Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

百号と零号

2008-10-29 08:54:38 | お絵かき
懲りずにまた二人展の予定.広島市中区紙屋町2-2-2 ウエストプラザビル階段ギャラリー.082-504-3131 11/12-18  10:00~18:00.

これはウエストプラザニュース11月号に書いていただいた記事.じつはふたつの絵の大きさはは100号と0号以上に違う.右のジーパンは左の絵の右隅の靴くらいの大きさ.CDに百枚以上描かいてやっと100号のキャンバスが埋まるのだ.
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jazz bird

2008-10-27 08:50:36 | ジャズ
大都会のいいところは,メトロを降りればライブハウスがあること.大物が出る所はやはり高い.向井滋春5@アルフィーに惹かれたが,チヤージ4200円というわけで,チャージ1300円の表参道ジャズバードへ.Birdのdを♩に変えたロゴが良い.ギネス + モツァレラチーズとトマトのサラダに満足.

メンバーは

矢部 みなこ Vo 清徳 宜雄 Flh 大澤 勝 Ts 永井 隆雄 P 折原 由季子 B 細田 崇雄 Ds

清徳さんがリーダー.P,Voを除いた4人が固定メンバー.永井さんhttp://www004.upp.so-net.ne.jp/nagai/jazz/は歯医者さんで,かのTBMその他から何枚もCDを出しておられるとのこと.

インストで2曲.ボーカルが加わって数曲で1セット.ほとんどが知っている曲.後ろの方に酔っぱらいグループがいて,とてもやかましかったが,演奏側が気にしないふりをしているので,聞く側も気にしないことにする.
カットは J 子撮影の折原さん.楽譜を見ながら堅実に弾いておられた.
また聴きに行きたい.
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中年バンド小説「ムボガ」

2008-10-25 08:13:38 | 読書
原宏一著.集英社文庫 (2008/9)

出版社による内容紹介
ムボガ―その発音しにくい外国人との出会いからすべてが始まった。平均年齢40歳のアマチュアバンド・コレステローラーズは、招待された海外の音楽祭出演をきっかけにアフリカを席巻するスーパースターとなってしまった。有頂天で帰国した彼らは、職を捨て家族を故郷に残し、日本デビューを目指すが、待っていたのは厳しい現実。一発逆転を図る彼らは、唯一の味方・外国人労働者を対象にしたライブを企画するが…。素人中年バンドの天国と地獄、アンチヒーロー小説の金字塔。

新幹線で読んだが意外な収穫.
バンド小説は,たいてい高校生あたりが主人公だが,こちらはむさくるしい中年男.コレステローラーズというバンド名が良い.音楽面に期待しないほうがよいが,外国人雇用問題・農業問題・夫婦親子の断絶などが絡んで,その分ストーリーに幅がある.

茨城の水産加工場では,黒人にはきつい仕事しかまわさない.温度差の大きい冷凍庫と外を往復する力仕事とか,解凍したてのイカの皮を素手で剥く仕事とか...というくだりは説得力がある.「蟹工船」的に問題を大きく振りかぶったわりには,ご都合主義的に腰砕けに解決してしまう.だから安心して読めるのだ,とも言える.ムボガはカッコ良すぎ.

その「蟹工船」がベストセラーだというので,再読,ただし拾い読み.蟹工船でどんな作業が行われているか,全然書かれていないのが不満.ストライキに至る迄の運びも必然性が感じられない.何人かで監督を海に放り込んだ方が早いんじゃないの...と思ってしまう.
「ムボガ」では主人公が外国人労働者を集めてアジ演説をするが,こちらのほうがうまく書けている.エンタメとして見れば,小説は進歩しているのだろう.
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大琳派展

2008-10-23 09:40:58 | お絵かき
上野で大琳派展.入り口は混んでいたが奥に行くにつれて空いてきた.

琳派というのは,狩野派...等と違って師匠について習うものではなく,勝手に昔の絵に感動して同じスタイルで描いた系譜らしい.芸術としては純粋だ.
情感を表に出さず,一見・装飾画に徹しているところが,現代的.

風神雷神図が4点とのことだったが,国宝の宗達(上)のは会期後半展示ということで拝めず.百年後の光琳(中),そのまた百年後の抱一(下)はコピペじゃないの? というかんじ.どこが違うかは,後でゆっくりネットで写真を視てのお楽しみ.この3点(観たのは2点)の屏風の他に鈴木基一による風神雷神の襖絵もあったが,モノクロ的で空間が広くとってあった.


