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Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

武満徹

2006-06-30 09:15:09 | エトセト等
左は,芸術新潮5月号「はじめての武満徹」特集だが,「気になる、でもよくわからない、そんなあなたのために 没後10年のいま、現代音楽にとどまらない多彩な才能をとおして武満とあたらしく出会うための徹底ガイド」という惹句がよかったのか,バックナンバーも売り切れとのこと.
武満はポピュラーっぽい曲も書いている.ぼくたちもボーカル「小さな空」をライブでと思ったこともあるのだが,練習のときのベースのTちゃんの「のどじまんみたい」のひとことで,You'd be so nice to come home to に替わってしまった.芸術新潮には和田誠がイラストとともに「小さな空」他の楽譜を載せている.印刷ではない手描きの楽譜.この号は永久保存したい.

右は図書館で借りてきた,武満 浅香「作曲家・武満徹との日々を語る」小学館(2006).
写真多数.どれも,徹氏はいかにも変な人だが,奥さんの浅香さんはふつうの美人に写っている.この本に出ていることはいちいち印象的だが,たとえば,
「浅香さんとか谷川俊太郎さんと知り合ったので,徹さんはちょっとつまらなくなったというひとがいる.でも長生きできたのは私(浅香さん)のおかげだと売り込んでおきたい」とか,

「高橋悠治さんがピアノを弾いている後ろ姿が,徹さんのようだった.そういったら『音の身振りというのがあって,作曲した人の体がネガのように浮かび上がってくる』といわれた」とか,

「自分が作るオペラはミルバに歌わせたいといっていた」とか.....
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かんからさんしん

2006-06-22 09:16:27 | 新音律
「かんからさんしん」を買ってきた.アニメのポスターで下の方で男の子が弾いているもの.戦中戦後に空き缶と棒や落下傘の紐などで作った三線と説明されていた.キットも売っていたが買ったのは完成品.
裏返してみると棹が空き缶を縦断している.弦をとめる音緒というところは紐を編んで棹の出っ張りに引っかけてある.駒は弦の張力で缶に押しつけてあるだけ.写真にはないが糸巻きがちゃちな感じで心配.

本調子CFCが本来の調弦とのことだが,二揚げCGCのほうがギターに近くてやりやすい.

3本しかなくてセブンスができない?
いやいや,単旋律だからハーモニーなんかいらないのだ.
フレットがなくて音程がとれない?
フレットがないからこそ,微妙に音程を上げ下げして感情を込めることができるのだ.

けっこうやかましい.
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沖縄の結婚式

2006-06-21 09:05:45 | エトセト等
茨城の歯科医のお嬢さんが沖縄のカレと結婚した.写真は屋外のチャペルでの挙式.

披露宴はホテルだつたが,ご両親と親族の席は新郎新婦のすぐ前,本土ではこれが特等席だが,新郎新婦のと反対側にステージがあり,関係者が次々と余興をやる.ステージの前には新婦の友人たちが陣取って騒いでいたが,あの辺がじつは特等席だったらしい.余興といっても半端じゃなく,プロのエンタティナーによるディナーショーの充実感.料理はフランス料理のフルコースだが,アルコールは.最初のウィスキーが途中から泡盛に. 

式の途中でみんなが新郎新婦の席にプレゼントを持って行く.そうと知っていれば金一封なんかやめて,大きなぬいぐるみでも梱包していくのだった.
式の最後は沖縄伝統の踊り「カチャーシ」をみんなでステージ上で踊る.楽しい披露宴だったが,本土からの参加者はやはり見る側にまわってしまう.カチャーシも参加しようかどうしようかと迷っているうちにおわってしまった.ステージではなく,テーブルの周りでフォークダンス式にやればよいのに.

