Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

おせち 食べちゃった

2010-12-31 08:59:51 | エトセト等


マイレージを使わないままに期限切れにするのが心配で,おせち料理に変えた.
「京都・大原三千院の里 初春おせち二段重」

クール便が到着したので,今年のうちに箸を付けてしまった...実は,急遽 正月は東京で,と決めたのも,ひとつの理由.

伊勢エビとか,アワビとか 豪華 (そうな) ものが入ってはいるが,これで \15k かいな? J 子の不満は煮しめがないこと.代わりに凝ったものが多く,たしかに 29 種類 ! を揃えるのは家庭では不可能なのは分かるけど.

結局半分平らげた空き箱が右上,これを裏返したのが右下.50% の上げ底であった.これでは再利用もままならぬ.

伊勢エビの甲羅を出汁に雑煮を作ったらやはり美味かった.
いただきものの せらワインはすごく甘いが,お屠蘇みたいで意外におせちとの相性は良かった.写真にサンタが写っているのがおかしい.


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うさぎの絵

2010-12-29 08:23:34 | お絵かき


来年の干支なので,新聞社の PR 誌にウサギの飼い方が特集されていた.Netherland Dwarf という種類は,(メタボになれば別だが) 1kg くらいにしかならないそうだ.
例によって CD ケースにアクリルで内側から描いてみた.ポケモンみたいで なかなかの傑作と思うのだが,J 子は豚みたいだと言う.

A 君は研究室の学生だったころウサギを飼っていたが,突然噛み付かれたりしたということだった.
絵に描いたウサギは可愛いだけだけれど,同居するとそれなりにたいへんらしい.

目が赤いのは,白いウサギに限るのだそうだ.この子は毛に茶色が混じっているので赤目ではない.

背景は絵具で染めたガーゼ.
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ジャズ研定演

2010-12-27 10:02:45 | ジャズ

略さずに言えば 広島大学ジャズ研究会2010年定期演奏会.三つのコンボとビッグバンド.12/25 だったが,来年は 12/24 の予定だそうだ.

最初は解散の危機を乗り越えた 西条太郎 (これがバンド名).フロントが tp 2本.ふたつのシャズクラシックスに加えてオリジナルも.
他のバンドも もっとオリジナルを! と言いたい!

次は「ちっくしょう」という,チック・コリアの曲だけを演奏するバイオリンのカルテット.弓が切れて,最後は払子 (ほっす) を振り回しているようだった.最後はやっばりスペイン.
そういえば,昔チック・コリアにサインしてもらった つくばコンサートのプログラム,どこへ行っちゃったんでしょうね?

さいごは財津バンド.tp,as,bs の三管.bs って首からぶら下げているだけで肩が凝りそう.笑ってばかりでちっとも先に進まない MC が楽しかった.院生のふたりが余裕でサポート.つんのめりそうになる Moon River など.

ビッグバンドは「ニカの夢」など.アンコールは何って言う曲?と,となりの人に聞いたけど分からなかった.
tp セクションと tb セクションはお揃いの衣装で登場.ぼく的仮装大賞は写真の仮面.ずっとこの表情でドラムを叩かれるとそれだけで変な感じ.ただしこの写真は (mixi から無断で拝借しましたが) 本番のときではありません.本番では右の頭はサンタクロースの肩に移動していました,
肖像権侵害お許しください...とはいえ「肖像権」は誰にあるんだろう.

お客さんに配られるアンケートの,「ご職業」「会員とのご関係」に並んだふざけた項目たちは,ほくが知る限りでは 10 年以上同じだが,いったい何時からの伝統 ? なんだろうか.
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Jesus, Joy of Man's Desiring

2010-12-26 10:52:19 | ジャズ
「主よ、人の望みの喜びよ」は,こちらではクリスマスに演奏されることが多いが,あちらでは結婚式の音楽らしい.

ぼくには,こうしたバッハの音楽は純粋に音を並べて楽しんでいるように思える.これに対してベートーベンはやたらに感情移入が多く思えて苦手である.
でも キリスト教徒は「主よ...」なんかを聞くと崇高なきぶんになるのだろうか?

そもそも初めて聞いたのはリパッティの LP だった.ピアノもろくに弾けないのにマイラ・ヘスの楽譜を買ってしまった.
後半 転調して展開する部分が美味しいが難しい.

