Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

ローマのグラフィティ

2008-06-29 16:22:35 | お絵かき
空港から汽車でテルミニに近ずくとまず目につくのが線路の両側の落書き.ほとんど切れ目なくキャンバス化している.
街でも,文化財にでも何にでも描いてあって,アートである...と感心して良いのだろうか.
列車には絵が窓ガラスにかかっていることもある.

YouTube には一時停止中の列車にスプレーでgraffitiをものする早業映像がある.

我が家の撮影係はまじめな画家だからこういうものは撮らない.この映像はイタリアのウェブから拾いました.

<追記>
日本では学生などが海外の名所旧跡に落書きしたというので叱られているらしい.
叱るなとは言わないが,この写真を見ると新聞テレビでとりあげるのは行き過ぎじゃないのと思ってしまう.



この写真はバチカンのピエトロ大聖堂の落書きだそうです.さいわい日本語はあたらない.出典は
http://images.google.com/imgres?imgurl=http://www.lap.umd.edu/graffiti/images/stpeters_arrow.jpg&imgrefurl=http://www.lap.umd.edu/graffiti/index.html&h=347&w=461&sz=116&hl=en&start=13&um=1&tbnid=4N6sOsgYyp5PYM:&tbnh=96&tbnw=128&prev=/images%3Fq%3Drome%2Bgraffiti%26um%3D1%26hl%3Den%26client%3Dsafari%26rls%3Dja-jp%26sa%3DN
ここにはメリーランド大学の心理学の先生の落書きに対するうんちくが書いてあって,おるしろい!!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いいパック

2008-06-26 15:57:20 | エトセト等
月曜日からEPAC -European Particle Accelertor Conference ヨーロッパ加速器会議 - というのに来ている.参加者が1000人を越えるマンモス学会.場所はジェノバで,真夏の日差し.初日は会場で電気を使いすぎたらしく,停電になったりしたが,その後はイタリアにしては珍しく,円滑に運営されている.インターネットもあっさり繋がった.

いままで加速器の会議はPAC, EPAC, APACという三本立てだったが,来年からは一本化され,アジア・アメリカ・ヨーロッパを一年ごとに回るのだそうだ.初めはアメリカのPACしかなかったところに,EPACが加わり,次にAPACが加わったという歴史的事情がある.ちなみに,APACのAはアジア,

初めてPACに参加したのは20年くらい前と思うが,日本人は数人だった.今回は日本人多数.何十年ぶりに会う人も.初めて海外に出たのは40年以上前で,水洗便所に感激したが,今では海外に出るとシャワートイレでないのが不満.ずいぶん堕落したものだ. 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

CDケースを額縁に見立てて...

2008-06-24 17:00:40 | お絵かき
CDケースの,普通の定義では裏側に,内側から,傘の部分だけのこして絵を描いた.
ケースの表側,ふつうジャケが入っているところに,裏返しに適当な絵を入れる.
このカットでは雑誌から切り抜いたシカゴの摩天楼の写真を入れた.
角度によって視野が変わるのがみそ.
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

音声科学原論

2008-06-22 06:10:13 | 新音律
「音声科学原論 ―― 言語の本質を考える ――」 藤村 靖 岩波書店 (2007/12)
を読んでいる.
ただし,この本は喋りを「子音・母音」レベルにまで分解還元して研究対象とするのが中心.音楽の起源のひとつは喋りだろう.喋りを科学したらどうなるか...という興味から読み始めたのだが,ちょっと根源に遡りすぎたかなとも思う. 

岩波のCMによれば
言語の抽象的な記号体系と連続的に変化する音声信号との関係に焦点をあて,人間同士のコミュニケーションの根本問題を探究する.初学者に配慮しながら言語と音声の基本的な性質を丁寧に解説すると同時に,音素ではなくシラブルを発話の音声構成の最小単位とする著者独自の理論C/Dモデルを導入していく.
とのこと.

