Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

ミュージック・ビジュアライザ

2012-02-28 09:05:29 | 新音律
スクリーンに静止画や動画を映して,それを見ながら即興演奏するというのを試みている.
この逆,つまり 演奏を映像化してその場で見る/見せる(変換では「魅せる」も出て来た)ことはできないか?



音を聴いてから絵を描くのは大変だ.
iTunes のビジュアライザもマイク入力・実時間で動くようにはできていない.iTunes では,もしかしたらファイルの入力信号を計算する一方,計算に必要な時間だけ,オーディオ出力を遅らせて(ディレイして)いるのかな (フィードフォワードかな) とも思ったが...

しかしこの YouTube の例は,iTune レベルの出来で,しかも実時間でイケルらしい.

iTunes ではなぜ解放しないのか,Apple のやることはイマイチよく分からない.
The Hidden iTunes Visualizer Controls という記事があったけれど,いま目的とするところとは違うかも.

ビジュアライザの正体は,メモリつきのスペアナ(スペクトラムアナライザ),早くいえばソノグラムだろう.ふつうなら横軸となるところを,円にしたり,らせん軸にしたり,スケールを伸縮させたり,カラーコードをいじったり,と言うことを実時間でやれば,それらしい実時間ミュージック・ビジュアライザができそうだ
...と思ったら,
App Store で,そういうものを350円で売っていたので,買いました.Win 用には Whitecap と言うのがあった.
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ブックデザイン

2012-02-26 08:59:15 | お絵かき


刊行予定「レーザーとプラズマと粒子ビーム」の表紙をどうしようか.

出版会としてはデザインをシリーズとして統一の方針.最近出版された,この「相対論的....」のタイトルの下の絵は,先生の指示に従ったイラストレータさんの作.深遠な意味が隠されているらしい.なお,本の中身にも少女マンガ風イラスト多数.ぜひ書店で手に取って...と言いたいところだが,オンデマンド出版だそうだ.

この例に沿って と言われるが,拙著の場合,こじつけて頼む絵のネタを思いつかない.
そもそもこの大きな黒帯は凄い制約だし,わざわざ絵を押し込む必要はない とは思う.

しかし ブックデザインで遊べるのもまたとないチャンスではあるなぁ.
暇があったら原稿の数式チェックをするべきなんだろうけど,
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千円カット

2012-02-24 09:09:55 | エトセト等
初めて千円カットを経験したのは,十何年前の日本橋.パピリオを真似た店のロゴと,バキュームで頭をかき回して毛くずを吸い取るのが斬新に思えた.
近年はぐっと毛の量も収入も減ったので,この千円専門である.いつも行くとこは税込み千円だが,外税の店もあるらしい.

立派な床屋だと,待ち時間も入れると1時間では済まない.加えて,職人さんは各人各様なデゴボコ頭をそれなりの芸術作品に仕上げることを使命と考えておられるようだ.例えば襟足から頭頂へのグラデュエーションへのこだわりなど,確かにかたじけないが,こちらにはたいして関係ない.
千円だとロボットがカットしてくれるようなもので,うまくすると10分くらいで終わってしまう.

そのかわり,椅子に仰向けに寝かされて,暖かいタオルに視界をうばわれ,うとうとする楽しみとは無縁.

大きなチェーン店では,まずチケットを買う.椅子の前の鏡を開けるとロッカーになっていて,コートや手荷物を収納.いちおう髪型等の希望は聴いてくれる.襟足は剃るが顔は剃らない.洗髪なし・バキュームのみ.たいていの職人さんは若い.世間話くらいはすることもある.

いつか 見ていたらお客がおばちゃんで,あーだこーだと 30 分近くいろいろやらされて,気の毒だった.
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ピラミッド

2012-02-22 09:10:00 | エトセト等
トイレのタンクの上に鎮座しているのは,ピラミッドトークDA572G.夜中に暗がりで用を足したときに,頭を押すと何時何分ですと無機質な女性の声で答える.
電池を替えれば数年は保つと言う優れもの.百年休まずのおじいさんの時計に比べればまだまだだが,働き続けて四半世紀を超えている「お宝」である.

