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北朝鮮① 1970

2017年04月15日 18時14分38秒 | Weblog
それにしても今日の軍事パレードは衝撃だった。世界中のSNSでICBMの4文字が飛び交いトレンドワードになってたな。
ついに北朝鮮が固形燃料ICBMを開発した。ほんの1ヶ月前迄は固形燃料ICBMの開発にはまだ暫く時間が掛かるだろうというのがメディアや軍事関係者の予想で、今日のパレードはこれを完全に裏切る形になった。これまで北朝鮮は液体燃料でのロケットは開発していた。しかし、液体燃料の場合は燃料注入に時間が掛かるので偵察衛星から分かること、一度燃料注入を完了したら即発射する必要があることの2点がネックで、兵器としてはガラクタ同然だったんだけどね。燃料注入に時間が掛からず、注入後もいつでも発射可能な状態で保持出来る固形燃料型ICBMの登場は更なる事態悪化を招く。
ここ暫くの間、正恩が強気な言動に終始していたのはこれがあったからなのかと納得させられた。これに小型核弾頭をセットすれば米本土も理論上は射程に入る。昨日迄は仮に武力衝突が起きる場合は、トマホーク等で核実験施設を狙い撃つとされた計画も練り直しになるだろう。勿論悪い方へ。
正恩体制の北朝鮮が最悪なのは、国連の勧告、決議を無視するだけでなく、中国やロシアといった北朝鮮寄りのトップとの会談も今だ無いこと。要するに外交ゼロが続いている状態。そしてその間に新型兵器をここまで開発した。こうなるとアメリカ、中国、ロシア等の対応も変化があるだろう。何処にICBMの照準が向くか分からないから。それほどに衝撃的なインパクトの軍事パレードが行われたよ。
コメント (11)
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随筆  76歳のギターレッスン 文科系

2017年04月15日 11時30分11秒 | 文芸作品
 ギターの先生について14年目になる。この歳になると、同世代、同門の仲良しが何人も止めていくのを寂しい限りと眺めている。とても上手な教室のある高弟が止めたとき、敢えてその理由を尋ねたら、こう応えられた。
「もうプライドが許さないから、止めた」

 僕よりも上手い他の1人は、暗譜が持たなくなったから止めたのだろうと推察した。この方は、ギター関係の一切を綺麗さっぱり、すっぱりと手放されるという止め方だった。暗譜中心でやってこられた方のようで、同じ暗譜中心で来た僕には他人事ではなかった。

 というように、70歳過ぎると止めていく人が増えていき、75歳過ぎてなお教室を続けている人はとても少なくなるようだ。職業婦人を続けたあと三味線を習って発表会にもいつも出ていた僕の母のことも、今初めて分かるようになった。80歳前に教室を止めたのだが、三味線そのものも綺麗さっぱり止めてしまったのは、「もうプライドが許さないから」の口だったのだろう。

 さて、なら僕は、今どうして続けられているのかと考えてみた。初見弾き苦手など読譜能力が乏しい暗譜主義の僕だが、まだこんなことができるからだ。まず、以前よりかなり苦労は増えたが新曲を暗譜できる。読譜弾きなど脇に置いて、初めから1小節毎に暗譜するやり方で1週間に楽譜1頁程は暗譜できるのである。現在やっているバイス作曲「ファンタジー」という楽譜3頁の曲も、着手して約1か月のこの10日ごろには、暗譜の通し弾きができるようになった。そして、6月3日の教室発表会にこれを間に合わせようとしているところだ。

 次いで、僕の場合こんなこともある。定期的に弾き回してずっと暗譜を保ってきた「暗譜群」を20数曲持っていること。この弾き回しが僕のギター生活をどれだけ楽しくしてくれたことか。同じ曲でも、山場の和音を弾き変えてみるなど日によって弾き方を変えてみたり、同じ曲をその日の気分に合わせてしっとり弾いてみたりばんばん弾いてみたり。というように、暗譜弾きは、読譜弾きでは出来にくい音楽そのものの自由な楽しみ方が出来るのである。この暗譜群の生まれ方は、こんなふうだった。折角暗譜した曲のなかでその都度特に好きな物を忘れたくなかったから。時々出し入れもあったこの暗譜群曲集ファイル、これは僕のギター生活の宝物である。

 さて、こういうやり方に比べれば、一つづつ読譜弾きで済ませては、次に進むというだけのやり方は、老人にとっては継続につながる楽しさ作りにも、力の維持にも効果が薄いのではないか。
 60過ぎた文化活動には、楽しさの維持に特別な工夫(の準備)が必要なのだと思う。他にやっているランニングでもそうだが、継続の道が案外あるのにそれを求めてこず、「もう年なのだ」という早過ぎる諦めが案外多いような気がする。

 一つ忘れていた。70過ぎてギターを継続するには、相当の体力が必要だ。あの不自然な姿勢ゆえ、皆が身体を痛めるのである。それで断念する人も多い。僕のギター生活に、僕のランニングがどれだけ役立っているかと、今の日々痛感しているところだ。1時間走れる身体なら、ギターを2~3時間弾き通すぐらいは何ともないのである。ランとは別に、握力の維持、強化も必要なようだ。握力が弱くなると左手押弦に難が出てきて、これに抗うことから肘や肩を痛めることが多いように思う。
コメント (5)
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