著者は1952東大理学部物理学科卒.海外での研究生活が長かったようで,研究対象も日本語中心ではない.
理工系以外の読者を対象にしているようで,フーリエ分析や回路理論やニュートン力学が,必要に応じて初歩から解説される.理工系の本なら図や数式を使って分かりやすく説明するところが,そうはいかないので歯がゆい.

なかに次のような趣旨の文章があった.
研究の進歩がコンピュータの進歩に連れて行き詰まりが感じられるようになった.いままでは研究の成果がコンピュータの能力によって限定されていると思われていたが,実はそのような技術的な問題ではなく,言語としての音声の性質そのものの理解が欠けていたことが問題だったのだ.

どの分野にも通用しそうだ.
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

バックアップ

2008-06-20 08:44:15 | エトセト等
いまだかってハードディスクが壊れた...という経験がない.だからといって今後も安全とは限らない.

家には 2 台パソコンがある.一台は PowerBook でもっぱら仕事 (といっても,アルバイト) 用.もう一台は MacMini で J 子と共用.OS を Leopard にしたのを機会に PowerBook にはハードディスクをぶら下げ,Time Machine で定期的にバックアップしている.

MacMini は無防備だったが,こちらには数GBのデジカメ写真が入っている.年寄りだからこれがなくなるとこたえるだろう.というわけで,昨年までのぶんはディスクに焼いてアルバムに保存し,今年のはオンライン・バックアップに頼ることにした.

探し出したのが Mozy
http://mozy.com
というオンラインバックアップサービス.Mac も Win も OK.どうもこういうサイトは海外にしかないようだ.2GB までは無料で,定期的にバックアップする.初回は600MBで3時間と,やけに時間がかかったが,次回からは追加分だけなので,早く終わってくれるでしょう.

これで安泰だと良いんだけど.
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たいな堂のTシャツ

2008-06-18 10:00:59 | エトセト等
ケーキかパンみたいなパッケージだが,持ち歩くには不便.車にぽいと載せるればいいという,車依存の田舎むき.前面に「たいな堂」と,消しゴム印みたいなのが押してある.たいな堂
 http://taina-do.com/
は当地のギャラリーのような,お店のような,小さな空間.

パッケージの中身は J 子の T シャツ.サッカモノだそうです.作家さんは知る人ぞ知る「みと」さんだそうです.
J 子は,左側の物体は描いてない方が良いなどと申しております.この物体はなんだろう.トマトとそれが作る影? でもONGAKU とも書いてあるなあ.


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

海を失った男

2008-06-16 11:56:06 | 読書
シオドア・スタージョン, 若島 正 (編) ,河出文庫(2008/4).

「BOOK」データベースより
白痴の少女の美しい手に魅入られた青年ランは、その手を我が物とするために少女の家に移り住むが…エロスとタナトスの極致ともいうべき異形の愛をえがいた絶品「ビアンカの手」、頭と左腕を残して砂に埋まった男の内的世界を追求して圧倒的な「海を失った男」、交通事故で妻を亡くした男が、墓地で出会った不思議な男に墓を“読む”術を習う「墓読み」の三大傑作に、本邦初紹介の力作中篇「成熟」「三の法則」「そして私のおそれはつのる」、さらに名短篇集『一角獣・多角獣』から「シジジイじゃない」「音楽」を収録。めくるめく思考のスリルと異様な感動に満ちた不滅のスタージョン・クラシックス。

数十年?前に『一角獣・多角獣』を意識しながら読みそびれたので,これがこの作家の初体験.こうした小説がパルプ雑誌に載っていたと思うと,アメリカ文化も底が深い.「成熟」のように,ストーリーがはっきりしているものは,読みやすいけれど,表題作のような訳の分からないもののほうが魅力がある.多少ともバンドでジャズを経験したヒトが「三の法則」を読んだら,ちょっと恥ずかしくなるのでは...

