なぜ日本株が売られるのか。
その根本的な理由について、「日本の政治状況や経済政策に対して、
外国人投資家が不信感を強め、それが日本売りにつながり、
株や不動産など資産価値が下落するようになったということです」
とする説があります。
「外国人投資家のほとんどは欧米の機関投資家です。
彼らは、日本の経済構造が規制緩和によって
欧米型の資本主義に近づくことを歓迎する傾向が強い。
小泉政権の規制緩和を柱とする構造改革路線はその流れにありましたが、
安倍政権になると規制緩和が滞るようになり、
福田政権になってからは遅々として進まない。
規制を緩和するには、あらかじめ政策当局が公正なルールづくりをし、
それがきちんと守られているかチェックする機能や、
違反をした場合には厳しい罰則を科す必要もある。
ところが小泉政権以来、政府は「規制緩和を優先するあまり、
チェック体制や罰則を整えなかった」という。
その結果、食品偽装や耐震偽装などのモラルハザードが起こった。
さらに、その後の政府の対応もお粗末だった。
「政府はあわててルールを厳格にしようと、
改正建築基準法など業界全体に規制をかけてしまった。
まじめにやっていた人たちまで対象になり、
せっかくの緩和の流れが止まってしまった。
政策は行き当たりばったり的な印象が非常に強い」と。
構造改革は進めない、あるいは進めようとしない、
どっちつかずの福田政権に外国人投資家たちは失望し、
日本の株式市場から去っていったということらしい。
まさに「官製不況」である。
(以上毎日新聞より)
この言説ってヘンじゃないかな?
と直感的に思うのですが、どこがオカシイのかまではワカリマセン。
疑問は、欧米投資家の投資の仕方が良いのでしょうか?という点。
経済に詳しい方は教えて下さい。
経済が成長し、環境が壊れていくシステムってオカシイですよね。
不況になれば大変。環境が壊れて大変。
と報道する。
でも、この問題を同時に取上げた記事は読んだことがないです。
ここに触れずして21世紀の問題は解決しないでしょう?