日本政府はもう、あまりにも無能すぎるというのを通り越して、人殺し政府とさえ言えるのではないか。地方首長でその先頭に立っている大阪府知事も含めて。
オリンピックを強行すると言い張り続けながら、未だに先進国数少ない「収まらぬ国」のままだ。それも、ここまで来るまでに収まる兆しは何回かあったのに、そのたびに規制を緩めてはここに至ってしまった。加えるに、ワクチンは金持ち国にしては徹底的に遅れていると来ている。それでも五輪をやると言い続けているのはもう、「老人殺し国家」と言えるんじゃないか。良くて、意思はなかったがそうなってしまったという未必の故意の人殺し。ワクチンがこんなに遅くなったままでゴールデンウイークを迎え、なお五輪をやるとあっては「殺人の意思あり」というようなものだ。それも、大量殺人といえることとて、太平洋戦争をなかなか止められなかった日本国家進路の前例と同じ罪のようによく語られるのも無理はないと言いたくなる。
もう、五輪は止めろ。その理由も、人殺しを減らすためなのだから、これは当たり前、まっとう至極の判断というものだ。国民もいい加減、自公政府がこういう首相(安倍と管)を選んだということをよく覚えておかねばならぬ。「国民のため」なんて何も考えていず、自分らの権力維持だけを考えている人々と証明したようなもの。そういう「政治主導」でもって、前世紀までは結構有能だったはずの官僚までをみな、ただのヒラメにさせてしまった。そんな政治主導の結末までを今回のコロナ「殺人」が示してくれているのである。「五輪をやり切って、与党浮上を果たしたい」とは、ヒトラー、東條が自分の権力にあくまでもしがみついて国民を心中に引き込んだのと同じ事だろう。「老人が外出をいかに怖がって、その命を縮めているか」など、何も見えず、考えていないのである。