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「政治家のことば」改訂版  文科系

2021年09月27日 11時27分49秒 | 国内政治・経済・社会問題

 九月二二日の朝日新聞特集「政治家のことば」が面白かったこと! 「声」「オピニオン&フォーラム」欄のお題がこれ。投稿内容みなが、賢くて、鋭くて。紹介してみる。
 先ず筆頭が、『「仮定の話」答えるのがリーダー』と来た。この結びが言い分すべてを表していて、お見事。
『持てる限りの仮定力を発揮して備えておけば、災害の被害を少しは少なくできるはず。政治家の皆様にも仮定力を養い、研ぎ澄ませて下さることを切望してやみません』
  というわけで「仮定の話には応えられません」と語る政治家は、無能を告白しているのである。あの原発事故も、仮定力不養生が原因なのだろう。

『「誤解」するほど無能ではない』
『政治家は往々にして、「誤解を招いた」「誤解を与えた」と陳謝して発言を撤回するが、失礼だ。国民は発言の「真意」を正しく理解して批判しているのであって、誤解するほど無能ではない』
 というわけで、ご自分の過ちを主権者の言語理解力のせいにするって、アンタ、何様?  

『「丁寧な説明」空しい決まり文句』
『もはや「丁寧な説明」はただの「ごり押し」に過ぎない。「丁寧」というまやかしの言葉で国を統治できると国民は見下されている』
  その説明がいつまでたってもなくって、ただ既成事実だけは進んでいくって、これは確かにごり押しだろう。

『おわび「思っている」だけ?』
『最近、ちょっと待てよと思うようになった。これはおわびしたいと「思っている」だけであって、「おわびします」と謝罪しているわけではないんじゃないかと』

 全部感心したのだけれど、この前後に編集者らも、こんな事例を付け加えている。筆頭は当然『ご飯論法』で、もっと酷いのが、これ。『募ってはいるが募集はしていない』。この言葉に僕が説明を加えると、こうなる。「集」だけを観て「より多い」と判断したお馬鹿な誤解であって、ご飯論法にさえなっていない。加えて『「国民の命と健康を守る」と繰り返しつつ、緊急事態宣言下で五輪を決行した人』とあった。かくて『安心安全な五輪』も珍語になって、『陰で「自宅療養」という名の自宅放置』、自宅で亡くなられた方が数百人というのが、悲しい締めになっていた。

 と、こう書いてきた僕からも最後にお一つ。前首相が「コロナ下五輪中止と言い立てる人は反日だ」と宣った。首相といえど主権者の税金で雇われた公僕。その公僕が、主権者の一部を公然とヘイトしている。主権者と政治家の関係も分かっていない、アンタ、何様? 官僚や大臣病患者には威張れても、国民には威張れないんだよ。 
 国権の最高機関は国会である。その国会でこんな言語「誤用」。意識したこれは問題逸らしの罪隠しだが、無意識のこれは「答弁を逃げ回る猿知恵」。いずれにしても、国権の最高機関がこのままでは、日本国の将来は終わりだ。国民一人当たり購買力平価GDPはサッカー世界順位よりもはるかに低い世界33位まで落ちて台湾はもちろん韓国にも抜かれたけど、まだまだ50位ほどまでは落ちていくのではないか。それとも、安倍首相お得意技で、また、国家統計を書き換える? 

コメント
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