九条バトル !! (憲法問題のみならず、人間的なテーマならなんでも大歓迎!!)

憲法論議はいよいよ本番に。自由な掲示板です。憲法問題以外でも、人間的な話題なら何でも大歓迎。是非ひと言 !!!

アギーレジャパン(18)「サッカーは戦略的ゲーム」  文科系

2014年11月19日 10時25分23秒 | 文芸作品
 オーストラリア戦勝利は、今ならまー当たり前。と言っても、このオージー・チームは順位の割に強かった。元々オージーとはこれで8勝8分7敗とやっと勝ち越したに過ぎないし、来1月アジアカップ主催地のためとても気が入っていた上に、長谷部がこう語っていたほど日本スカウトも入念にやってきたようだ。
『研究されて攻撃が組み立てられなかった』
 こうして、92位などという世界順位は全く当てにならない。日本以上にアジアで孤立していて、強いチームと日頃やれない強豪だからである。

 さて、オーストラリア相手にアギーレが言う「ティキ・タカ」(この語はスペインはバルセロナのショートパス攻撃の意味。そのリズム表現から由来したもの)の日本チームが、47対53とボールキープで負けるなどと、誰が想像したろうか。それほどに、相手はよく走り、日本のパスを寸断していた。前半は多分、オージーの方がシュート数が多かったろう。
 そこでアギーレが動いた。後半1分に遠藤を今野に替えた。前半36分に4231で長谷部、遠藤のダブルボランチにしていたのだが、後半にはその一人を入れ替えたのである。これでもってゲーム総シュート数が13対7と逆転したのだが、見事な采配と言うべきだろう。もっとも、アギーレは前からこう語っていたのだが。守備時は433だが、攻撃時には4231にすることもあると。ただ、その形に替えるに際して、2ボランチの一角遠藤をいち早く下げて今野を入れたというのがザックと違う特徴だろう。今野の得意技は1対1に強い言わばマムシ。確か札幌にいた若い頃ここの監督を務めた岡ちゃんがこの才能を認めて「どんどんそこを伸ばせ」とアドバイスしたボール奪取の名手と聞いている。この交代こそ、アギーレがこの代表に臨んでは、あくまでも守備重視戦略姿勢を示しているということだろう。

 ただし、このことは急いで付け加えておきたい。36分までの「433、長谷部1ボランチ」の時も、以降の「4231、2ボランチ」の時にも、味方センターバック前の(ゴール正面)スペースは相手に安易には使わせていなかったということである。この点は、正面中距離シュートの不安も少なく、久し振りに安心して観ていられたものだ。
 ちなみに、この陣形変更についてゲーム語のアギーレは、こう語っていた。
「サッカーは戦略のゲーム。複数のポジションができる選手が多いので、いろんな戦略が取れる」
 なんのことはない、彼がそういう選手を選んでいるのである。

 後は、
①岡崎のシュートは誰が見ても見事なものだった。あの位置で、敵ゴール側にDF一人を背負った上で、あの森重のパスコースでは、あのアクロバティックなシュート以外はあり得ないと後で分かった。そういうシュートを成功させた判断力、落ち着きが凄い。関連して、ゲーム後の岡崎の言葉が彼らしくって素晴らしいと感心したもの。国際Aマッチ通算40ゴールの感想を質問されたときにこう答えた。
『それより80試合以上出ていることの方が嬉しい。どんなチームにも適応しようと頑張ってきた自負がある』
 こういう岡崎の言葉、考え方が、本田と対照的に聞こえるのは僕だけだろうか。
②このゲームで、案外皆が見落としている歴史的重大事が一つ起こった。4231のトップ下が従来の本田から、香川に替わったのである。それも前半36分に4231に替えてすぐに、そうなった。そして、香川は良く躍動していたと観た。良いクロッサーもいて、自分自身良いスルーパサーでもあるのだから、彼持ち前の擦り抜け技術を生かしてボールを運び、他人を生かして、それで定位置確保ができると、僕は思っている。岡崎から学んで、チームで自分が生きる技術はなにかと常に考えていて欲しいのである。彼の密集擦り抜け技術は誰にも真似できないものだ。特にペナルティーエリア内ではファールでしか止められないものだと観てきた。
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浜という浜が右傾化恍惚化      丸山進

2014年11月19日 09時42分09秒 | Weblog
川柳作家の丸山進さんのブログからの引用です。

日本のどこの浜に行っても浜辺で海側に右
足を置いて前を見ると必ず浜は右に傾斜し
ている。これはフレミングの右手の法則と
似ているが、アベの右足の法則と言えるかも
しれない。

と作者の弁です。       らくせき



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アギーレジャパン(17) 本格的練習に選手驚き  文科系

2014年11月18日 07時54分40秒 | 文芸作品
 ブラジル戦さえも選手選考に使ったアギーレに、国中から批判が殺到した。ところがこの16日には、サッカーファンにまた衝撃が走った。「スポニチアネックス 11月17日(月)7時1分配信」によれば、こんな見出しになっている。『やっと本腰?アギーレ監督 就任後初の本格的戦術練習に選手も驚き』。以下この記事を紹介するが、ザック来日直後と非常によく似た厳密な守備練習が中心だったようだ。流石!