光琳の風神雷神の屏風の裏に抱一が夏秋草の絵を描いたりいているのも面白い.
図録を買おうと思ったが,重いのでやめた.なぜCD版を売らないの?
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秋祭り

2008-10-21 09:28:45 | エトセト等
わが家は古くからの集落に隣接した新しい団地にあって,古くからの神社の秋祭りも,団地の子供たちのためのお祭り(兼 パパたちママたちの親睦会)のよう.J 子は朝6時から数百個のおにぎり作りに参加.ぼくも子供たちに法被を配ったり缶ジュースを配ったりした.子供たちが担いだ御神輿が練り歩いて神社に到着した後は,おにぎりを食べて,手品と腹話術を見たあと,子供相撲大会とビンゴ大会.

相撲は学齢前,小1-2,小3-4,小5-6の階級別で男女混合.小5-6の部には男の子はほとんど出場せす.思春期予備軍の子供たちの胸中は複雑なんだろう.女の子が積極的なのはオリンピックの影響かもしれない.そう思ってみるせいか相撲というより柔道・レスリングっぽかった.

自分が子供のときの祭礼では,神輿は大人が担ぐもの・子供は小遣いをもらって夜店で買い物をするもの,というイメージだったが,ここのお祭りはずっと健全.子供たちが大人になったとき,なつかしく思い出してくれればいいのだが.

団地の住人は若くて子供も沢山.少子高齢化などどこの国の話かと思ってしまう.でも近隣を見渡すと古くからの団地は,子供が巣立った後は高齢化して活気がないようだ.何年か経つとこの団地も活気がなくなるのだろうか.
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ポール・ボキューズのブラッスリー

2008-10-19 08:44:29 | エトセト等
上京したので親戚と会食.東京駅で便利だからポール・ボキューズとかを予約したと言ったら,うれしそうな反応が返ってきたので,有名な所らしいと知った.この店なら国立新美術館にもあった.1330しか席がないと言われたが,昼頃になったら腹が減ってしまい,30分も前に大丸に着いてしまった.ギャラリーでミナコカワウチ版画展.

メニューは前菜・メイン・デザートそれぞれ三つからひとつを選ぶと最低2680円.ぼくが食べたのは

牛肉と野菜のゼリー寄せ “ブッフ・ア・ラ・モード” (+¥300) : 写真はお店のHPからコピーしました.

鴨モモ肉のブレゼ 茄子とオニオン・ジャガイモのエチュベと共に: しっかり塩辛い.でもおいしい.

赤いフルーツと軽いバシュラン ヴァニラのアイスクリーム添え

グラスワインは数種類から選択出来て,ビールも飲んで5000円弱はお値打ち.接客もざっくばらんな感じ.また行きたい.

食事中の話題はもっぱら20歳代で老衰しつつある猫のことだった.
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上総掘り

2008-10-16 09:27:30 | エトセト等
ひさしぶりの東京.J 子は二紀会の会合へ.こちらは,学生時代のサークルの友人から案内をもらったので,土木学会の「イブニングシアター」へ.彼の司会で3本のビデオを鑑賞した.

そのうちの一本が「上総堀り」袖ヶ浦町教育委員会(1981) という,重要無形文化財の紹介.竹ひごの先端に鉄棒をくっつけ,鉄棒の自重で地面をつっついて掘り進む.竹ひごを継ぎ足していけば,千メートル近くまで掘り進める.途中で竹ひごが破損する場面もあり,とてもリアル.写真の観覧車みたいなのは「ひご車」なのだ.

掘削時に孔壁の保護のために粘土水を注入するとか,この粘土水の圧力を高めるために,高所に桶を設置するとか,へぇーと思うことばかり.掘り進んで行くに連れ状況が刻々と変わるので (というのはオーバーで,工期は全部で何ヶ月という感じだが..),対応して次々と新技術が登場する.地層が変わると掘り先を変える.最後は節を抜いた竹パイプを通すのだが,これも一部分を焼いたり冷やしたりして微妙な曲がりを強制し,入れ子に細工して何本もつなぐ.
エネルギーは全部人力.

このイブニングシアターのHPは
http://mme.kitera.ne.jp/
場所は四谷の土木学会.
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写真展 海人

2008-10-14 15:35:43 | エトセト等
尾道のなかた美術館.海人は「うみひと」と読む.

