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的確至極の、アベ政権批判    文科系      

2016年04月05日 18時48分11秒 | 国内政治・経済・社会問題

 中日新聞夕刊一面「紙つぶて」は、数人の識者が順に書いていくコラム。本日夕刊は上智大学教授、中野晃一さんとありました。政治学関係の方らしいです。今の安倍政権をよく観測、記憶した結果を短く表現して、これ以上のものは望めないという的確さに驚きました。
 例によって、この新聞内容を全国に発信したいと思います。
 東京で民主主義伸張を願う方々は、姉妹新聞である東京新聞に換えるのがよいと確信しています。
 なお僕は、中日新聞とは何の縁もゆかりもない者。今でもこの新聞の文化面などについては、古くさいという意味で質が低いといつも読んでいるところです。野球記事が多すぎてサッカー記事はグランパスばかりだし、若い人がほとんど観ていない歌舞伎の紹介などを押しつけるかの姿勢にも辟易としてきました。僕は特に「文化の世襲制って、一体何なんだ!」と腹が立つという人物ですから。また、宗教面を置くなら、「無宗教理論」とかそういう随筆なども載せないと不公平だろうと腹を立てている人でもありますし。スポーツも含めた文化にも民主主義を標榜するのなら、「その文化を活動している人、鑑賞している人」の多さをこそ尊重すべきだろうと観てきたものです。軽登山、ランニング、大小のサッカー教室などの人口を改めて調べてみたらどうだろうと、改めてお勧めしたい気持ちです。

 だが、なんと言っても、全国紙政治部は、今の政権下ではどんどんアベに取り込まれているのですよね。そんな意味で、安倍が嫌いなら、全国紙は止めるべきだ。抽象的なアベ批判はあっても、政治の本当のこと、判断に必要な資料が分からないようにされていくと確信しています。以下にご紹介するこのコラム末尾も、そういう全国紙批判で結ばれているという、この見事さ!


『  争点隠し   中野晃一
 この政権は選挙に勝ちさえすれば、何をやってもいいと考えるているので、やる気もないことを約束したり、逆に、やらないとうそをついたりすることも平気なようです。争点隠しに熱心で、正面から民意を問う謙虚さはみじんもありません。
 特権階級と化した世襲政治家たちと、彼らにこびへつらう取や巻きが、今の自民党の主流です。広範な国民の支持を得ようなどとは考えず、野党を分断し、有権者に嫌気や無力感を与え、低投票率となれば、一人区(小選挙区)の魔法で圧勝できるとタカをくくっています。そのためには野党の政策の上っ面を盗むゴマカシが有効です。
 二〇一二年十二月に政権復帰した選挙の際は、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加反対、脱原発依存などをいけしゃあしゃあと掲げる一方、特定秘密保護法を制定するとはひと言も公約に書かなかった自民党です。二年程度で2%と言っていた物価目標の達成もいまだにめどが立ちません。 
 野党共闘が整ってくる中、アベノミクスの失敗、格差の広がり、スキャンダルが次々と明るみに出始めると、その場しのぎの争点隠しが始まりました。辺野古の工事中断、同一労働同一貸金、保育所の待機児童対策、給付型奨学金、消費税増税の先送りなど、まじめに政策を作る気はありません。報道は、単に大本営発表をなぞるのではなく有権者のための調査や検証を。 (上智大教授) 』

 

 

コメント (2)
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