【 日本代表は16日、大阪府堺市内で親善試合オーストラリア戦(18日、ヤンマー)へ向けた調整を冒頭以外は非公開で行い、主に守備での戦術に時間を要したもようだ。ハビエル・アギーレ監督(55)の就任後は初めてとなる本格的な戦術練習。アジア杯で優勝を争うライバルとの一戦を前に、やっと本腰を入れた?
 選手も一様に驚きを隠さなかった。9月の新生日本代表発足後、3度の代表合宿を行ってきたが、アギーレ監督は初めて守備の戦術について指示を出した。DF酒井高が「監督がやりたいことを要求してくるようになって、ステップアップし始めた」と明かせば、MF柴崎も「細かい指示が増えた」と説明した。これまでの自由なサッカーとは違い、規律や約束事が課せられた。

 選手の話を総合すると(1)お互いの距離感(2)相手をサイドへ追いやる守備(3)サイドにボールが出た時のマークの受け渡しやポジショニング(4)DFラインをペナルティーエリアまで下げない(5)GKはDFラインの裏のスペースをケア――と“守備5カ条”が出された。
 特に(1)は状況ごとに具体的にメートル単位で要求した。(2)についてはアンカー役のポジショニングに細心の注意を払い、バイタルエリアと呼ばれるゴール前中央へのパスを供給させないブロックを築くように指示。選手個別の指導では、前任のザッケローニ監督同様に体の向きにまで言及された者もいたようだ。】

 (1)は、ザックジャパンが好調の時は必ずできていたこと。(2)~(4)は名監督にして守備指導の名人モウリーニョが得意な、ティキタカサッカーなどへの基本防衛策である。(3)~(5)辺りは、現代守備の最先端であって、最近の日本が常に乱れていた点だ。(3)(4)を徹底するならば、ドイツ代表のGKノイアーのように日頃からGKの守備範囲を広くするべく、「出るか、出ないか」、「いつ出るか」の瞬時判断力を入念に蓄えておかなければどうしようもないのだと愚考する。川島によくあったポカも減るに違いない。

 本日のオーストラリア戦がとても楽しみになってきた。このゲームで、この監督の真価の一端が初めて覗ける状況になってきた。「国代表の強さということでは、選手選考こそ最も肝要」という彼のやり方こそ正しかったのだと、是非とも示して欲しいものである。武藤、柴崎、太田あたりから先発、入替などで出場して勝利すれば、彼のやり方はここまでは正しかったということになるだろう。サッカーでは個の力が最も重要と見る人なら、なおアギーレは正しかったということになるだろう。

 また、今度も本当に433を敷くのだろうかという点も、きわめて興味深い。この陣形についてアギーレの語る所は、正しくはこうなのだが。「攻撃時は343、守備時には433になる」と。
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翁長さんの勝利      らくせき

2014年11月17日 09時20分23秒 | Weblog
仲井真さんを抑えて翁長さんが知事に。
ひさしぶりに良いニュースでした。

知事になっても大変でしょうが・・・
たぶん政府から陰に陽にイジメがあるでしょう。
日本がアメリカから真に独立をしたら
いじめられるのと同じかな?


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スティグリッツ国連報告・序文要約  文科系

2014年11月17日 01時09分02秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 改めて表記のものの、まず序文を紹介するが、その紹介本文以前に、この報告周辺の概要をまず見ておきたい。

 この報告の正式名称は、2009年9月21日に出された「国連総会議長諮問に対する国際通貨金融システム改革についての専門家委員会報告ー最終版」と言う。委員会メンバーは20名で、米、独、仏や、南アフリカを除いたBRICS諸国代表など、日本からは榊原英資が参加し、総会議長特別代表も2名加わっている。当委員会委員長がノーベル経済学賞受賞者であり、クリントン政権の大統領経済諮問委員会委員長などを経て1997年~2000年に世界銀行の上級副総裁およびチーフエコノミストを勤めたジョセフ・スティグリッツであるところから、この文書が彼の名前を冠してこう呼ばれているのだろう。報告名称に付された「国際通貨金融システム改革」とは、報告前々年から前年にかけて世界を揺るがせたリーマンショックを受けていることは言うまでもない。