これって,ウェブで見たら新モデルでまだ売られている.でも,機能が増えた代わりに,電池の寿命は減ったようだ.
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映画 ラウンド・ミッドナイト

2012-02-20 08:20:32 | ジャズ


土曜日夕食後,チャネルをスイープしたらこの映画をやっていたが,もう半分くらい終わっていた.四半世紀ほど前に劇場で観たが,このたびはやたらにCMが入るのに閉口した.

主演のデクスター・ゴードンは地だか演技だか分からない名演.デクスターというと,モンマルトルなどの熱いプレイという印象があったが,この映画では枯れている.ジャズメンは沢山出るが,お芝居をするのは,ハービー・ハンコックとボビー・ハッチャーソン.ちなみに,私と同年齢のボビ八さんだが,最近は椅子に座ってヴァイブを弾くことが多いらしい.

この YouTube の最後 6:00 あたりから (そこまで飛ばして下さい) の As Time Goes By では,あの ジョン・マクラフリンが 4 ビートのギターを弾いている.このパリのバンドの他のメンバーは,ハービー,ピエール・ミシュロ(b)とビリー・ヒギンズ(ds).

映画にはレコーディングの場面があって,シダー・ウォルトン,ロン・カーター (パイプをくわえて弾いていた),フレディ・ハバート,ウェイン・ショーター,トニー・ウィリアムス等が登場.この面々に対してデクスターがああせいこうせいと指示するのがおもしろい.

挿入曲スティビー・ワンダーとハービー・ハンコックの共作「チャンズ・ソング」は当時ちょっとしたヒットだった.

もう一度観たいけれど,ドラマ部分につきあうのには,どーも感あり.
バド・パウエルをモデルにした破滅型ミュージシャンの末期を描いているのだが,なぜ破滅したのかがあまりよく分からない.パーカー,マイルス,コルトレーン等を知っていれば思い入れで感慨深く観ることができるが,そうでなかったら,どうだろうか.
でも,デクスターに比べると,ハンコックもハッチャーソンも小粒だ.
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芥川賞受賞の2作

2012-02-18 08:55:04 | 読書



カットに単行本の表紙を並べたが,買ったのは月刊文春です.

「共喰い」田中慎弥
餓鬼の暴力的セックスのはなし.何十年か前なら喜んで読んだと思うが,今の自分は半分ほど読んでいやになった.でもストーリーが気になったので,最後の 2 ページに飛んだら,殺人がったらしかった..
著者は不機嫌記者会見が話題になったが,誌上のインタビューはふつう.

「道化師の蝶」円城 塔
おおかたの審査員とは逆で,こちらのほうが読みやすかった.SF とかミステリとかに慣れているか,いないかの違いだろう.著者は物理屋で,こちらにとってはスタンスが分かりやすいのかもしれない.
ちょっと,ジャズみたい.
でも,これはおとぎ話だな.

この文春では「ジャイアント馬場は好投手だった」が面白かった.
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Jojoって,あのジョジョ?

2012-02-16 09:07:00 | ジャズ

Flying Jojo
Cool Glade Quartet; ARIAKE Nobuko(vib), HACHIYA Maki(vo), YOSHINO Hiroshi(b), HIROKI Koichi(g).

廣木さんの演奏はいつも真面目.かっての女性ドラマーのトリオ時代にはよく聴きました.

これは,クール.定点撮影もクールだな.
Subconscious Lee みたいな曲はヴァイブ向きと前から思っていた.しかし演奏はいかにも難しそう.

一時米語では cool というと凄いほめ言葉だったが,今はどうなんだろう.アメリカ人と話すことも,(論文以外の) 英語の活字を読むこともなくなってしまった.
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加藤泰三「霧の山稜」

2012-02-14 09:16:49 | 新音律


白馬で泊めていただいた別荘にこの本があった.我が家にもあると言ったらとても喜んで下さった.帰宅してから探したがなかなか見つからなかったけれど.

ウェブで調べたら,この本は何度も出ては消えている.下のリストでは最近の 6 も絶版らしい.

