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モウリーニョとグァルディオラ  文科系

2013年01月16日 10時52分50秒 | スポーツ
 今世界フットボールファンの誰もが注目する二人の名監督が世を騒がせている。浪人中の前バルセロナ監督グァルディオラに、ドイツ・バイエルンミュンヘン監督就任の噂が流れた。イングランドのチェルシーとかイタリアチームへの噂は眉唾だったが、こちらならば信憑性が高いと僕は思った。そして、スペインはレアル・マドリッドの監督モウリーニョがまたしてもこう語ったのである。「将来はイングランドへ行きたい」と。その理由としてあげたのが、こういうことだった。
「イングランドでは、フットボールへの本当の情熱を感じることができる。クラブへの情熱だけではなく、フットボールに対する情熱を感じられる。最初から最後まで、私はそれを愛していた」

昔書いたこの二人の名監督に関する拙稿を、少し長いが再掲したい。


【 モウリーニョとグァルディオラ    文科系 2009年07月22日

 ストイコビッチの監督初体験が失敗に終わりそうな光景を見ながら、サッカー監督というものをいろいろ考えていた。「集団球技はある程度お金があれば、あとは監督次第」と何回かここにも書いてきた。もう少し若い頃までの野村克也や今の落合を見ても、アメリカや日本のバスケットチームなどを見ても。まして、世界でずば抜けて最も人気のあるサッカーの世界なら、なおさらである。なにしろ、老舗チームや国家代表を有名な外国人監督に委ねることなどは日常茶飯事になっているのだから。金のあるグランパスも、ちょっとはサッカー監督の大事さというものを学ぶと良いなどと思う。

 サッカーでは特に誇り高いイギリス人が今、国家代表をイタリア人に任せているし、世界10強クラブにも入るであろうイングランド4強クラブの監督3人までが外国人であって、残りの1人も確かイングランドならぬスコットランド人なのである。外国人3人とはそれぞれ、スペイン、フランス、オランダ人だ。日本野球界でも外国人監督が増えているようだが、読売巨人軍がアメリカから監督を呼ぶなどということが、近く起こりうるだろうかと考えてみていただきたい。

 さて、現在の世界で最も優れたサッカー監督は、5人いると思う。まず、イングランドはマンチェスターユナイテッドのファーガソンと、イングランド代表監督を務めるイタリア人のカペッロ。あまりにも功成り名遂げた感のあるファーガソンと、日本の中田英寿とも縁が深いカペッロのことは省く。
 次いで、同じくイングランドのチェルシーに臨時で雇われて見事に持ち直してみせたオランダ人・ヒディング。韓国をワールドカップ4強にまで上らせたこの名監督は、ロシア代表の現役監督だったかとの二股を見事にやりおおせてしまい、世界を驚かせた。

 さて、この3人に比べれば非常に若いが、既に彼らの名声に近い監督が2人いる。
1人は、イタリアはインテルミラノのモウリーニョだ。ポルトガル人の彼の名が初めて世界に知られたのは、04年にポルトガルのとあるクラブをヨーロッパチャンピオンクラブにしてしまったときのことだった。それからの実績が凄い。直後にイギリスはチェルシーの監督に転出するとすぐに何回かリーグ優勝をして見せた。これには前述のファーガソンも、アーセナルのベンゲルも本当に驚いたはずであって、彼に一目も二目も置いていることは間違いない。そのモウリーニョの現在の野心はこんなところだろう。去年の夏に就任したイタリアはインテルミラノにおいて、ヨーロッパチャンピオンクラブ杯を握ること。今年1年目にして即座にイタリアリーグ優勝を成し遂げながら、ヨーロッパチャンピオンクラブ杯は惜しくもスペインはバルセロナに取られてしまったからである。

 さて、本年度彗星のように世界に出現したのがもう1人の名監督、スペインはFCバルセロナのグァルディオラである。1部リーグでは監督初年度の08~09年シーズンでスペイン杯を得て、先頃ヨーロッパチャンピオン杯をも握って見せたのである。ヨーロッパチャンオン杯決勝の相手は、誰もが連覇を予測した先述のファーガソン・マンチェスターユナイテッドであった。若干38歳、これら全てが監督初年度のことなのだから驚きのほかはない。
 ちなみに、スペインの”読売巨人軍”、レアルマドリードが最近300億円を遙かに超える大型補強に打って出たのは全て、このガァルディオラ対策と言えなくもない。よほどのことをしない限りは、彼のチームを崩せないと見たはずなのだから。前にもここに書いたが「阪神タイガース子飼いの新人監督に日本1、いや世界1を取られたら、そのオフの期間には読売巨人軍が黙っているわけがない」と、そういうことなのである。しかしながら、この超大補強は実を結ぶまい。多分400億円近い金(ドイツはバイエルンミュンヘンのリベリーのマドリード移籍がまだ流動的である)を予定しながら、マドリードの大補強は失敗に終わるであろう。サッカーは組織で戦うものであって、だからこそ監督が最も大切なのだから。
 さてまた、このガルディオラから、グランパスのストイコビッチが学ぶべき点があるので、ここに特記しておこう。ガルディオラは就任早々、花形幹部選手二人を切って捨ててみせた。有名なロナウジーニョと、現在チェルシーで大活躍中のデコである。さらに今年の今も、チーム内得点王(確かリーグ2位)エトーを切ることも発表してしまった。ガルディオラが既に「俺が決めた」と広言している。規律を乱すダビにいつまでも恋々としていたピクシーに見習わせたいものである。
 このガルディオラ、サッカー選手としては野球のキャッチャーに似ていると思う。ボランチという、攻守双方が見える立場の名選手だった。

 ジョゼ・モウリーニョとジョゼップ・グァルディオラ、世界のサッカー界はこれから間もなく、この二人を中心に回り始めるのではないだろうか。 】
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随筆紹介 「アルバム」   文科系

2013年01月16日 09時48分08秒 | 文芸作品
 また、他の人の随筆紹介です。随筆って、直接天下国家を論ずるわけではないが、その基礎になるような内容、「論」を実感を伴って伝え、教えてくれるもの。いつもそんな気がしています。良い随筆が書ける人でないと良い政治家にもけっしてなれないと思うが、まるで正反対の人ばかりが政治家になっているような。二、三世政治家隆盛なんて、スノッブ過ぎて、反吐が出るばかりだ。


【 アルバム
                             中野 四平

 何時がんが再発するかわからないので、思いついたときに、身辺の整理をしている。昨日は、天袋の奥にある木箱を取り出した。
 なかに入っているのは、一番古いアルバムである。小学校の入学式の写真から始まっている。大事な写真だけを選ぼうと思い、開いて驚いた。同級生や職場の友だちの半分以上が亡くなっている。それでも、なんとか全部見終わった。なつかしいスナップもある。しかし、とても剥がして新しいアルバムに整理する気にならない。その上、なんだかいやな気分になった。
 ふと、気が付いた。アルバムは、楽しかったり、苦しかった過去は思いださせてくれる。そして、これまでの生き方を示している。けれども、これからの将来について前途を照らしてくれない。また、これからどう生きてゆけばいいのかも、教えてくれない。
 一緒に入っていた入学許可書・入社案内書、それに初任給通知書などは、アルバムと一緒に燃えるゴミとして捨てた。ただ、学校の通信簿だけは残した。いずれこれもおなじ運命をたどるだろうが。
 私が求めているのは、過ぎ去った哀愁ではない。これからの人生をどうすれば有意義に生きることができるかである。残念ながら、アルバムにはそれがない。 】
コメント (11)
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