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陰謀と陰謀論   文科系

2017年04月14日 15時34分25秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 どうも標記の言葉が、巷に安っぽく出回りすぎているように思う。使っている人がその意味を分かっているのかどうか、そこがあやふやなものが多すぎると観てきた。
 
 先ず、陰謀とはこういう意味だ。「密かに企むはかりごと」とか「犯罪の相談」とか。ちなみに、こういう使用法で言えば、ある国家が違法な行動を企む時には、普通事前から公然とはやらないから全て陰謀になる。最近例えばシリア爆撃が起こったが、その前には陰謀があったのは明白である。ということを指摘した所で、陰謀論でも何でもないだろう。

 この陰謀に論を付けた陰謀論の方は、どうだろうか。普通に使われている意味はこういうことだろう。『「陰謀でもないものを、あるいは、根も葉もない煙以下の事をあいつが図った、あるいは図りつつある」と述べている論』ということだろう。

 さて、この二つを比較しながら、先に述べたこのことを合わせて考えてみて欲しい。「ある国家が違法な行動を企む時には、普通事前に公然とはやらないから全て陰謀になる」。するとどうだろう、国際法違反行動が多いアメリカは常に陰謀をやってきたことになるはずだ。違法確信犯行動の前段階を公然と行ってさえ、公然の前の世論作り下準備段階の謀も含めて。アフガン、イラク、シリア、ソマリアなどなど、全てにおいてそうだろう。アメリカは事前から公然と国際法的違法行為をやる場合もあるようだが、その場合は世論を調べるアドバルーンの意味があるのであって、そういうアドバルーンを上げる場合には、アドバルーンをやる前の段階で陰謀があるということだ。つまりどう転んでも世界で違法行為が一番多いアメリカは、陰謀ばかりやっているということだろう。

 こうして、結論。アメリカ批判に絡んで、これに対して「陰謀論」等と言い返してくるのは愚かな行為以外の何ものでもないと言える。アメリカは常に陰謀を企んできたし、これからもそうだろう。そして、アメリカ以外の世界の軍事力を合わせた以上の軍備を備えていて、だから腕力任せにやっているこの超大国の陰謀は、どの国のそれよりも世界を揺るがし、「世の中はこんなものだ」という感じで世界を腐敗させ、多くの民衆の不幸せを呼んでいくのである。
コメント (17)
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