 報告全体は250ページを越える物で、冒頭に報告を出すよう当委員会に委嘱した当時の国連総会議長、ミゲル・デスコトの序文が付いている。14日拙稿で以下のように紹介した世界史的人物とも言える1933年生まれだ。
【 スティグリッツも勤めたコロンビア大学でジャーナリズム科修士の学位を取っているニカラグァの元外務大臣であるという。こんなすばらしい紹介が付いていたお人だ。
「1979年~90年、ニカラグア外務大臣として、内戦の平和解決に貢献。1984年、米国の軍事干渉を国際裁判所に提訴し、勝訴。2008年6月、国連ラテンアメリカ・カリブ諸国グループより全会一致で国連総会議長候補に選出。2008年9月~2009年9月、第63回国連総会議長」
 上のニカラグア内戦の歴史、状況とその終了、そこでデスコトが果たした(らしい)役割などについては、当ブログ拙稿『ニカラグア・アメリカ「対テロ戦争」の源流 2007年06月14日 | 国際政治・時事問題(国連・紛争など)』を参照されたい。この拙稿へは、右欄外の「バックナンバー・年月欄」で、07年6月クリックーーその6月カレンダーが出るから14日クリックによって、アクセスできる。】


 さて、本論を文章自身の抜粋形式で進めるが、最初の書き出しはこうなっている。

『2009年6月26日、驚くべきことが起こった。「国際金融経済危機とその開発への影響」についての幅広く意義深い声明を、192ヶ国で構成される国連がコンセンサス方式で採択したのである。分析と勧告は痛みの短期的軽減から深い構造変革まで、危機への対応策から世界金融経済構造の変革まで全域に及んだ。』
『6月の決議は2007年8月以降、大恐慌以来最大の世界経済不況を記録した長きにわたる国内と地域の危機から集積した知的資本を引き出した』
『蓄積された経験は、彼らの今度の仕事は10年単位でなく100年単位で評価されるだろうということを示していた』
『彼らはこの最終報告「結論」に書いてあるように、活気づかせ大胆に考えるように支援してくれた。
「この危機は、経済に何かが起こった、何か、回避は勿論、予見さえできなかったことが起こったというような、単なる『百年に一度の事故』ではない。我々はその逆を考える。危機は人間がつくったものであると。これは民間セクターによる過ちと、誤って適用され失敗した公的政策の結果なのだ(第6章第1項)」』
『我々の世界経済は故障している。ここまではだれもが認めるところである。しかし、では正確に言うと、どこが故障していて修理する必要があるのか、ということになると大論争になってしまうのである』

『これらの危機は、この35年間世界に適用されてきた支配的な経済観によってしっかりと相互に関連づけられ、結びつけられていた』
『この点についての本報告の下記の部分は力強い。「過剰生産力と大量失業が同居する世界の中で、地球温暖化や貧困の撲滅という挑戦に応えて行くことを含めて、未達成の地球的課題が残されている。このような状況は受け入れ難い。(第1章第11項)」』
『本報告の基本的視点は、我々の複合危機は失敗或いは制度の失敗の結果ではなく、制度そのもの(組織と原則、歪められ損なわれた制度の仕組み)がこれら多くの失敗の原因だということにある』
『米国の代表は決議採択後の発言で、「国連は…… 今回の文書で述べられている多くの問題について、意味のある対話の方向を提起したりふさわしい場を提供したりする専門知識もマンデート(権限とか委ねられる力量とかの意味ー文科系)も持っていない、というのが我々の強い意見である」と述べた』
『私はマハトマ・ガンジーの生涯と教えからもインスピレーションを得た。彼は嘗てこう述べている。「最初彼らはあなたを無視する。次いで彼らはあなたをからかう。そして彼らはあなたと戦う。そしてあなたは勝利する。」』
『専門家委員会の報告と6月の決議文書は、我々の国連を通して真実のために戦い続けようという、招待状或いは勧告である』
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「よたよたランナーの手記」(78) また病欠、再出発  文科系

2014年11月16日 17時20分47秒 | 文芸作品
 6日にこう書いてこの五月故障以来の好調さを喜んでいたら、好事魔多し。翌日7日に風邪を引いたようで病欠が長引いてしまった。
『10月30日9.2キロ、2日に9.3キロ、4日に8.8キロ、そして翌5日に70分少々で10.3キロと走った。4日に続く5日は、疲れを感じたらすぐに止める積もりで多少の不安を抱えつつジムへ赴いたのだが、これくらいなら何ともないと分かった。10キロ時近くの速度を長く走るのでなければ、つまり基本9キロ時までに留めておくのであれば、今の僕に疲れは出ないらしい。「LSD(ロング・スロウ・ディスタンス)」と言って、長い時間、ゆっくりと、距離を走る練習なら、人がただ歩くのと同じで毎日できると分かったわけであって、またまた喜んで帰ってきたもの。このLSDが、心肺機能のトレーニングとしては最も効果的とされているからである。』

