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sicaさんにお応え 「国連は反戦組織です」   文科系

2017年04月24日 00時53分35秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 国連は反戦組織です。国連憲章前文の冒頭にこう謳っているのが、第1にその証拠。
『われら連合国の人民は、われらの一生のうちに二度まで言語に絶する悲哀を人類に与えた戦争の惨害から将来の世代を救い・・・・ここに国際連合という国際機関を設ける』

 ここに書かれた。『将来の世代を救い』とは、「長いスパン」での国連の最大目的が戦争を無くすことという以外には解釈できないはずです。

 また第2に、これも何回か述べていることですが、第一条第一項も「国際の平和及び安全の維持」とあります。ヒトラー、東條が起こした第二次世界大戦などはもうコリゴリだという世界の当時の想いが詰まった文言かと解釈していますが。

 前文冒頭と、第一条第一項とがこうなっている以上、国連の最大目的は平和、反戦(組織)だということです。

 なお、国連のこの最大目的は、反対物である戦争が現にこれだけ存在すると述べた所でこれを否定したり、無いものにできたりしたことにはなりませんし、だから無意味だということにもなりません。
 こういう長いスパンの最大目的を持った国際機構が存在するというのは、存在しない19世紀とは全く違います。これらの理念、条項に基づいて例えば違法戦争の基準、定義があるだけでも全く違うと、国際法学者たちは皆述べています。
 この違法戦争条項についても、違法戦争が現に多く起こっているから無意味だということにも、上と同様の理由でなりません。


 次に、戦争を長いスパンで根絶していくためには、常備軍もなくさねばならぬというのは、18世紀ドイツの大哲学者カントや米大統領ウィルソンが間違いなく想い描いていた所です。ウィルソンは、カントの「永遠平和論」に導かれて国際連盟設立を主導、奔走したのですから。ある理論というものが、現実政治変革に関わってこんなに大きな力を持つものだということも、ここで明記しておきたいと思うものです。
 また、警察力と軍事力との違いも前に指摘したとおりです。軍事力のない国でも、警察力はありますね。

 またなお、国連が掲げた反戦理念の実現については、以上のような論議、実践を長く、細かく積み上げていく必要があるのだとは、前に述べたとおりです。常備軍廃棄は永久に幻想という人と、国連理念を細かく実践していこうという論議をしたい人との時代時代の綱引きで、「将来の世代を救い・・・」が千年後になるか、百年後になるかという、そんな差さえ生まれてくるのだと、僕は確信しています。

 さらにまた、こういう理念に合う時代合わぬ時代という問題もあり、その点では新自由主義という生き馬の目を抜くような現代は、国連憲章にとって最も不幸な時代だとも愚考してきました。こういう今とは違って西欧には2度の世界大戦(国家総力戦)で相当懲りた時代もありましたが、他はまだまだ痛切な歴史から学ぶという懲り方が足らないのかも知れないとも思ったりします。日本などはまだまだ「敗戦」でなく「終戦」と言いたがる人も多く、中国も懲りているのかどうか・・・?? 

 ただ、こんな現代でさえ、この事は信じています。事故でなく故意で核兵器を使う国はもう現れてこないだろうと。90年以降にこれだけ酷いことを重ねてきたアメリカでさえ、72年間小型原爆一つ使っていない訳です。これはもう、21世紀人類の到達点になったかと、貴方には笑われるかも知れないが、愚考してきました。このことにも、国連、その理念、違法戦争の定義などが関わっているとも、確信しています。
 これだけ国連規則を蹂躙してきた米国が国連を出られないことにも、「国連理念」の力が働いていると、また愚考してきました。いくら力に任せた正に横暴、自分勝手を押し通していても、やはりどこかで「正義」という「良い子の顔」も欲しいのでしょう。どんな悪人政治家でも、自分のたった一度の人生に「これほどの世界史的汚名」は覚悟できなくなったのだろうかと、考えたりもしてきました。
コメント (16)
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