編集の若島先生は京大の授業でこのうちのいくつかを使ったことがあるそうだ.先生はおっしゃる,「この短篇、さっぱり何が書いてあるのかわかりませんけど、でも凄い!」表題作についてこう言った学生こそ理想的なスタージョンの読者である...と.

あとがきでも触れられているが,「ビアンカの手」をなぜ「ピアンカの両手」と訳さなかったのだろう.

このカバーデザインは◎.ぼくはカバーで本を選ぶ傾向がある. 

「シジジイじゃない」のシジジイは syzygy で,朔望(さくぼう)すなわち地球・月(あるいは地球以外の惑星)・太陽が一直線に並ぶことだそうです.ぼくが知っているシジジイズ(シジジーズ)はオクターブ43音の音律でオンガクしているユニット.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Macの反抗

2008-06-14 09:48:11 | エトセト等
昨日は研究所のネットワークに家から持って行ったPowerBookが繋がらなかった.
AirMacがパスワードを要求してきて,入力しても時間切れになる.状況によってはパスワードが違っていると言われることもある.
ネットワーク環境設定に行くと,IPアドレスが指定されていないと言われることもある.しかしIPアドレスを入力する画面が現れるとすぐに消えてしまったり,またある時は,入力しても受け付けなかったり.
K藤さんにもいろいろやっていただき,最後は無線を諦めて有線で繋ごうとしたが,やはりIPアドレスを入れることが出来ない.書類や文献の受け渡しもメールが使えないと不可能,というわけで,他人も巻き込んで0.7人日位を浪費してしまった.

Onyxでアクセス権の設定修正とか言うのを実行し,再起動したら繋がった.

しかしパワーを落として帰り,今朝パワーを入れたらまた繋がらない.Onyxも今日は効き目がない.耐性を学習するウィルスを相手にしているような感じ.

でも,あれこれやっているうちに繋がってしまった.なにがなんだか分からない.適当にやっていれば解決するという自信がついたような気もするが,この自信に根拠がないこともよく分かっている.
OS10.5にしてから,研究所でAirMacが一発で動作したためしがないようだ.ホテルのように,緩い環境では問題がないんだけれど.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

究極の暇つぶし ソリティア

2008-06-12 09:16:11 | エトセト等
ソリティアは総称で,正式にはこれはクロンダイクというらしい.
この写真は成功例.はじめに直角三角形に並べるやつ...といえば,たいていの方はご存知なのでは.

むかし台風で山小屋に閉じ込められて,一日中これをやったことがある.
なにかの映画の老人ホームの場面でも見たことがある.

我が家(前期高齢者ホーム)ではこのところブームで,トランプを奪い合うこともある.ぼくはカードを等間隔に並べないと気が済まないが,このゲーム?を教えてくれたいとこの影響かと思う.J 子の並べ方はぐちゃぐちゃだ.
テレビを見ながらやるとたいてい成功しない.

ところで,このカード,だいぶくたびれているが,よく見るとおもしろいでしょ.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コーヒーミル

2008-06-10 07:20:12 | お絵かき
結婚祝いに T さんからいただいたので,毎日使ってかれこれ40年近くになる.とうに切れ味などというものはなくなり,すりつぶしている感じだが,この味になれてしまった.
本来は壁に固定するのだが,我が家の壁はちゃちなので,テーブルに不安定に固定している.
Spong という英国のメーカー.ネットで見たら vintage とか.

J 子の団体では機械の絵ばかり描く方がおられる.コーヒーミルは機械というより道具だが,コーヒーで汚れた上に塗装が剥がれ,さびも浮いているところが,よくみれば可愛い.こういうものを絵にしたくなる気持ちもすこしは分かった.
上に突っ込んであるのは木製計量スプーン.
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

reading

/Users/ogataatsushi/Desktop/d291abed711d558e554bf7af66ee57d7.jpg