 そして、上の最後の5日からちょうど10日ぶりの昨15日、ジムへ。やっとこさの30分×2回で計8キロで、また、巻き直しである。加齢は、こういう病気や故障を重ねていくことによっていろんな力が復活、後戻りできないようになり失われていくということだろう。というところで、今回は5日のような次元に戻るまで何日かかるのだろう。年を取るって、やっぱり寂しいことだ。
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今度は改憲?     らくせき

2014年11月16日 10時13分40秒 | Weblog
昨日、池内了さんの話を聞きに行ったら、
前置きで、今度、安倍さんが勝利したら改憲とのこと。
いまでも改憲状態にあるのを政治を、大手を振って改造する。
のちの世代から、あの時が転換点と指摘されるだろうとのこと。

なるほど・・・
今の世代は次世代にも責任がある。
どうも責任感を感じない性格なのか?日本人だからなのか?
沖縄のような切迫感がない私です。

沖縄の知事選はいかに?


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アギーレジャパン(16) アギーレの日本(文化)評  文科系

2014年11月15日 00時35分57秒 | 文化一般、書評・マスコミ評など
ゲキサカ・サイトに表記の物がありました。長くクラブ監督を勤めた地スペインはマルカ誌のインタビューに応えたもの。サッカーだけにとどまらず、他国に語ったゆえか率直な日本(文化)評が興味深かったです。日本(人)への着眼点、表現力などがなかなかのもので、頭の良い人だなという印象も受けたものです。もっとも、母国メキシコとスペインという異なった大陸の2国に慣れ親しんだ人。日本と比較できる対象を二つ持っているということで、日本がよく分かるのかも知れません。日本紹介の本なども、いろいろ読んでいるらしいですね。相当な知識人である彼らしい所だと思いました。


【アギーレ監督がスペイン紙で日本サッカーを分析「遊び心に欠けている」
  14/11/14 12:05

 日本代表のハビエル・アギーレ監督が、スペイン『マルカ』のインタビューに応じ、様々な質問に答えている。
 就任後4試合を1勝1分2敗。「色々なことを学んでいる。すべてが新しいよ。今のところ良い結果は出ていないが、最初の2試合に関しては結果を残すことが難しい試合だったからね」と振り返るアギーレ監督は、日本サッカーについて感じたことを次のように続けている。
「ラテン系の活発さや遊び心に欠けている。これらは勝利に必要なものだ。日本の選手は常にルールに従っており、そこから外れることがない。裏を返すと、Jリーグの選手は油断せず、気を緩めることがない」

「最近セレッソ大阪とガンバ大阪の試合を見たが、騒音もなく、雰囲気や緊張感に欠けていた。こういうことはスペインではありえないことだ。マドリーとバルサの試合では、街中や報道各局がクラシコを盛り上げていた。試合が進むにつれてファンたちは弾けんばかりの勢いだった。クレイジーだったよね。ここではそういうことはない。私が言葉を理解していないからかもしれないが」

 ただ日本での生活については不満はない様子だ。「第2の母国」と話すスペインとの違いについて次のように話している。
「すべての面でとても異なっている。食事なんかはそうだね。私は寿司が好きだ。言語が最も難解だ。ただ、それに適応しなければならない。文化や歴史についての本について色々と読んでいるよ。ただ、ここはとても心地よい国だ。今は家族とともに住んでいる。一生懸命にやっているが、不満はまったくないよ」  
「スペインが恋しくならないかって?ああ、もちろんだ。スペインは私の第2の母国であり、長い間、リーガエスパニョーラで過ごしてきたからね。ただプロフェッショナルとして、スペインを離れることを決めたんだ」

 リーガ・エスパニョーラでプレーする日本人選手は、現在、コルドバのFWハーフナー・マイクのみとなっている。他国リーグと比べると、日本市場への進出が遅れているが、これについては次のような見解を示している。
「単純にまだ知られていないからだ。ドイツやイングランド、オランダでは日本市場はよく知られているが、スペインではそうではない。ただ1度、目をつけたら、もっと多くの日本人がスペインでプレーすることになるだろう。私の見立てでは、6~7人はスペインでプレーすることができると思う」

 日本代表の未来については以下のように話している。
「現在日本はFIFAランキングで52位に位置しているが、私の目標はトップ20に入れることなんだ」
「目指すべきスタイルについては、間違いなくティキ・タカ(パスを繋ぎながら崩すスタイル)が合っている。日本には小さなミッドフィルダーが多い。香川(真司)や柴崎(岳)らがそうだね。そういう選手がいる中で、ロングボールを主体にすることはナンセンスだ。彼らはゲームをつくる選手だ。香川はスターかって?それはわからないが、並外れた才能がある選手であることは確かだ。ドルトムントで多くの出場機会があることは成長のためには良いことだ」 】
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改めて、スティグリッツ国連報告  文科系

