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「孫崎享のつぶやき」の総裁選情勢  文科系

2021年09月26日 00時35分13秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)

 孫崎享は元外務省国際情報局長で、駐イラン大使なども務められたお方。つまり、アメリカの対日政策を中東最前線に於いて骨身にしみて学んできた末に、反米に転じた外務省官僚の変わり種というお人だ。なんせ、防衛大学の教授まで務められたのだから。そういう国際体験からこそ、退官後の彼は、米の対日政策を追い続けた上で、これを警鐘・批判して止まないお人になった。そんな彼が、この総裁選挙についてこの25日に以下の文章を書いて、平和憲法がある日本で、『中国に先制的「防衛」攻撃をかけられるようにせよ』と叫ぶ高市のような化け物が急激に打って出てきた背景を説明している。

『自民党総裁選は岸田・高市連合が河野を破る流れ。どちらがなってもいい。安倍・麻生の支配体制が続くだけだ。そして後ろにジャパンハンドラーが操る。だが3A(安倍、麻生・甘利)+S(菅)の菅氏が何故河野支持か。次の選挙で菅氏は落選の危機。反河野は取れない。  2021-09-25 07:56

 ・私は昨日次のツイートをおこなった。
「ある元官僚:終わったよ。岸田になろうが高市になろうがどちらでもいい。河野にはならない。もう変革はないよ。一寸手術しようかと思ったが又腹を縫い合わせた。そんなとこだな。米国支配ーそれを受け取る安倍等。これで行くという事だよ。」
 この人物は、引退しているだけでない。
 今日も自己の人脈を通じ、情報を集めている。
・流れは明白である。
 第一回投票で、特定人物が過半数を取るのは難しい。第二回投票では、安倍・麻生などのが支持する岸田や高市の連合が生じ、彼らのどちらかが河野を破る。そして安倍・麻生らの裏での影響力の行使が続く。それは米国の「ジャパンハンドラー」の影響力行使をも意味する。
・こうした中、従来の3A(安倍、麻生、甘利)+S(菅)の中で、菅氏が河野支援と変調を示した。
 何故か。前回の横浜市長選で菅氏の推した候補が敗北した。投票結果を見ると、菅氏の選挙区でも、(以下略)』

 トランプ出現前からアメリカで経済空洞化や格差への批判がまことに厳しいが、同じ新自由主義政策をとってきた日本はこれがすでに1990年代後半から始まっているのである。日本の銀行がどんどん縮小されていった時を思い出していただきたい。潰れたり、アメリカに買い取られたり、支店がどんどんなくなったりしてきた時代のことだ。さらに多く日本の富をアメリカに吸い取られるようにしてきたのが、新自由主義法制を確立した小泉・安倍政権の規制緩和、構造改革路線なのである。そのアメリカが今度は『「テロとの戦い」から「対中覇権闘争」への世界史的戦略大転換。その最前線に日本を立てる』と決めたわけだが、高市はみずからそういう指揮権を振るおうと名乗り出たということだ。これはもうこの地球が二分して、第二次世界大戦前と同じような局面を迎えているということではないか。安倍・麻生がアメリカの遣いっぱとして己の権力を維持していこうと決めたということでもあろう。口だけの「美しい日本」の「愛国」という、とんでもない売国奴である。日本には中国と戦争する理由など何もないのに、アメリカの面子死守の道具にされるなど、真っ平御免被りたい。
 

 

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