本土流の新郎新婦がスターとなる結婚ショーと,かっては徹夜の祝宴もふつうだったと聞いたことがある沖縄流とが合体した結果,お祭り騒ぎが足し算ではなく掛け算になった感じ.3時間ほどでお開きとなったが,その後2次会3次会等が当然あったのでしょう.
スライドショーでふたりの赤ちゃんのときからの写真を見せられたが,最後についさっきの式のビデオも出てきたのにはびっくり.はなしがそれるが,葬式のときに故人の一生をスライドショーで...というのもよろしいのでは.

新婦は笑いっぱなしだったが,ご両親は何度かしんみりした瞬間もあったご様子.翌日レンタカーのFMで,はしだのりひことクライマックスの「嫁ぐ日」がかかった.西条凡児が司会していた「娘をよろしく」のテーマソングです.
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マリンバとビブラフォン

2006-06-11 09:12:08 | ジャズ
今年も辻寛子さんのコンサートに行きました.Let's Play Marimba というタイトルで,アメリカン・パトロール,道化師のギャロップなど,定番曲中心.おもちゃのシロフォンを弾いたり.ロビーにはメーカーが「ご試奏用」の楽器を展示していた.

マリンバは木琴,ビブラフォンは鉄琴.木琴は音を伸ばすためにはトレモロが必要.鉄琴は音を伸ばさないためにダンパーが必要.グリサンドは鉄琴ではできない.ちなみに音をビブラートさせる鉄琴がビブラフォンで,させない鉄琴にはグロッケンシュピールという名前が付いている.こちらはクラシックの管弦楽曲で彩り的に使われることがある.ビブラフォンではダンパーを足で踏むのだが,マリンバは足許が自由で,体を自由に音板の正面に移動できるのがよい.

音板はピアノと同じ2列配列で,ピアノの黒鍵部分が向こう側.これがマリンバではピアノのように高くなっているが,ビブラフォンは同じ高さで,弾いてみるとすこし違和感.

日本はクラシックのマリンバに関しては先進国.でもジャズのマリンバは,世界的にもあまり例がない.有名どころではステフォン・ハリスくらい(たとえば,ジャッキー・テラソンとのkindred).マリンバの低音の呪術的な効果を活かせれば,ビブラフォンよりもずっとジャズ的と思うのだが.マリンバというが登場する前には,平岡精二によるシロフォンの熊ん蜂の飛行のジャズ版(バンブル・ブギ)を覚えている.

もっとも,ビブラフォンは工業製品だが,マリンバは木だから,湿気・乾燥に影響されるし,叩けば痛む.大きくて,置き場所に困るし,ビブラフォンよりさらに運搬が大変.おまけに値段もビブラフォンの倍以上.というわけで,手が出せない人が多いのではないだろうか.
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かえるまつりジャズライブ

2006-06-05 17:23:50 | ジャズ
もりあおがえるは,この時期吉水園の池・水面の上の木に泡とともに卵を産みつける.写真はこの卵の形からデザインされた加計のお菓子「延命のこぶくろ」.ブラックコーヒーと合う.町はカエルまつり.ぼくたちは吉水園門前で,昨年に引き続きジャズ.曲目は

My Romance, Mercy - Mercy - Mercy, Doxy, Full House, One Note Samba, かえるのうた

かたつむり,Love For Sale, I'll Never Fall in Love Again, ぷかぷか,Straight - No Chaser

メンバーはS口(vo),Y村(tb),O方(vib),M上(kb),Y田(b),M山(ds).


八岐大蛇の神楽も観ました.みなが仙人さまご撮影の写真が
http://tb.plaza.rakuten.co.jp/otahome2nd/diary/200606050000/f6d27/
でご覧いただけます.スペースの関係か,三岐大蛇でしたが,この三匹がステージで酒桶をうばいあいながら酔っていくしぐさがおもしろい.とぐろを捲くと大迫力.神楽の伴奏バンドは笛・鉦・小さい太鼓・大きい太鼓(かけ声も)のカルテット.笛は30分以上ずっと吹きっぱなし! コルトレーンみたい!

打ち上げは,Y田邸庭園でBBQプラスたこさし,かつおたたき,もうかり(岡山ではままかりという),焼酎大石,その他たくさんをいただきました.
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reading

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