2014年11月14日 16時41分51秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 改めて、「スティグリッツ国連報告」(水山産業出版部)そのものをアマゾンから中古で取り寄せた。思っていたよりも遙かに膨大な物である。A5版で、250ページ弱。冒頭には09年当時の国連総会議長、ミゲル・デスコトの序文8ページほどが付いている。スティグリッツも勤めたコロンビア大学でジャーナリズム科修士の学位を取っているニカラグァの元外務大臣であるという。こんなすばらしい紹介が付いていたお人だ。
「1979年~90年、ニカラグア外務大臣として、内戦の平和解決に貢献。1984年、米国の軍事干渉を国際裁判所に提訴し、勝訴。2008年6月、国連ラテンアメリカ・カリブ諸国グループより全会一致で国連総会議長候補に選出。2008年9月~2009年9月、第63回国連総会議長」
 上のニカラグア内戦の歴史、状況とその終了、そこでデスコトが果たしたらしい役割などについては、当ブログ拙稿『ニカラグア・アメリカ「対テロ戦争」の源流 2007年06月14日 | 国際政治・時事問題(国連・紛争など)』を参照されたい。この拙稿へは、右欄外の「バックナンバー・年月欄」で、07年6月クリックーーその6月カレンダーが出るから14日クリックによって、アクセスできる。

 ここまで来た以上は、今後しばらくこの本自身を紹介していくことにした。国連でこの素晴らしい議長に委嘱されて、ともに作り上げたにも等しいこの報告。アメリカは完全に無視したのだそうだし、日本学会からもとんとお呼びがかからなかったと見えて、学者でもない一銀行マンが聴いたこともない出版社から翻訳、出版したものである。この訳者の後書きにこんな記述もあったが、とても重大な解説と読んだ。
『一般にスティグリッツ国連報告と呼ばれ、米国政府からは無視されているが、米国主導の経済のあり方に反発するグループの求心力になっている。特にUNCTAD(国連貿易開発会議)のような国連機関やNGOから注目されているほかEU諸国からも注目されている』

 今後、連日報告というようには到底行かないが、折に触れて抜粋などをしていきたい。なんせ、学者など一個人の著作とは違って、国連の一角からの提言である。それも、アメリカ金融に最初に苦しめられた中南米諸国が「全会一致で」国連議長に推した世界史的人物が関わった物。金融暴力に抗する現実の国際政治に凄く近いものなのだ。紹介するだけにしても、とてもやり甲斐があると思っている。
 よろしくご期待下さい。

 
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随筆 「ギター、老いと付き合う」   文科系

2014年11月13日 08時49分10秒 | 文芸作品
 クラシックギターの長い一人弾きから、退職後に先生についてちょうど十一年。一日平均二時間以上は確実に弾いてきたと思う。好きな曲が出てきて励む時期などは日に三~四時間も弾いているし、国内外を問わず旅行は必ずギター持参だ。レッスンを欠かせたくないから。それなのに、七十を越えたこの三年は下手になってきて、気分が落ち込むこともある。
 まず、どれだけ弾き込んだ曲にも、傷が出てきた。法則的な傷なら直しようもあるが、思いがけない傷だから、難しい。隣の弦に触って余分な音が出たり、ある音が急に大きくまたは小さくなったり。もちろん、こういうことへの何百年と確かめられてきた対策を先人たちが残してくれていて、それを毎日レッスン前に励んでいてもなのである。そういう対策、毎日のアルペジオ練習などは、レッスン初めに十五分は必ずやっているだろう。
 次に、長年暗譜を保持してきた曲が、演奏途中で途切れてしまう。ちょうど、電燈が点いたり消えたりするように。ある人の名前が出たり消えたりするのを思い出していただけば、それと同じと理解していただけばよい。なぜそうなるのかは自覚しようもないことだから、対策など浮かばないのである。この「消える」は、お酒を飲んでいると特に酷い。