美術館の紹介文によれば
様々な試みで日本のランドスケープを写真表現してきた小林伸一郎は、独特な色彩と細密なディテールのカラー作品で強いインパクトを与えてきました。今回は彼の原点ともいえる、未発表モノクローム・オリジナルプリント作品展を開催いたします。
1977年から10年間、20歳代にカメラを片手に旅をし撮影した、瀬戸内・尾道。また日本各地の島や半島の風景と海辺に生きる人々の姿がノスタルジックな世界を展開します。

小林さんは廃墟の写真家というイメージ,悪く言えば奇をてらった風景を題材にするという先入観があったが,それとは正反対の写真ばかり.凄い枚数だったが,空いていてゆっくりまわれた.
レストランが高いけれど美味しそうで,展覧会はパスして食事だけという人が多いようだ.食事をしたつもりになって,サイン入り写真集を購入.
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光ファイバ不通 = インターネットと電話がだめ

2008-10-12 20:07:15 | エトセト等
おととい夜

e-mail不通.ネットもだめ.それ以前に J 子は電話がとぎれとぎれになったというが,気に留めなかった.
時々こういうことがあり,ほっとけば回復したので,就寝.


きのう

ひと晩寝れば回復とはいかなかった.
MegaEgg (中国電力のインターネット接続サービス) の「技術窓口→光電話担当」に携帯から電話するが,「回線が混み合っています」というだけでいっこうに通じない.外出先からもかけ続けたらやっと通じたので,帰宅予定時間を指定して先方からかけてもらう.
先方の担当者の電話経由の指示に従いルータのリセットその他,アーでもないコーでもないと45分やくらいやるがだめ.配線状況を調べにくる時間を携帯に電話してもらうということで,ひとまずおしまい.
先方の敬語の使い方が「計算機画面が表示していらっしゃいますか」などと,へんてこなのが気になった.


きょう

時間打ち合わせの電話が来ない.
こちらから,こんどは「技術窓口→その他担当」に携帯から電話.女性の担当者が,またルータをリセットしろという.やっても無駄だと思ったが,言われた通りにやったらうまく行って,ネットも電話も開通してしまった.
説明を求めたがよくわからない.我が家とMegaEggの中間のどこかの機器を修理したような口吻だが,そうしたならしたと,携帯電話に報告ががこなかったのはおおいに不満.
ただし,昨日の男性担当者より,今日の女性のほうが計算機についてはよくわかっている感じだった.たとえば,(我が家では2台パソコンを使っているが) 1台目の計算機でだめだったら2台目でためしてください,とか,アドレス http://web.setup でだめだったら,直接IPアドレスを入れてみて下さい,とか.

光電話は安いが,不通になっても,飛んできて直してくれないことを実感した.停電でも不通になるし...

2003年から光ファイバを使っているので,機器構成などほとんど忘れていた.ルータに至っては,自分で電器店から買ったと思い込んでいが,MegaEgg支給だったんだ!
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バーボン・ストリート・ブルース

2008-10-10 09:01:24 | 読書
高田渡「バーボン・ストリート・ブルース」山と渓谷社 (2001).
当時はなんで山と渓谷からこんな本が? と思った.図書館で借りたのはこの単行本だったが,今年(2008)4月にちくま文庫に入った.

出版社の内容紹介
60年代末「自衛隊に入ろう」で鮮烈なデビューを果たした高田渡。中津川フォークジャンボリーのステージや、武蔵野タンポポ団の当時の活躍は伝説にもなっている。時代に流されない彼の生き方に本物を見る人は多い。音楽と旅を中心に氏の人生つれづれを軽妙、洒脱なエッセイとしてまとめた。

ぼくの印象では,高田渡といえば「自衛隊に入ろう」だった.「自転車に乗っておうちへ帰る」等というのもあったが,「おうち」という言葉遣いにやや違和感を感じた.1990年代後半からときどきテレビに出るようになって,上手に歳をとったなと思ったが,すぐに50ちょっとで死んでしまった.生きるのは上手ではなかったらしい.

この本では,母に死なれた後の,もと共産党員の父親との極貧生活が強烈.貧乏自慢といえば,高座で眠ってしまった古今亭志ん生だが,高田渡もステージで眠ってしまうというので有名だった.この本には歯切れ悪く「そういうことがないとは言わないが」と書いてある.

彼の喋りの入ったステージはCD化されている.ビールをストローでちゅうちゅうやると少量で酔っぱらえるというくだりをおぼえている.正直言ってステージの方が本より面白いが,本には「近頃の若いものは...」的な文章もあるのがほほえましい.著者の撮影したモノクロ写真集「高田渡写真館」が良い.装幀 和田誠.
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reading

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