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「集団的自衛権」いよいよ  文科系

2013年01月18日 14時29分55秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 本日の新聞にこの論議開始と書いてあった。それも急いでとのこと。中日新聞では2面左下隅に小さく、こうあった。「集団的自衛権の行使容認 『訪米前に検討を』首相」

 拙稿「愚かな谷内正太郎談話 2013-01-10 16:06:09」でこう書いた者としては、そこの中心点について注目せざるを得ない。「嘘の理由で開戦した実績を持つ国の戦争に日本が巻き込まれるか否か、およびその程度は」。下手をすれば、嘘理由で始まった戦争で日本の若者たちが命を失うという馬鹿馬鹿しい事が起こるからである。

 この中日記事にはこう書いてあった。
【 第一次安倍内閣で設置した「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会」(座長・柳井俊二元駐米大使)は①公海上で攻撃を受けた米艦船の防御②米国を狙った弾道ミサイルの迎撃③国連平和維持活動(PKO)での他国部隊に対する「駆け付け警護④他国部隊への後方支援の拡大─ の四類型で行使を認める報告書をまとめた。しかし後継の福田内閣に提出され、行使容認は実現しなかった。】
 自分の問題意識からして最も注目した問題がこれだ。④の「他国部隊」が③の規定を含むかどうか。つまり、④もPKOのことなのかどうか。そこで、報告書本文に当たってみたが、この部分はこうなっていた。
【 第2部4類型の安全保障問題のそれぞれに関する懇談会の意見
 1.公海における米艦の防護
 2.米国に向かうかもしれない弾道ミサイルの迎撃
 3.国際的な平和活動における武器使用
 4同じ国連PKO等に参加している他国の活動に対する後方支援 】

 これだと、中日の内容と少しちがうが、ちょっと安心したかな。「愚かな谷内正太郎談話」拙稿末尾に書いたように、こうである事を祈りたい。
「谷内氏のこの言葉が、確信犯的悪漢相手の「おつきあいポーズ」であることを期待したい。」

 そこにも書いたが、嘘の理由で戦争を始める国に荷担するのは、道義もへったくれも端から問題にならないことであって、谷内氏が語ったような「国家の品格、品性」などは独りよがりの愚かな理屈にすぎなくなるからである。
コメント (7)
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フットボール世界の将来が占えるような  文科系

2013年01月18日 11時53分37秒 | スポーツ
 世界のスポーツ界で最も多くお金が流れるフットボール界は、世界経済の縮図。困窮している世界経済の近未来までを覗けるというようなものだ。二日にわたって二人の世界的名監督のことを見てきたが、グァルディオラのバイエルンミュンヘン就任を巡って有名監督のコメントが相次いでいて、それがまたとても興味深い。今日は、日本代表監督ザックと、アーセナル監督ベンゲルのコメントをご紹介してみたい。いずれも、スポーツナビにあったゴールコムの記事である。

【 ザッケローニ、グアルディオラ氏のバイエルン行きに「賢い選択
 Goal.com 2013年1月18日 6:15

日本代表を率いるアルベルト・ザッケローニ監督が、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューに応じた。その中で、ジョゼップ・グアルディオラ氏のバイエルン・ミュンヘン行きなどについて触れている。

バイエルンは16日、来シーズンから前バルセロナ監督のグアルディオラ氏がチームを率いると発表した。ザッケローニ監督は、グアルディオラ氏が正しい判断をしたと感じており、次のように述べている。
「グアルディオラがバイエルンのオファーを受けたのは賢い選択だ。野心的なクラブで、若手育成にも力を注いでいる。それに、プレミアリーグに比べるとストレスも小さい。1年の休養の後でリスタートをするには理想的だ」

また、その他の指導者にも触れている。レアル・マドリーを指揮するジョゼ・モウリーニョ監督の去就も注目だ。
「彼は引っ張りだこだろう。ただ、彼の給料を払えるクラブとなると、プレミアしかない。ロシアとアラブだけと言うべきかもね。もしベンチが空いているなら、マンチェスター・シティが最も魅力を感じていると思う」

ボルシア・ドルトムントのユルゲン・クロップ監督を招へいする噂のあるマドリーについては、次期指揮官にパリ・サンジェルマンのカルロ・アンチェロッティ監督をプッシュしている。
「私はアンチェロッティにマドリー行きの可能性があると思う。会長(フロレンティーノ・ペレス)との良好な関係も後押しするのではないだろうか」】


【 ヴェンゲル、グアルディオラのバイエルン行きに「驚いた」
Goal.com 2013年1月18日 10:00

アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、バイエルン・ミュンヘンの新監督に就任するというジョゼップ・グアルディオラ氏の決断に驚かされたと認めている。

グアルディオラ氏は、来シーズンよりユップ・ハインケス監督の後任としてバイエルンを率いることになる。ヴェンゲル監督は、将来的にプレミアリーグで指揮を執ることについて、グアルディオラ氏から尋ねられていたと明らかにしている。
記者会見でヴェンゲル監督は、「彼からは何度か尋ねられていたし、イングランドに来たいと言っていたよ。だから彼がドイツ行きを選んだことに少し驚いたね」と述べている。
「だが率直に言って、バイエルンは魅力的なクラブだ。ドイツは魅力的なリーグで組織力がある。彼の決断は支持できる。未来のフットボールは、間違いなくドイツが中心となるからね」】

 これらの記事から、僕はこんな事を夢想していた。第一はこのこと。バブル以降の世界恐慌状態で、大金を要するフットボール界が音を立てて激変している。金のかかる大衆文化は経済の変化に遅れて激変していくが、スペインとイタリアが落ちていくのだろうか。また、今は皆がプレミア世界一と見ているが、近くドイツがイングランドを抜くのかなとも。そのイングランドの苦悩が、ベンゲルのこの言葉に表れていると見た。
「だが率直に言って、バイエルンは魅力的なクラブだ。ドイツは魅力的なリーグで組織力がある。彼の決断は支持できる。未来のフットボールは、間違いなくドイツが中心となるからね」
 アラブとロシアの石油資本に買われて台頭してきたイングランド2大クラブの狭間で、金のやりくりに苦しんできたベンゲル。ザックが上でこう述べている言葉も、ベンゲルのこの悩みを傍証するものであろう。『ただ、彼(モウリーニョ)の給料を払えるクラブとなると、プレミアしかない。ロシアとアラブだけと言うべきかもね』。

 こんな事をいろいろ考えていたら、何となく哀しくなってきた。
「例えば石油成金が、その国民に金を分けない、使わない分をこんな所で道楽して、それをその該当国民も含めて世界の民衆が人生の慰めにしている。僕もその中の一人に入るのだが」
 ただこの反面、こういうこともあるから面白いと、自らを慰めるのである。昨日の拙稿の一部であるが。
「スペイン人がドイツサッカー象徴チームの監督なんて、今時の国際経済問題とは全くの逆転、痛快な事でもある。失業率30%近く、若者の半分が失業中というスペインの誇りと叫んだら、眉をひそめる向きもおありだろうか。」
コメント (1)
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