 七十を少し過ぎてギターから離れる人が僕の周りにぽつぽつ現れてきたが、僕の悩みのようなことが原因になっているに違いない。傷ばかりが目立ち始めれば楽しいわけがない。それどころか、「可愛さ余って憎さ百倍」も生じうる。そんなことからなのだろう。「年齢を超える! ギター技巧維持教本」などという本まで出ていて、早速買ってきた。
 さてこういう傷や「(曲が)消える」と長く、本気で闘ってきたからこそ、初めて理解できたり、苦労して対策できたことも多い。自分にまとめた言葉では、こんな表現になる。「自分の長所が救いになる」と、「傷を増やさずにはおかない技術的基礎上の欠点は、これを直さねばいずれギターが続けられなくなる」。僕の長所は、これ。一つは、ハードに練習しても体を痛めないこと。これは、現役ランナーであるおかげと自覚できた。もう一つは、「消える」があっても、大変苦労して好きな曲の暗譜を一応は維持してきたこと。欠点の方はこれ。左手の小指と右手の薬指の形だった。前者は力が入って大きく動きすぎることで、左手の構え角度が悪いのが原因。右手薬指はやはり右手角度の悪さ、そこからタッチと音が不安定になること。この二つは、今年一年かかって八割ほどまで直せた。そうしたら現金なもので、レッスンが急に楽しくなってきて、またまた日に三時間などということが増えている。ちなみに、この十一月十日などは、これだけの暗譜曲を弾いたと、記録されている。まず、月光、愛のロマンス。タレガのラグリマとアデリダとマリエタとアルハンブラとプレリュード十、十一番とエンディーチャとオレムス。スペイン民謡で小山勝編曲の鳥の歌。バッハのデュアルテ編曲チェロ組曲第一番プレリュードと、サラバンドとドゥーブルと九九八プレリュード。映画ヒマワリの主題歌、ジークフリートベーレント編曲ウェルナーの野ばら、トローバのトリーハ、日本人作曲家のさくら変奏曲、メルツのロマンス、ソルのエチュードОP六の十二番、ポンセのスケルチーノメヒカーノ。以上は、誰かギターを弾く人がこれを読んでいてくれないかなとの願いを込めて、ずらずらと書いてみたことだ。
 初見弾きを筆頭に読譜弾きが苦手な僕には、これらの暗譜維持曲を譜を見ながら弾くのが「消える」対策としても丁度よいようだ。
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アギーレジャパン(15) 「岡崎、内田に期待」など  文科系

2014年11月12日 09時30分25秒 | 文芸作品
 14、18日には、各ホンジュラス、オーストラリア戦。スポニチアネックスに面白い記事がいくつかあったので、ご紹介しよう。まずはこれ。『岡崎 フンテラールを参考、内田との“ホットライン”に意欲』。ここで言うフンテラールとは、内田と同じシャルケの独代表FWだ。

【 日本代表合宿2日目 (11月11日)

 FW岡崎(マインツ)はオランダ代表FWフンテラールの動きを参考に、DF内田(シャルケ)と“ホットライン”をつなぐ。

 ザックジャパンでは2列目の右サイドで内田とコンビを組んでいたが、アギーレジャパンでは1トップとしてボールを引き出す動きが必要。「(内田は)裏にもパスを出してくれる。フンテラールは出すところを見ている」と内田の同僚のストライカーを例に挙げ「自分がそういうパスを引き出せれば」と意欲を見せた。】

 上のような点の取り方が、今の日本では一番現実的だろう。間違っても繋いで取ろうなどとは2~3得点目などのこと、先制点は内田・岡崎ライン、もしくは太田・岡崎ラインで取って欲しい。
 そして、もう一つ紹介したいニュースはこれだ。4-3-3の中盤3人に誰を使うのか。アギーレ初ゲームではアンカーに森重を置いて、前左が田中、右に細貝というサプライズで、次に入った柴崎が定着したように見えたのだが、今回スポニチはこう期待している。スタートはアンカー今野、右に柴崎、左遠藤でと。交代を僕は長谷部、細貝だろうと見ている。今度は流石、田口は出られないと思う。

 相手のホンジュラスは最近落ちてきたとは言え、WCの頃には30位ほどだったチーム。競争相手も少ない中米にいて、金もなくって招待以外では海外遠征はできない国だから、現在の順位は当てにならないと思う。つまり実力はあるはずだと。監督も勝ちに行くと行っているのだから、すっきりと勝って欲しい。
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スティグリッツ国連報告  文科系

2014年11月12日 05時51分36秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 先日ここで問題になったジョセフ・スティグリッツの表記の物を読む機会があった。国連総会議長の委嘱による「国際通貨・金融改革専門家委員会」の委員長として2009年3月19日というリーマンショック直後の世界にとってきわめて重大な時期に行われた提言である。彼の紹介であるが、コロンビア大学経済学教授、ノーベル経済学賞受賞者にして、1997年には世界銀行上級副総裁兼チーフエコノミスト。アメリカ政治世界ではクリントン政権の大統領諮問委員会委員を務めるなど、民主党よりの人のようだ。今日はまず、報告の序言そのものの紹介を行う。
 なお、以下の文章はスティグリッツを検索をしていて、和泉通信というところから得られた物。どういう所かは知らない。なお、以下の文章は少しだけ省略されたもののようで、翻訳者の解説文も入っている。

