九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

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先日の中日新聞の「本音のコラム」 で    らくせき

2013年01月25日 20時04分28秒 | Weblog
佐藤優さんは、クリントン長官が、「アメリカは尖閣列島の日本の施政権を
害そうとするいかなる一方的な行為にも反対する」とした発言について
取上げていました。
そして外務省が「アメリカが一歩踏み込んで日本寄りの姿勢をしめした」
としているには情報操作である、と指摘しています。

ポイントは、主権とは潜在主権と施政権より成り、
アメリカが日本の施政権について強く支持しても
肝心の主権について、中立の立場をとっている現状には
なんの変化もないという点にあると。

このことを知らないはずはない外務省。
知っていてこうした政策広報(情報操作)をしていくと、
後でつじつまが合わなくなると警告しています。

私、ニュースを聞いた時は、これでアメリカが日本側に立ったと
安心しましたが、外交はそんなに簡単なコトではない、と
このコラムは教えてくれました。
(どの国も国益を考えて、二股かけるのは、当然でしょうが・・・)

そういえば、今度のアルジェリアのテロ事件、NHKのニュースは
まるで国の広報のようです。
国は、ほとんど何もしていないのに(できないのに)、
国民のためにちゃんとするべきことをしているという姿勢を
見せるセレモニーを大きく報道しています。
この報道の後ろには、報道されない重要なコトがあるように感じます。

マスコミは、ジャーナリストとして国民に正確な判断材料を
提供する報道をして欲しいものです。




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随筆紹介 花いちもんめ   文科系

2013年01月25日 10時07分25秒 | 文芸作品
 花いちもんめ
                                  北 かおる

保育園へのお手伝いに行っている時のこと。五歳の小柄なゆーちゃんが「遊んでくれないの」、メソメソ泣いていた。元気のいいさっちゃんは「だってさ、さっき遊んでやったじゃん」と、チラリと彼女を見てプンと膨れ面をした。「そうだよ、今度は私と遊ぶんだよねぇ」大柄で丸顔の、もう一人が脇から早口で口をはさむ。
 そんなにいじ悪しないで、仲よく遊べないのかな…。言い返せないゆーちゃんが、はがゆい。でも、おとなしい子に強くなれを求めても無理だし、きつい子に優しくも難しい。
 外遊びの時間になり、「花いちもんめ」をやることになった。これは、二組に分かれ、横一列に手をつなぎ向き合う。互いに歌いながら進み、相手から味方に入れたい子を相談して決める。「○○ちゃんが欲しい」と呼ぶ。その子はじゃんけんをする。負けた者は相手チームに入る。この遊びは人数が多い方が面白い。
 一人でポツンとしていたゆーちゃんを「こい、こい」さっちゃんが手招いた。「あのさ、やる?」先程のことは忘れたように誘う。「うん」ゆーちゃんは声を弾ませて答える。でも、ゆーちゃんはなかなか指名されない。勝って嬉しい花いちもんめ…。歌は続く。
 見ているうちに私は自分の子どものころを想い出した。私もまっ先に呼ばれる子ではなかった。いつも、なかなか選ばれなかったあの寂しさ。いつ呼ばれるかドキドキしていたのに…。 はるか彼方のことである。
コメント (3)
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