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米下院歴史的な弾劾決議を可決 へそ曲がり

2008年07月05日 18時16分01秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
★ 米下院、歴史的な弾劾決議を可決 イラク侵略などブッシュの犯罪を断罪・・・「週刊金曜日」国際短信より
 
 米下院は6月11日、ブッシュ大統領の弾劾決議案を251対156で可決した。共和党側も反戦派大統領候補として予備選で善戦したロン・ボール議員ら23人が賛成に回った。
 同案では弾劾理由を示す条項が全部で35あり、主に外交政策を取り上げた部分を以下に紹介する。後半は国民に対するスパイ行為や「9・11」事件の「調査妨害」などが列挙。「ブッシュ犯罪録」とも言える内容だ。
 
・第1条 イラク戦争に向けたウソの理由を捏造するため、秘密の宣伝活動をした。
・第2条 侵略戦争を不正に正当化する一環としてイラクを安全保障上の危機であるかのように宣伝し、欺瞞的かつ計画的に、犯罪的な意図によって同国を「9・11」事件と結びつけた。 
・第3条 戦争に向けたウソの理由を捏造するため、国民と下院議員をイラクがあたかも大量破壊兵器を所有しているかのように欺いた。
・第4条 戦争に向けたウソの理由を捏造するため、国民と下院議員をイラクがわが国にとって差し迫った脅威であるかのように欺いた。
・第5条 ひそかに侵略戦争を開始するため、不正に予算を浪費した。
・第6条(略)
・第7条 宣戦布告なしでイラクに侵攻した。
・第8条 国連憲章に反して主権国家であるイラクに侵攻した。
・第9条 戦争に当たってイラクの部隊に防護服と車両用防弾設備を支給するのを怠った。
・第10条 政治的理由でイラクの部隊の死傷者数をごまかした。
・第11条 イラクに恒久的な基地を建設した。
・第12条 イラクの天然資源を支配するため戦争を始めた。
・第13条 イラクと他の諸国に関し、エネルギー・軍事の政策を展開するため秘密部隊を創設した。
・第14条(略)
・第15条 イラクで傭兵を提供する警備会社など犯罪を犯した契約企業に起訴を免れる特権を与えた。
・第16条 イラクと米国のこうした契約企業に対し、国民の税金を無謀にも誤って投入し、浪費した。
・第17条 合衆国市民と外国人捕虜に対し、無期限かつ起訴手続きを省いた違法な拘留をしている。
・第18条 アフガニスタンやイラク、そして他の外国において捕虜に対し、国家の公的方針として拷問の実行を密かに許可し、奨励している。
・第19条 拷問が実行されている国を含む他国に「ブラック・サイト」と呼ばれる秘密収容所を設置し、人々を各自の意思に反して拉致し、送り込んでいる。
(以下略)


コメント (2)
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洞爺湖サミットなんて無視しよう!  文科系

2008年07月05日 14時52分42秒 | 時事問題
洞爺湖サミットなんて、世界に山積する大問題にとって本当に役に立つの? 僕は全く悲観的ですね。ちっとも信用していない。先進国首脳の人気回復狙いとか、(ブッシュに)花道(で共和党の人気挽回策)作りとか、そんなところだと思う。

とにかくあのアメリカが主導して、グローバリズム新自由主義経済を推進してきた人々ばかりの集まりなんだから。世界の警告を無視してサブプライムを膨らませ破裂させて、イラクでもイランでもアフガンでも国連無視ばかり、さらには自国の貧民をほかりっぱなしの、あのアメリカの主導だ。

対して、次の「彼」のこういう言葉の方を僕は信用したい。「欧米投資家を非難 サミットで真剣協議求める 原油高でマハティール氏」(7月4日毎日新聞) 97年のアジア通貨危機でアメリカに逆らって自国通貨を固定相場制に変更して見せた、当時のマレーシア首相だ。
現在の彼はこう語っているらしい。至極まっとうな言葉だと思う。

「投資家はマネーゲームをやめるべきだ」
「トレーダーは安く原油を買い付け、高値で売り抜けようとして、価格の上昇をあおっている」
「(サミットは)米国に支配されているのが実態で、何も決定できない」

かくして、原油は買い占め放題。それを止める力なんかどこにもありはしない。だれもそれを規制できないどころか、先進国の年金積み立てなどがここでうまく運用されていたりするのではないだろうか。「資源高騰―インフレ一企業業績低迷―株売り加速」の「負の連鎖 世界株安」(7月3日毎日新聞)がもの凄いらしい。「アメリカ周辺は悪いにしても、ブリックスなどの新興国があるではないか」と反論される方もあろう。が、どっこい、上海やインド、香港の株価暴落は日米よりも酷いのだ。上海などは今までが良すぎた反動から、この半年で48%も下落したらしい。
かくして、「43年前の『昭和40年不況』以来10営業日続落(日経平均株価)」(同上)だそうだ。株から逃げる金がさらに原油や、食物の先物買いなどに集まっていくのだろう。この瞬間にも地球上の餓死者が増えているということだ。食料や輸送費が上がった分だけ、買える食料の量が減っていくのは確実なのだからである。

ここであえて言いたいが、この困難の原因を第一にある個人たちに求めるのは間違っていると思う。根本は仕組みの問題なのだと思う。資本がとっくに国境を越えているのに、これを規制、制御するべき仕組みが全くできていず、世銀にしてもIMFにしても、アメリカの意向を無視しては何もできないのだから。

その上で、急いで付け加えたい。サミットのホストである福田首相のパフォーマンスにも踊らされないようにしよう。そして、次期総選挙で自民党を野党にしてやろう。それが世界第2の国力を真に世界のために使う方向への第1歩だと思う。なにしろ日本はアメリカから距離を置かなければいけないと思う。貧乏人が医療を受けられないような国、アメリカ。それに従う自民党。いつものそのパフォーマンスにも、乗せられまいぞ。「景気派か増税派か」だとか、「官僚寄りか否か」とか、自民党内の「対立」という猿芝居にも。
コメント (16)
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