昨日の新聞で、原子力規制委員会人事への国会同意を無視する政府の動きが報道された。この委員会(5人)とその下の事務局・原子力規制庁という組織がいかに異例なものであるかの新聞報道を、6月16日のこのシリーズ第72回目でまとめた。内閣から独立性の強い非専従の組織で、事務局である規制庁に左右されるところがきわめて大きいだろうと。案の定、最初の人選からして、原子力村住民ばかりだと批判を浴びたところだ。さて、そういう人事を本来必要な国会同意を抜きに強行しつつあるのが,今回の問題だ。どうやって?
原子力規制委員会設置法案に緊急事態なら国会同意不要という付則が忍ばされていたらしい。そして、今は緊急事態宣言発令中であるからこの付則を適用させていただくと述べているらしい。第一回目の人事から国会同意無しという異例な事態で乗り切ろうとしているわけだ。それも、こっそり忍ばせた特例法文によって。官僚の入れ知恵なのだろうが、計画的・確信犯的で、完全な国会無視と思う。いくら無能な国会と言っても国権の最高機関であるものを、はなから完全に無視していこうと振る舞ってきたわけである。今こんな大切な問題にかかわって、何という国であるかと思う。ここでいつも述べてきたように、内閣・官僚による国会無視は、国民無視も同じ事。本来なら国会に関わっている全政党が怒るべき問題だと思うがどうなのだろうか。この人事は確か、5年は続くと聞いたが?
原子力規制委員会設置法案に緊急事態なら国会同意不要という付則が忍ばされていたらしい。そして、今は緊急事態宣言発令中であるからこの付則を適用させていただくと述べているらしい。第一回目の人事から国会同意無しという異例な事態で乗り切ろうとしているわけだ。それも、こっそり忍ばせた特例法文によって。官僚の入れ知恵なのだろうが、計画的・確信犯的で、完全な国会無視と思う。いくら無能な国会と言っても国権の最高機関であるものを、はなから完全に無視していこうと振る舞ってきたわけである。今こんな大切な問題にかかわって、何という国であるかと思う。ここでいつも述べてきたように、内閣・官僚による国会無視は、国民無視も同じ事。本来なら国会に関わっている全政党が怒るべき問題だと思うがどうなのだろうか。この人事は確か、5年は続くと聞いたが?