今年はこの曲をジャズで...と企んだのだが,果たせなかった,
クラシックからジャズに転向した人種は,こうした曲が好きだし得意だが,そうでない人種は「まぁつきあってやるか」という感じになる.そのへんの温度差はたいてい存在する.

また,9/8 というのがスイングしにくい.ジャック・ルーシェ・トリオは大部分を原曲通りの 9/8 に演奏し,さっきの美味しい展開部だけをフォービートでアドリブしていた.YouTube にあったのがいつの間にか消滅.

ジャズのテーマがたいてい16小節とか32小節とかが単位なのだが,バッハ (に限らずたいていの) クラシックの曲は構造が単純ではないので,楽譜を見ながらちゃんと数えていないと,アドリブで迷子になる.
テーマだけを取り出して4小節単位の倍数を1コーラスに設定してしまうのもひとつの方法.Kenny Barron - Stefon Harris - Ron carter - Lewis Nash の The Classical Jazz Quartet がそれ.彼らも大半はフォービートで,3 分の原曲がアドリブで 8 分に引き延ばしている.

この吉村隆行・寺尾陽介・粕谷謙介のトリオの映像でも,テーマだけをAABA形式に整えて,ジャズっぽく演っている..

T. Yoshimura Trio _ Jesus, Joy of Man's Desiring@代官山LOOP

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Autumn in New York

2010-12-24 09:20:08 | ジャズ


これは「村上ソングズ」の 38-39 ページ.和田誠による「ニューヨークの秋」の挿画である.
人影のない地下鉄の駅も,皺になった新聞も,「秋」に固有のものではないのだが,すなおに「ニューヨークの秋」と思わせるところが上手い,というより,すごい.

この唄のメロディも
Dreamers with empty hands
のくだりの痛切な感じがたまらない.

ぼくがこの曲を初めて認識したのは Modern Jazz Quartet の演奏で だった.Heath Brothers の演奏も印象的だったが,iTune でダウンロードしてみたら,Percy 死後の新録音だったので,ちょっとがっかり.

右下のジャケは,Ted Straeter's New York.村上さんのお薦め.この前のページの文章では,朝鮮戦争で孤立した米軍に向かって中共軍が降伏を勧告し,「ニューヨークの秋」をラウドスピーカーで流すという,映画の一シーンが紹介されている.
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村上ソングズ

2010-12-22 10:10:33 | 読書
村上春樹 著,和田 誠 装幀・絵,中央公論新社 (2010/11).

2007 年の単行本が「村上春樹 翻訳ライブラリー」の一冊としてソフトカバーになった.和田誠のカラーの挿画はそのまま.「翻訳」は歌詞だけで,英語の原詞も載っている.メインはむしろ対訳に続く文章と挿画だろう.最後の2編は和田誠が訳も文章も書いている.目次に英語のタイトルがないのは不満.

取り上げられたジャズ・ロック・ポピュラーソングの歌詞たちは 30 ほど.Patches, Mr. Sheep, This House is Empty Now 等の,「トイレの神様」級に長い歌詞を,じっくり堪能するのは初めてだ.

変わったところでは,アビー・リンカーンがつけた Blue Monk の歌詞がある.

Towards a closing door - A door marked "nevermore" - That wasn't there before は「酒バラ (酒とバラの日々)」の一部.ちなみに closing door は「閉じかけた扉」,nevermore は「もう終わった」となっている.このあたり,名訳されてもやはりよく分からないのだが,それに続くエッセイ風の文章で,教授口調ではなく,さりげなく解説されている.

かってポピュラーソングは,一番は日本語,二番は英語という歌われ方をしたものだ.しかしメロディに乗せるという制約もあり,日本語訳はかなりインチキなものだった.この本の訳はずっと忠実.なかには歌える訳もあるが,洋画の字幕という感じが強い.
ほんとにこういう意味なの? と思うところもないではないが,もともと詩というのはどう解釈しても良いはずのものなんだろう.

演歌の歌詞を英訳するようなもので,こうした翻訳作業はとても難しく,でも楽しいものと想像できる.しかしここでも印税を稼ぐ,著者の商売上手な一面を思うとやや辟易.挿絵がなかったら買わなかったところだ.

