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「よたよたランナーの手記」(160) 医者に禁止されるまでは・・・・  文科系

2016年04月21日 10時13分50秒 | スポーツ

 7日に入院して、12年以来2度目の前立腺生検を8日にやって、以降のランはちょっと休み。14日に8キロ、17日に8・6キロと走った後、18日に生検の診断がこう出たのだった。
『10本取った細胞生検の内、3本に癌があった。軽度~重度の進行指数があって、一般に最も多い中度が二つ、軽度が一つ』
『今後は、本日胸とかリンパ腺とかの腹部全体への転移を調べるために造影剤CTをやって、27日に腰骨などへの転移検査をする。それらの結果から、今後方針を5月16日に診断する』
『転移の確率は低いですが、転移がなければ前立腺摘出か放射線療法で治る』

 この診断に対して、念のために訊いてみたのがこれ。
『僕はランナーですけど、走って良いですか? ワインが好きで、ほぼ毎晩飲んできましたが、これは?』
 これらは良しといわれたから、2日おいて20日にも走った。ちょっと頑張って4・3キロと4・9キロで計9・2キロ。後半はほぼ10キロ時で走り通した訳だが、このスピード持続は久しぶりで、3月26日と4月4日と以来のこと。20日当日はちょっと疲れたかなという感じだったが、本日朝にはこの疲れも取れている。おかしなもので、こんなことを自問自答しながら走っていた。「ガンがあると言われても、1時間に10キロも元気に走れるんだよな。ということは、僕の身体細胞は恐らく65歳ほどだから、癌は医者が思うよりも速く進んでいるかも知れない。とすると、転移があって厄介、速く死ぬとかも?」

 こんなことも思い起こしていた。このブログのほぼ最初からの名ライター・へそ曲がり氏はここで癌を告白して、その状況も以降折に触れてここに伝えつつ、最後までしっかりとしたエントリーを続けられ、充実していたやのその生涯を終えられていった。「皆さんもガンを警戒して下さい」という主旨だったのである。そして、僕に何かあっても、彼を見習いたいものだと思ってきた。彼と同様に、軽々な気持ちでここに臨んできたのではないということだ。前立腺癌は、米国男性では肺ガンに次いで2番目に多いと言うし、日本でもどんどん増えているそうだから。

 もっとも、僕はここに何度も書いた随筆「死に因んで」の内容にあるように、若い時から死を意識して生きてきた。その結果が今の、ランニング、ギター、同人誌、ブログの生活なのである。心残りがあるとすれば、こんな酷い世界を子孫に残したこと、そして孫二人に顔を見せられなくなることだろうなどと、思ったりしている。
 さしづめ当面は、5月7日のギター教室発表会、それに向けての準備である。曲目は、初めが先生との2重奏でヘンデルのサラバンド。これで指慣らしをしたあと マニュエル・ポンセ「スケルティーノ・メヒカーノ」。そして、フランシスコ・タレガ「エンディーチャとオレムス」。これら3曲が、既に先生に提出してある。この発表会は、習って10年目に初めて出て今年で4回目になるが、今年は最も上手く行くような気がする。

 

コメント (3)
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