 なお、この報告の情勢認識は、僕が今までここで述べてきた「世界経済問題、その焦点」ときわめて一致する所が多いと、拙稿をお読みいただいてきた方々にはお分かり願えるだろう。例えば、11回連載の拙稿「世界経済史の今を観る」の「ワシントンコンセンサスへの抵抗」(2013年4月10,12,13日のその9~11回)の所にそのまま挿入、紹介しておいたら、拙稿全体の内容が見違えるものに変わるようにフィットするものと読ませていただいた。そして、国連でここまでの論議がされていることに、僕はとても驚いたのである。「流石リーマンショックの後だけのことはある!」などと、妙な感心の仕方をしていたものだ。ただ、日米などは「総論賛成、各論反対」とばかりに、こういう提言を骨抜きにしてきた歴史があるのだろうが。

 ただ、さらに、スティングリッツ自身にもこの金融危機に責任があると述べておかねば片手落ちだろう。彼は1997年アジア通貨危機の時にはこう述べて、国際金融の罪を見ることができていなかった。「その発祥の地、タイ経済などにも大いに責任があるのであって、アジア通貨危機は半ば自然に起こったものと言える」と述べていたかと覚えている。以下の報告はそういう過去をその後反省したのだが、そういう反省も込めているということなのだろう。このスティングリッツの反省については、前記「世界経済の今を観る」13年4月6日分、第8回「しぶといワシントンコンセンサス」に紹介してあるので、興味のある方は参照されたい。


【〈 Ⅰ.序言・・・国際金融システム改革は地球的課題である 〉( 各章の副題は訳者による)

スティグリッツ国連報告の序言は、経済危機に苦しむ人々について語ることからはじまります。

・少数の先進国から発した金融危機は急速に拡がり、世界経済を飲み込んでしまった。21世紀に入ってからの変化に対応した、国際貿易・金融システムへの改革が必要となっている。過去の経済危機ではいつも貧しい人々に重い負担を長期にわたって強いてきた。
・今回の危機の及ぼす影響は過去に例を見ないものである。ILOの予測によれば2009年の失業者数は、2007年比で3千万増加すると見込まれている。そして引き続き状況に改善が見られない場合には、その数が5千万人を越えることもあり得るという。(ILOによると、2008年末の失業者数は1億9270万人…訳者)また、適切な手当てがなされなければ2億人(そのほとんどが途上国の人々)が貧困に追い込まれるといわれている。先進国でも何百万もの家庭が家を失い健康保険を失う危機に直面しており、特に資産価値の下落により資産を失った老齢者の家計の不安は大きくなっている。
・世界の相互依存関係が深まっている。不況への対策として各国が短期的施策を行う時には、それは、自国民だけでなく、世界の貧しい人々をも保護するものでなければならない。また、今回のような危機の再発を防ぐために各国が長期的施策を行う時にも、それは同時に、発展途上国が危機への対応力を強めるのを支援するものでなければならない。
・世界のすべての国が改革事業に参画することが必要である。そのことの重要性を認識した上で、世界各国が本当にどこの国をも排することなく、問題解決に当たって行くことが求められている。このこと抜きに、世界経済に安定を取り戻すことはできない。
・「どこの国をも排することなく(inclusive)」というこの対応を実現するためには、国際社会全体の参加を必要とする。それは、G7やG8や、G20がカバーする地域を越え、地球全体からの参加によるものでなければならない。つまり、G192である。危機に対処する施策と長期的改革の提言を求め、国連総会議長がこの専門家委員会を設けたのもこの必要性に応えるためである。
・国際システムの改革の目指すものは、国際経済システムをより良い地球のために、より効率的に機能していくものにして行くことである。この目的は同時に長期的目標をも含んでいる。例えば持続的で公平な経済成長、「decent work」としての雇用の創出、天然資源の責任ある利用、グリーンガス排気量の削減や、解決がより急がれる食糧・金融危機への対処等である。世界は現時点の緊急課題に焦点を置いているが、「ミレニアム開発目標」の達成と、気候変動の脅威から世界を守る課題は、最優先の課題として残されている。適切にデザインされた国際改革はこれらの長期的目標達成に向け、前進を促す好機となるに違いない。】

 この報告は以下、Ⅱ、国際金融危機への対処、Ⅲ、緊急の施策、Ⅳ、制度改革の工程表、と進むが、この報告をここでしばらく続けていきたい。今、世界の中進国以下の国や、1%に対する膨大な失業者も含んだ99%のことを想う人々の必読文書の一つと読んだ次第だ。アベノミクスなどというバクチにように馬鹿な物がこれだけ騒がれる日本で、こういう国連動向がなぜマスコミの話題に上らないのだろうか。今の経済は、上でスティングリッツも述べているように、グローバリズムつまり世界金融動向を抜きにしては、大事なことは何一つ進まないと誰でも述べているはずなのに。
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ドル力衰退へ、これは大きい    文科系

