Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

熊谷守一展

2006-04-23 10:59:46 | お絵かき
姫路市立美術館.「愛知県美術館所蔵・木村定三コレクションから」とのことだが,J子によれば同じ展覧会が最近愛知県美術館であったそうだ.前期後期で一部の作品の入れ替えがある.どうせなら常設展を休んで一挙に展示してくれればいいのに.

昭和天皇は熊谷守一の絵を子供が描いたものと思ったということだが,同じ構図で2枚書いたものなどを見ると,必然的にこういう絵になるのだと納得する.具象でも抽象でもなく,商業と無縁のデザインというのがぴったりかな.これは雨粒が水面に落ちているの図だが,ほかにも雨樋から雨水が出てくるの図など,何でもないことを絵にしてしまう.猫の絵など,骨格とか筋肉とかが手に取れるような感じ.でも油絵に比べると,日本画の方はどれも一気に書いたようで,躍動感が感じられる.見たとたんに笑えちゃうようなのも多数.

油絵は最初はキャンバスに描いていたのが,後に板に描くようになったようだ.ガラス絵も一点.どれも小さい絵で,公募展の100号以上主義をばからしく感じさせる.
コメント (1)
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