群ようこ著,角川書店(2005/2).
群ようこさんには何十冊もの著書があるようだが,ぼくには本書が初体験.その,ようこさんがお稽古を始めてから,名取りになって名披露目の会に出るまでの記録.
外からは見えないお稽古の世界が垣間見えるのはおもしろいが,垣間見える程度なのがもの足りなくもある.月謝っていくら? 三味線っていくら? 会で合奏していただく先生にはいくら包むの? というような疑問には答えてもらえない.
ちなみに彼女はお稽古用と舞台用と,結局2本の三味線を買ってしまうのだ.前もって糸を張っておかないと本番中に緩んでくるとか,フレットに相当する位置に譜尺を貼るとか,楽器の話は具体的.
ようこさんはピアノとエレクトーンの経験があるらしく,教わったことは譜面にしないと満足できないようだ.読んだ感じでは彼女はすごい努力家!
ここでいう三味線は歌伴専用だから,まず歌(唄)を覚えることからすべてが始まる.この分野では男性は三味線を弾かないものらしい.唄に合わせても,唄だけ先に終わってしまったりするあたり,われわれの洋楽の場合とかわらない.
自分の三味線体験らしいものは,沖縄で買ったかんから三線をでたらめに弾いただけ.お稽古というものにあこがれさせる本.
群ようこさんには何十冊もの著書があるようだが,ぼくには本書が初体験.その,ようこさんがお稽古を始めてから,名取りになって名披露目の会に出るまでの記録.
外からは見えないお稽古の世界が垣間見えるのはおもしろいが,垣間見える程度なのがもの足りなくもある.月謝っていくら? 三味線っていくら? 会で合奏していただく先生にはいくら包むの? というような疑問には答えてもらえない.
ちなみに彼女はお稽古用と舞台用と,結局2本の三味線を買ってしまうのだ.前もって糸を張っておかないと本番中に緩んでくるとか,フレットに相当する位置に譜尺を貼るとか,楽器の話は具体的.
ようこさんはピアノとエレクトーンの経験があるらしく,教わったことは譜面にしないと満足できないようだ.読んだ感じでは彼女はすごい努力家!
ここでいう三味線は歌伴専用だから,まず歌(唄)を覚えることからすべてが始まる.この分野では男性は三味線を弾かないものらしい.唄に合わせても,唄だけ先に終わってしまったりするあたり,われわれの洋楽の場合とかわらない.
自分の三味線体験らしいものは,沖縄で買ったかんから三線をでたらめに弾いただけ.お稽古というものにあこがれさせる本.