映を辞めろ。野球のように金をもらって民放に放映してもらえ」。相撲界には、こういう理屈になる行動を自分らが取っているのだということが、どうしても理解できないらしい。
また、長年12球団だけで学生スポーツも含めてその球技を「私物化」し、なかでも1チームだけが放映権料・財政を握って時に横暴をも通してしまうといった「球界」ともさらに差が広がってきたと感じる。今やどっちが「球界」の名に相応しいだろうかなどとも、考えてしまうのである。
③こういう「スポーツは、外部、地域に支えられてこそ。だから社会貢献もいっぱいやろう」というJリーグ百年構想の精神が形を現すたびに、僕はこう思うのだ。学生スポーツ界、アマスポーツ界とももっともっと共存共栄をはかり、その全体としてさらに外部、地域に広がっていくに違いないと。一言で言えば「そのスポーツ界全体として、国民に根を下ろし、国民に何かを返していく」という、そういう期待である。
民皆スポーツという、社会教育の精神の先頭に立っていくものだともいえると思う。
日本サッカー協会への期待がますます大きくなった。
①何よりもまず、協会最高人事を外部に大きく門戸を開いたこと。それも名誉職的なものではなく、最高位組織における議決権を持った理事なのである。また、一挙に2人と、「今後に向けてさらに開放を宣言した」というようにも見える。
②こういう人事が各クラブで進んでいくことも、当然今後に予想される。つまり、「外部や地域に開かれたスポーツという精神を広げる形」なのである。
半公共放送・NHKが放映してくれることだけが頼りなのに閉鎖性が大問題になっている真っ最中の相撲界に見習わせてやりたい。「そんなに自分たちだけでやりたいなら、公共放送からは出て行くべきだ。NHKも放映を辞めろ。野球のように金をもらって民放に放映してもらえ」。相撲界には、こういう理屈になる行動を自分らが取っているのだということが、どうしても理解できないらしい。
また、長年12球団だけで学生スポーツも含めてその球技を「私物化」し、なかでも1チームだけが放映権料・財政を握って時に横暴をも通してしまうといった「球界」ともさらに差が広がってきたと感じる。今やどっちが「球界」の名に相応しいだろうかなどとも、考えてしまうのである。
③こういう「スポーツは、外部、地域に支えられてこそ。だから社会貢献もいっぱいやろう」というJリーグ百年構想の精神が形を現すたびに、僕はこう思うのだ。学生スポーツ界、アマスポーツ界とももっともっと共存共栄をはかり、その全体としてさらに外部、地域に広がっていくに違いないと。一言で言えば「そのスポーツ界全体として、国民に根を下ろし、国民に何かを返していく」という、そういう期待である。
民皆スポーツという、社会教育の精神の先頭に立っていくものだともいえると思う。
日本サッカー協会への期待がますます大きくなった。