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「明日がこのように消えた」、安倍晋三   文科系

2021年09月20日 00時18分13秒 | 国内政治・経済・社会問題

 悪事には筋があるもの。そして、その悪の程度にも軽重があるもの。その軽重とは、悪が重なった歴史によるその重さと深さのことである。政治を考える一般教養さえないのに悪慣れしすぎた安倍晋三には、もう明日はないと観る。その理由は、総裁立候補・野田聖子さえ問題にしている森友問題と、高市が説明し切ったとアホなことを語っている『「桜」不起訴不当』の公職選挙法違反事件とを分析するだけでも以下の通りと、分かるのである。

① 森友は、首相案件として数億円の国有財産が不正に支給される寸前まで行った。これは最低限、そういう忖度が財務省首脳にあったと示された。
②「私か妻が関係していたら、首相どころか議員も辞める」という国会答弁により①がご破算になって、①の経過報告書が書き換えられ、これによって1人の模範的な公務員が自殺した。
③ ①と②を働いた元締め、財務省理財局長・佐川は栄転していった。このことは以下を示している。国家がこれだけの不正を犯しても、それが権力ある政治家のためであるならば、得こそすれ損はないと官僚組織全体が腐敗し、公正さをなくしていることを。
④ ③はさらに、このことも示している。官僚に対する自民党の政治主導が、権力者の意向に沿って公正をすて、国家に損失を与えても良しとする態度の蔓延を招いた、と。そして政治権力者達は、公正を捨て権力を増やすこと、選挙に勝つこと、勝たせること、そういう利権政治に走ってきたのだと。つまり「選挙利権政治」が政治の公正を捨てさせてきたことを。

 「桜」については以下の通りである。
① 国政功労者を祝い励ます国家行事がいつの間にか、政権幹部の個人後援会「功労者」の行事に変質して何年も続いていた。安倍については特に「この会にはなんと山口県人が多いこと!」となっていたと判明している。首相自身が、税金で選挙後援会行事をやってきたわけだ。 
②この(後援会)前夜祭に何年も供応が続いてきたことが示されたが、これについて公職選挙法で略式起訴された地元秘書は今や完全復活していると知られている。自分が関知しないはずの罪で自分を汚したはずの人物を以前同様に使うって、安倍自身が確信犯であると示しているわけだ。この事件は、小沢一郎失脚に繋がった「日ズレ」という政治資金違反事件よりもはるかに重いものだ。
 さて、この「桜」についても、上記④のこと、つまり選挙利権政治が政治全体から公正を捨てさせ、行政府全体が不公正忖度に走っていると示されている。国家の官僚達が、「桜」の選挙後援会化とか、前夜祭の不正とかを知らぬはずがないからである。

 森友については、赤木雅子さんが真相究明を求め続けるだろう。「桜」についても、民主党政権発足時にその脚を引っ張った小沢一郎起訴問題のように、安倍を引っ張り続ければ良い。領収書も出さぬ、参加者名簿は破棄したなどとふざけているのだから、こういう選挙利権政治、要するに権力亡者が「権力だけ、選挙だけ。国家としての公正などどうでも良い」となっている実態をば、心ある僕らが国会ごとに追い求めていくだけである。これ以外の彼らの政治目標などは、すべてどうでも良いことに成り果てていると示すことも含めて。だからこそこの国は、この25年で世界5位内外から33位へと、台湾はもちろん韓国にも抜かれてこんなに貧しくなってしまったのである。国民一人当たり購買力平価GDPの世界順位のことだ。そして今の官製バブル株価?! この後始末にはどんな国家悲劇が待っていることか。「わが亡き後に洪水の来たれ」という政治になっているという以外にない。

 これだけのことをしておいていつもいつも「美しい日本を守れ」って、言葉だけは綺麗なこと! 国民の良識を馬鹿にしていることありありである。 

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