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サンタクッキー サンタパン

2010-12-20 22:52:27 | お絵かき

これは展覧会へのさし入れにいただいたクッキーのひとつ.ぼくがあちこちに描き散らすAOのサインにも似ているんだそうだ.
こういうもののデザインに共通していることだが,○とハだけで,ちゃんとサンタと認識させるのが凄い.世間に共通のサンタの「記号」があって,それが認識されればよいということなんだろう.こうでなくては何百とは作れない.
バックに入っている緑色の厚紙との配色も良い.

こちらはパン屋さんの店頭にて.覗いたら このちょっと不可解な表情のサンタパンがたくさん寝転んでいた.赤ではなく 緑の帽子のサンタさんもいた.


何事にも権利を主張する時代だが,こういう クッキーやパンのデザインに著作権があるんだろうか.
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英語で遊ぶサークルの X'mas パーティでジャズ

2010-12-18 21:56:31 | ジャズ

「東広島で英語で遊びたい親子のサークル」ABC バスケットのクリスマスパーティでジャズ.公民館小ホール.子供だけでも約 30 人という大パーティ.10 時から始まってランチ・デザート付き.

ステージに子ども達が乱入,ひとりでマイクを独占してスキャット (雄叫びの連発) をやる子もいたりして,とても楽しかった.
一応 演奏した曲は Santa Claus is Coming to the Town, We Wish You a Merry Christmas, God Rest You Merry Gentlemen, Let It Snow Let It Snow Let It Snow, Jingle Bells, Rudolph the Red Nosed Reindeer.

ケームにも参加

・クリスマス T F ゲーム
某国では,サンタは駱駝に乗ってやってくる.true ○ か false × か というようなもの.

・運命のサイコロ
(全部の面に楽器の絵を付けたサイコロをふる. 出た楽器を演奏するまねをしなければいけない

・クリスマスバスケット
椅子取りゲームみたいなもの.

写真は上のどれでもない第 4 のゲームだが,よくルールが分からなかったのでぼくはもっぱら写真を撮っていた.

バンドのうち二人は現役の大学生だが,子供たちと終止楽しそうに遊んでいた.もと女子学生いわく,精神年齢が同じなのよ.
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音楽の不思議を解く

2010-12-16 10:36:17 | 新音律
坂口博樹「音楽の不思議を解く 音楽はどう生まれ、発展してきたのか 」ヤマハミュージック (2010/12)

帯に曰く「音楽について考えることは,世界を知ることにつながっていく!」

第1章 音楽の成り立ちの不思議
第2章 日本人と音楽の不思議
第3章 和音と音律の不思議
第4章 楽典の疑問
第5章 音楽ジャンル別の不思議

という内容で,200 ページほどの「ですます」調のソフトカバー本にいろんな話題が詰まっている.自分個人としては第3-4章の,大完全音階の記述あたりに興味があった.ドレミ... がなぜ ABC... ではなく CDE... なのか,という「不思議」は説明してもらえる. 

第5章では,モダンジャズについて
「現在,ジャズの技法は音楽学校でシステマティックに教えられており,プレイヤーの多くは高等教育を受けたエリートである.モダンジャズは規格標準化された現代の音楽の1ジャンルであり,その意味でモダンではあるが,同時にすでにクラシックになっている.」

ご説ごもっとも!
というより,これが常識か?
でも,「少数ではあるが定まった価値観に抵抗しているジャズマンもいる」とも 書いてある.

近日発売という
「音楽と数学の交差」坂口博樹、桜井進/共著 大月書店
に期待しよう.

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100 号油彩 3 点

2010-12-14 12:14:05 | お絵かき
ウェストプラザ (広島市中区紙屋町2-2-2) 5 階のサロンに並んだ J 子の油彩 3 点.こうして並んだところを見るのは本人も初めて.じつは反対側の壁面にも 1 点あるのだが,こちらは目にふれにくい.
普段は日本画が並んでいるのだが,一転して騒々しい雰囲気になってしまった.
赤と緑はアメリカではクリスマスの色だそうだ.

展覧会では,J 子の略歴を貼付けた.曰く

「難波平人氏・難波英子氏に師事
波の会所属
2005 年より,二紀展入選 5 回」


20 日 (来週月曜日) まで.
コメント (4)
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reading

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