2014年11月10日 15時21分36秒 | 国際政治・経済・社会問題(国連を含む)
 本日、こんなニュースが世界を駆け巡っている。あたかも、先日のドルの量的緩和終了がこれに備えて先手を打ったかに見える。こう見るのは、僕だけではないはずだ。アメリカ実体経済の衰退、米経済の総利益にしめる阿漕な金融利益の増加だけが目立つ異常さ、この流れがとうとうここまで来たかと、こんなことも類推している。リーマンショックのようなあんな阿漕なことをして、ただでは済むはずがないのである。リーマン以降さらに増えた双子の赤字を、ただでさえ酷い国家累積赤字と貿易赤字とを見れば、ドルの下落はますます必然である。BRICS諸国でもとっくに信望は失われているし、いったん下降が始まればアメリカの没落は早い。僕は、弊害はいろいろあるにしても長期的に見れば、それを期待したいのである。その方が、この日本保守政権が愚にも付かぬ米追随をいい加減諦めて、一人歩きを模索せざるを得ないからである。日本が大量に持っている米国債がどんどん値下がりするとしても、それを望むのである。
 問題のニュースは、こうである。

【 [北京 9日 ロイター] - ロシアと中国は9日、2カ国間貿易におけるルーブル10+ 件および人民元10+ 件建ての決済を拡大し、両国の銀行間の協力を強化することで合意した。ロシアのシュワロフ第一副首相が明らかにした。

シュワロフ氏は記者団に対し、中国の張高麗副首相と経済協力で合意したと述べた。合意によると、ロシアの銀行は中国の銀行で口座を開設できるようになり、ロシア企業が中国企業に融資を求めるための枠も設けられる。

貿易決済についてシュワロフ氏は、大半がドル建ての既存の契約を破棄することはないが、両国の企業に対し、第三国の通貨の利用を避けるために現地通貨での決済を増やすよう奨励する方針だと明らかにした。

ロシアと中国はこれまでも、国際貿易におけるドルの役割の縮小を訴えてきたが、ウクライナ情勢をめぐる欧米の対ロシア制裁を受けてロシアにとってドルへの依存度を下げる必要性は以前よりも増している。

シュワロフ氏はまた、中国企業がロシア国内の30以上のプロジェクトに投資するという提案についても協議したと明らかにした。道路や橋の建設、資源開発、農業生産や交通機関が含まれるという。

同氏は、張副首相が10月にモスクワを訪問する際にエネルギー部門などでの2国間協力についてさらに協議を進めると述べた。】
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神奈川新聞より     らくせき

2014年11月09日 15時10分35秒 | Weblog
YAHOOのニュースを見ていたらこんな記事がありました。

フィリピン人の元慰安婦 「私の体験 強制の証明」

 当時の状況は強制そのものだった-。シンポジウム会場にはフィリピン人元慰安婦の姿もあった。フェリシダッド・レイエスさん、86歳。「残り少ない証言者になってしまった」と声を振り絞った。
 「ある日、学校の教室に日本兵が2人やって来て、私を連行しました。駐屯地の一室に閉じ込められ、毎日多くの日本兵からレイプされ続けました」
 1943年9月、マスバテ島のミラグロス町。日本軍は小学校の敷地に建屋を建て、駐屯していた。役場には「日本軍歓迎」の垂れ幕が掛かっていたという。
 「先生はフィリピン人でしたが、日本軍を恐れていたので私を行かせるしかなかったのです。当時14歳。自分で売春宿のようなところへ行くなどと考えられるはずがない。無理やり手をつかまれ、駐屯地に連れていかれ、被害に遭ったのです」
 5日目に高熱を出し、解放されたという。日本兵は家まで送ろうとしたが、断ってふらふらになりながら一人で帰り着いた。
 「私の体験はまさに強制的に連行され、被害に遭ったことの証明です。安倍首相をはじめ日本政府は強制連行はなかったと言っているが、まったくの誤りです」
 93年、日本政府に損害賠償を求めた訴訟(2003年に最高裁で棄却)の原告46人のうちの1人。訴状によると、戦争が終わるまで学校には行けず、自殺も考えたという。


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琉球日報より       らくせき

2014年11月07日 09時18分17秒 | Weblog
米兵の犯罪者は、証拠を隠滅したり口裏合わせをしたりできる。それを可能にしているのが日米地位協定だが、その特権的で不平等な協定すら米国は守っていない。
 在日米軍基地の騒音被害で住民への損害賠償が確定した13の判決をめぐり、日米地位協定で定めた賠償金分担を米側が拒否し、日本側が全額肩代わりしたままであることが分かった。
 政府は「米側と調整がついていない」と説明する。だがこの問題は2004年に発覚した。優に10年を経過したのに、いまだに支払わせられない日本政府の何と弱腰なことか。卑屈なまでの対米追従がここにも表れている。

こんな社説がありました。安倍さんは、こういうアメリカに対して、激昂してほしいな・・・
この記事に関するコメントを名無しさんに聞きたいな。
都合の悪い事実はスルーですか?と、ちょっと挑発。これなら意見が一致するはず・・・



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