1 初出は『霧の山稜』特製本(951部) 昭和16年9月10日 朋文堂発行 定価5円 A5判変型 五号活字 29字x15行 310頁 角背紙装上製本 貼函 自装 扉絵:石井鶴三 とのこと.
同じ日の上製本(1945部)は定価3円80銭,函なし.再版 昭和18年3月10日発行 定価4円80銭.

2 復刻版 昭和31年3月5日 朋文堂発行(朋文堂山岳文庫 第四巻) 定価600円.これが別荘蔵書らしい.
3 再復刻版 昭和34年2月25日 朋文堂発行 定価380円
4 二見書房版復刻昭和46年3月15日発行 定価1600円
5 新書版 昭和39年2月1日 朋文堂発行(ケルン新書12) 定価350円
6 文庫版 平成10年8月15日 平凡社発行(平凡社ライブラリー257) 定価1100円

家のは 4 だが,著者のお姉さんの希望で,口絵が著者自身の版画に変わった以外は,1 の特製本に極力近い形にされたと言う.函はヤッケ (裏側はだるまストーブ),我が家のは函の背だけがだいぶ色が変わってしまっている.
表紙はアザラシのシール.このシールには思わず,触ってみたくなる.

中身は画文集で,山登りというより,山遊びというおおらかさ.身辺雑記も多い.
絵の中には,太い筆で無造作に (あるいは,無造作を装って) 描いた,昨今のヘタウマ画の元祖と思われるものも紛れ込んでいる.
著者は東京美校を卒業し中学教師となって彫刻家を志していたが,戦死してしまった.戦争は残酷だ.刊行時に「このようなもので道草を食っていないで,彫刻をおやりなさい」と苦言を呈した大家もいたそうだが (石井鶴三の復刻版巻頭言),本が残って良かったではありませんか.
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白馬は美味しい!

2012-02-12 08:37:31 | エトセト等

白馬では別荘に泊めていただき,特製の石狩鍋をご馳走になり,翌日からはご案内いただいて,美味しいものを食べ歩いた.

写真はレストラン「ガーリック」のボンバ.薄くてかりかり,中は空洞のピザに生ハムが載っている.ブルーチーズのパスタも美味しかった.
店内には馬具やら馬の人形?やら多数.本物の馬もいるらしいが,夜でよく分からなかった.おっと,グランドピアノもあった.

帰る日の昼は「そば神」で天ざる.
都会だと,美味しいそば屋はこった造りだが (こった造りで美味しくないところもあるが),普通の店構えで普通以上に美味しかった,東京風にちゃんと黒いつゆだが,しょっぱいと言うほどではない.
メニューに,白馬か代馬かという講釈が載っていた.

スキー場銀座みたいな白馬だったが,閉鎖されるスキー場があり,スキー場に行っても動いていないリフトが多い,という現状.
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白馬でスキーではなく,温泉

2012-02-10 08:56:25 | エトセト等
勤務先の大学の研究室の皆さんとスキー...のはずだったが,行った日に「歩くスキー」を経験させていただいたのを除けば,結局滑ったのは半日ちょっと.J 子の怪我を目の当たりにしていたので,転んだとたんに骨折 と思うと恐ろしかったが,滑り出したらなんと言うことはなく,楽しかった.しかし雨になってしまったのだ.

でも,二日続けて温泉公衆浴場に入り,美味しいものを食べて飲んで,というわけで雨が降って良かったというのが,怠慢なワタクシの正直な感想.

白馬山麓って温泉が多いんですね.近年,工事中に出て来たのが多いらしい.



写真は「倉下の湯」.脱衣場から撮ったもので,天井が高い建物.ガラス戸の向こうは洗い場.さらにガラス戸があってその向こうが湯船だが,そこは雪を見ながらの屋根付き露天風呂.早い話が,露天風呂しかないのだ.ヌード氏は湯船に腰掛けている.
2500万年前に閉じ込められた海水をくみ上げているのだそうで,ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉,茶色.

もう一カ所行ったのは「みみずくの湯」.pH 11.1 で日本一高いのだそうだ.こちらはスキーの帰りに行ったせいか凄く混んでいた.
写真を撮られた季節は違うがこちらのページがとても詳しい.
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