新聞の片隅に載ったニュースから(56)
日本維新の会が連携保留伝える「東京」の帝国憲法賛成 (2012.10.11朝日新聞)
日本維新の会(代表・橋下徹大阪市長)は10日、東京都議会で「日本国憲法は無効で、大日本帝国憲法が現存する」との請願に賛成した会派「東京維新の会」に対し、「連携を保留する」との方針を伝えた。
日本維新の会は政策集「維新八策」では日本国憲法を前提としたうえで、改憲が必要だと主張している。同会幹部は「(日本維新の会の傘下に今後入るなら)完全な政策一致が必要)と話した。
東京維新の野田数代表からは10日に謝罪文が届いたという。橋下氏は同日、報道陣に「大日本帝国憲法復活はどう考えてもありえない。連携をやめるか維持するかは担当幹部に見極めてもらった上で判断する」と述べた。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
橋下氏の前言翻すクセ早くも
「新聞の片隅に載ったニュース」の№55(10日付)を読み返してみてください。
「日本維新の会を率いる橋下徹大阪市長は9日、記者団に『地方議会は維新八策のうち地方に関係することは100%賛同してもらわないといけないが、そうでない部分は政治家の自由行動だ』と述べ、連携に支障はないとの考えを示した。」のです。
その舌の根も乾かぬうちに、「連携を保留する」と前言を翻したのです。
きのうの№55では「橋下氏は、前に言ったことも状況が変わると平気で別のことを言う(たとえば「脱原発」をいいながら、大飯原発3・4号機の再稼動を容認したりする)人ですから、あるいは「東京維新の会」の行動が「日本維新の会」にとってマイナスの効果が出るというようになると、是認から否定に変わるかも知れませんね。」と指摘しましたが、こんなに早く実証されるとは思いませんでした。
橋下氏はテレビ番組の常連のコメンテイターでしたから、司会者に振られると咄嗟に何かコメントを言わなければなりませんでした。そのクセで新しい問題が起きて記者団に質問されると、よく考えずに咄嗟の考えを言ってしまうのではないでしょうか。そしてそれがまずいと気づくと平気で前言ったことと違うこと、時には正反対の意見を述べるのではないでしょうか。
橋下氏は「歯切れの良さ」で若い人を中心に「なにかやってくれそうだ」と思わせて人気があるそうで、一時期は週刊誌などで「次の首相」などと持て囃されました。しかし最近は橋下氏や維新の会を見るマスコミの目も厳しくなってきました。自民党や民主党議員の離党→維新合流も次の選挙での維新人気目当てで、政治的節操のなさが見え見えです。橋下氏と維新の会の動向はこれからも注意して見ていく必要がありますね。
大西 五郎
日本維新の会が連携保留伝える「東京」の帝国憲法賛成 (2012.10.11朝日新聞)
日本維新の会(代表・橋下徹大阪市長)は10日、東京都議会で「日本国憲法は無効で、大日本帝国憲法が現存する」との請願に賛成した会派「東京維新の会」に対し、「連携を保留する」との方針を伝えた。
日本維新の会は政策集「維新八策」では日本国憲法を前提としたうえで、改憲が必要だと主張している。同会幹部は「(日本維新の会の傘下に今後入るなら)完全な政策一致が必要)と話した。
東京維新の野田数代表からは10日に謝罪文が届いたという。橋下氏は同日、報道陣に「大日本帝国憲法復活はどう考えてもありえない。連携をやめるか維持するかは担当幹部に見極めてもらった上で判断する」と述べた。
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橋下氏の前言翻すクセ早くも
「新聞の片隅に載ったニュース」の№55(10日付)を読み返してみてください。
「日本維新の会を率いる橋下徹大阪市長は9日、記者団に『地方議会は維新八策のうち地方に関係することは100%賛同してもらわないといけないが、そうでない部分は政治家の自由行動だ』と述べ、連携に支障はないとの考えを示した。」のです。
その舌の根も乾かぬうちに、「連携を保留する」と前言を翻したのです。
きのうの№55では「橋下氏は、前に言ったことも状況が変わると平気で別のことを言う(たとえば「脱原発」をいいながら、大飯原発3・4号機の再稼動を容認したりする)人ですから、あるいは「東京維新の会」の行動が「日本維新の会」にとってマイナスの効果が出るというようになると、是認から否定に変わるかも知れませんね。」と指摘しましたが、こんなに早く実証されるとは思いませんでした。
橋下氏はテレビ番組の常連のコメンテイターでしたから、司会者に振られると咄嗟に何かコメントを言わなければなりませんでした。そのクセで新しい問題が起きて記者団に質問されると、よく考えずに咄嗟の考えを言ってしまうのではないでしょうか。そしてそれがまずいと気づくと平気で前言ったことと違うこと、時には正反対の意見を述べるのではないでしょうか。
橋下氏は「歯切れの良さ」で若い人を中心に「なにかやってくれそうだ」と思わせて人気があるそうで、一時期は週刊誌などで「次の首相」などと持て囃されました。しかし最近は橋下氏や維新の会を見るマスコミの目も厳しくなってきました。自民党や民主党議員の離党→維新合流も次の選挙での維新人気目当てで、政治的節操のなさが見え見えです。橋下氏と維新の会の動向はこれからも注意して見ていく必要がありますね。
大西 五郎