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ハリルジャパン(64) 岡崎優勝、ほぼ確定   文科系

2016年04月26日 12時35分26秒 | スポーツ

 イングランドはプレミアリーグで、今世界を騒がせているのがレスター。アフリカでも、中国などアジアでも、この弱小チームの奇跡の動向が注目されて、視聴率も大いに上がっていると聞く。アメリカがFIFA「大改革」に乗り出して来たのも、大国アメリカを差し置いたこの他を圧倒する世界的サッカー大人気をなんとか自分の手の内にしたいという陰謀とさえ、僕は観測してきたほどだ。

 そして昨日、岡崎が活躍するこのチームの優勝がほぼ決まったようだ。全38節のうちの今35節で、2位チーム同点、レスター勝利の結果、勝ち点差が2広がって7点差が付いたのである。この勝ち点差2への広がりは大きく、レスターが残り3ゲームのどのゲームでも良いからあと1勝すれば優勝となった。残り2ゲームが最悪パターンの場合でさえ、勝ち点は6しか縮まらなくなったからである。レスターが残り3ゲームを全部負けることなど、およそあり得ない想定という理屈による「優勝確定」。おまけに、レスターの今節の勝利は、エース・バーディーを出場停止によって欠きながら、4対0という好調ぶり。代役が大活躍したのだった。と言ってもこの代役ウジョアというのは、去年2桁得点した昨年度のチーム得点王。岡崎はこの実績豊かな190センチ本場アルゼンチン人巨漢を押しのけて、第2FWレギュラーを張ってきたのだった。

 さー、次はチャンピオンズリーグだ。この弱小チームには、CLでの大活躍はそんなに望んでいないが、せめて本戦トーナメントに進んで、1回ぐらいは勝つというレスター、岡崎を観てみたい。選手層が薄いから多くは期待できないが、この世界1クラブ決定戦のような大舞台で岡崎にまた一皮むけて欲しいと密かに願っているのである。もう既にヒデと並んで日本歴代最高の選手になったと言える岡崎だがまだまた成長中と、その変身を作り出していく「懐(頭脳)の深さ」は底知れずと言える選手。選手生活の最後まで目が離せないのである。こんなに楽しめる選手もちょっと居ない。

 なお、岡崎の成長、強化はそのまま、日本代表の成長、強化になっていく確率が大きいと観る。点の入りにくい現代サッカーでは、得点力のある選手から逆算してチームを作っていくという理屈からのことだ。ちなみに、レスターの戦い方は、今の弱小チームが最も取り入れやすい世界的戦法。世界では弱小の日本にとって、こんな良い見本はないと思う。ちなみに、ブラジル大会で脅威になったアルジェリアを率いたのが、現ハリル監督。アルジェリアとレスターが似ていると思うのは僕だけではないはずだ。レスター戦略の2大要の1人リャド・マレズはあのアルジェリアチームにハリルが大抜擢したフランス国籍をも備えた選手である。とすると岡崎と組む俊足トップは、さしずめ広島・浅野か・・・とか、楽しみは広がっていくばかりだ。

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今、原発拡大?  文科系

2016年04月26日 00時29分49秒 | 国内政治・経済・社会問題

 中日新聞にまた、しっかりとした社説が載った。『老朽原発延命』、『3・11前よりも後退か』という見出しでもって。例によって全国に発信すべく、ここに転載する。目的が目的なので、全文そのまま掲載もご了承願えるだろうと確信してのことである。

『 誰のため、何のための原子力現制委員会なのだろう。
 繰り返す。3・11の反省に立ち、強大な原子力を文字通り「規制」するために、新しい気持ちで組織されたのではなかったか。
 福島第一原発は、3・11から半月後に運転開始から四十年を迎えることになっていた。
 それも踏まえて当時の政府は原子炉等規制法を改正し、原発の運転寿命を「原則四十年」と決めた。
 「原発依存度を可能な限り低減する」という大方針のもと、老朽原発に退場を促すためにである。
 ただし、一回限り、最長二十年。特別な点検と安全対策を施して、より厳しい審査を経るのを条件に延長を認めることにした。「例外中の例外」だったはずである。
 ところがのっけから、規制委自ら、それらの大原則を骨抜きにしてしまった感がある。
 老朽原発審査の焦点は、難燃性ケ一ブルの採否という。
 一九八〇年以前の古い原発には、燃えやすい素材の電気ケーブルが使用されている。その年、旧原子力安全委員会の「火災防護指針」は、不燃性、難燃性材料の使用を義務付けた。
 原子炉一基あたりの総延長は、数百キロメートル以上にも及ぶ。これらをすべて取り換えるには、膨大な時間とコストがかかる。
 四国電力はそれもあり、伊方原発1号機の廃炉を決めた。欧米でも安全コストが引き金になり、原発の廃炉が相次いでいる。
 今回関西電力は、高浜1、2号機の全長千三百キロのケーブルのうち、約四割を燃えにくいものには取り換えず、防火シートを巻くことなどで対応するという。規制委はそれを″よし″とした。
 3・11以前よりさらに後退したことになる。
 その上、耐震性の評価に必要な試験は改修工事後でよいという。
 これでば「規制」ではなく、「推進」にならないか。
 複数の断層が複雑に連鎖する熊本地震のさなか、高浜原発にも近い三本の活断層の連動に、住民は不安を募らせる。
 活断層や耐震評価を見直すことこそ必要な時だと熊本地震も告げている。拙速とも言える原発延命の後押しは、人々の不安と不信を増幅するだけだ。』

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