なかなか体重が回復しないと言ったら,スポーツ好き (ジャズも好き) な友人たちが勧めてくれた.
左のプロテインは牛乳1カップに大匙4杯が標準というが,朝晩大匙1杯くらいで勘弁してもらっている.ぼくの感覚では,これは きな粉である.
右の飲料は少なくとも8種類の味がある.どれも後味は同じでよろしくないが,そんなもんでしょう.おやつの時間にときどき飲む.「医師・管理栄養士・薬剤師等の専門家の指導に基づいて使用してください」と書いてあるが,まぁ飲みすぎなければ大丈夫だろう.
体重への単独効果は,よくわからない...
退院したら,あれもしようこれもしたいと思っていたが,全然思うにまかせない.
絶食自己最長記録更新の結果,体重 38kg に陥ってしまった.過去の退院後とはまるで違うようだ.この体力との付き合い方がよくわからない.
- 尻の肉(座布団肉)が無くなり固い椅子には座れない.
- 脇の下の肉で体温計が挟めず,ずり落ちてしまう.
- 一度座ったら立つのに一大決心.
- リビングと2階寝室の上行下降で息が上がってしまう,
- 食べたくても受け付けない.
- 全然 酒がほしくない.
- 37 度台の微熱.
- 消化器周りの調子はまあまあだが,薬の量の調整に腐心.
画像左のコンサート (開演時刻繰上げだそうです) にエントリーした,ふたつのバンドに所属しているのだが,当日出演できるかどうか,早急に見極めなければ....
画像右と動画は晩年,椅子に座って演奏するBobby Hutcherson.
昨 12/12(木) 退院.お土産は自己導尿キット.市販のキットではなく,カテーテル 50 本,消毒薬 50ml などと大雑把で,病院のストックから出てきたらしい.
一時は一日4回の導尿が義務付けられていたが,看護師さんたちが入れ替わり立ち替わりやってくださった.多くは妙齢の女性で,自分がもっと若かったら癖になってしまったかも...
でも自分でやったことはなく,道具一揃いもらっても...と思ったが,予約表をみたら泌尿器科の指定があった.多分ここで実習があるのだろう.入院先であった消化器外科の場合はこうした予約日は彼我 相談して決めるのだが,この場合は直接事務経由だった.いつもながら診療科間の連絡がここではイマイチ.
自己導尿って何? いやなものでも見たい方は動画をどうぞ!
なにごともなければ明後日12(木)退院.長かった!
週末土日は主知医の先生不在で,緊急性のない細かい判断は先伸ばしになる.もちろん消化器外科の医師はひとりではなく,それなりに体制が敷かれているとは思うが.各患者への細かいケアは無理.例えば尿閉は,看護士たちが導尿すればいいことだがら,先生までは上がらない.蛍光接種開始も主知医が決めること.この先伸ばしがなかったらもう2、3日退院が早まったかも.
しかし見ていると先生は毎日のように手術,日によっては複数回のこともあるらしい.術後のアフターケアが必要な患者もどんどん積分していく.大腸癌手術→腸閉塞手術といったヘビーな事態もある.
土日くらいしっかり休ませてあげなければ.
そもそも,グラフ(横軸は年)のように,消化器外科医が払底しているそうだ!https://www.jsgs.or.jp/modules/transformation/index.php?content_id=1
12/7 (土) 昼から経口摂取開始.過去の例に比べて先生はとても慎重.手術直後のイレウスが応えた?
尿閉について.ほぼ完治.
昼間は良くても午前0~8時,睡眠がさめた後の発症がしぶとく残った.体のどこかが眠っていて起こるアンバランスの結果らしい.症状の波間を縫って顔を洗ったり,水を飲んだりすると効果があるようだ.
記録によればぼくの場合,0-8時の間に排出する尿の量が1日の半分強!
写真はカテーテル輸液ポンプのパネル.
12/5(木).中心静脈カテーテルの挿入は20分足らずで終わる.ACコード付き輸液ポンプを点滴台に載せる.トイレ・散歩などに持ち歩くときは電池駆動だが10分も持たない.
写真はLP大の点滴薬.一袋で食事に相当する栄養を含むそうだ.
2(月) ドレイン穴を縫う.
3(火) 泌尿器科医による尿閉レシピ.6時間おき 4-10-16-22 時に何があっても導尿.尿が出たときは写真のチューブを入れ残量測定.
入院以来設備点検で動作しなかった空調が復帰.
4(水)大も小も開通!
点滴が不安定.栄養補給のため静脈カルーテル(写真のものではない)を入れるのだそうだ.入れたら経口摂取がなくなるかと悲観したが,そんなことはないと言われ安心した.
26火 手術.ここまで5日の絶食は,病院の都合プラス土日の休みのせい.
27水 歩かされる.一周約 150m の病院回廊を今日は2周,明日は5周,その後は 10 周ずつがノルマ.
29金 ドレインと尿管抜ける.その後尿閉で尿管復帰.絶食で血管が細り点滴箇所発見にエコー登場.
30土 尿管を抜き導尿を試みるが不首尾.夜は尿管.ドレインを抜いた穴から体液が染み出す.
1日 昼から経口摂取(写真).導尿不首尾.管を設置しなかったら夜中に酷い目にあった.
退院して2泊しただけ.3日目の朝から腹痛がつのり入院.イレウスは翌朝自然に治ってしまったが,発症間隔が短くなる一方なので手術することに.
11/26(火)執刀.腸閉塞状態が解消してしまったので,いまいち患部の同定が難しいらしいが,まあ造影CTなどもあるし…
肺炎炎症の指標CRPは,測定開始から 19 日目で2に低下.
体力的に耐えられるかどうか心配.これまでの絶食入荷続きの結果,手術前の体重 40kg とは!
カットはお見舞いにいただいた お花.