Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

牡蠣の味噌 + 酒粕 漬け

2014-02-28 08:47:00 | エトセト等


牡蠣も酒粕も当地のもの.
味噌と酒粕を少しの酒で練り,生牡蠣をはさんで冷蔵庫で一晩置いたら,牡蠣から水が出て,ごらんのようにちょっとおぞましい状態.



フライパンで,外を焦がしたが,中はジューシー.日本酒はなかったが,赤ワインとでもけっこういけた.さんざん食べて1個だけのこったのを写真にしたので,お皿が汚い.
もう一晩おいたら,塩辛くなってしまった.
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Send in the clowns / キム・ヨナ

2014-02-26 08:34:09 | ジャズ


ミュージカル出自だが,ジュディ・コリンズで有名になった曲.ここではアーサー・フィドラーのボストンポップスが共演しているのが嬉しい.

初めて聞いたのは酒井 俊さんか,中本マリさんかのどちらかと思う.歌詞の説明は覚えていた.サーカスの空中ブランコで失敗して落下すると,とつぜん道化師がぞろぞろと現れて観客の目をそらすのだそうだ.失恋の歌だが,はじめの
 Me here at last on the ground,
 You in mid-air.
 Send in the clowns.
「私は地に墜ち,あなたは空中」は空中ブランコの喩えなのよ...

空中ブランコみたいな曲芸だから,キム・ヨナはフィギュアにこれを選曲したのかと思った.これは彼女の演技.ただしソチ・オリンピックではなく 2013 年夏の映像.幸い転ばなかったから道化師も登場しない.

上の歌詞解釈はどうやら一般的らしいのだが,Wikipedia によれば,作詞したソンドハイム Stephen Sondheim は,1990 年のインタビューで,サーカスとは関係ないと言っている.面白い !

サラ・ボーン,カーメン・マクレーなどが歌い,今ではジャズのスタンダード,作曲もソンドハイムだが,メロディだけでも良い.ミルト・ジャクソン盤がある.
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小出シンバル

2014-02-24 08:39:09 | 新音律


日本唯一のシンバルメーカー小出シンバル見学に便乗.事情が許せば,だれかドラマーくんを誘いたいところであった.
住宅と町工場が混在する一角にあって,住宅にも見える外観だったが,一歩なかに入ると町工場そのものだった.東京と大阪の違いはあるが,父親一族が工場をやっていた こどもの頃を思い出した.
社長の小出俊雄さんにおはなしをうかがった.訪問の目的もあって,話題はもっぱら材質と加工.大学で,冶金工学とか,金属組織学とかいう講義があったが,ろくな学生じゃなかったので,状態図 (相図) ばかりで閉口したという記憶しかない.
日本でシンバル製作を開始した当初は手探り状態だったとのことで,「感覚を確かめる」目的で,トルコから輸入した鍛造用のハンマーもあった.ちなみにシンバルというと思い浮かべるジルジャン Zildjian もトルコ発祥のメーカーとのこと.

楽器屋さんによる小出シンバルそのものを紹介したページにも YouTube にも,動画がある.しかし社長さんによれば,やはりマイクを通さない,生の音を聞いていただかないと...とのことです.
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電子書籍でライトノベル

2014-02-22 08:37:52 | 読書
丸善で honto カードを作れと勧められた.カードで財布が重くなるとは思ったが,1000円クーポンという CM を聞かされ押し切られた.

500 円の電子書籍用クーポンとやらで,とりあえず
 谷 瑞恵「思い出のとき修理します」 集英社文庫(2012/09)
をダウンロード.525 円なので 25 円はクレジットカード払い.

書店で見覚えのあるカバーのこの画像が電子版にはない.解説もない (こちらは紙版にもないのかもしれない).
本棚に溜まらないのは良い.
電車の中でもスマホで読めてしまうのが,目に悪い.

さて内容は,ピプリア古書堂...の二番煎じ,と言ったら悪いかな.よく言えば,あのジャンルである.
古本屋を時計屋に置き換え,男女を入れ替え,カバーデザインもあのタッチ.ただし,ビブリアでは直接には古書・間接にはブンガクにへの蘊蓄が読者のスノビズムをくすぐるが,それはなし.ミステリ味もうすい.おとぎばなしを読んだみたいで,読後感は悪くない.

でも,若いひとにはもっと骨のある小説を読んでもらいたい...なんちゃって.
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雪猫とチョコレート甘酒

2014-02-20 07:50:14 | エトセト等


東日本は大雪害だったが,ここらの雪は意気地なく溶けてしまった.

この玄関先の猫は斜め向かいの奥様の作品.出来立てはもっと (耳) 目鼻立ちも手足もくっきりしていたと思われる.

寒いので,酒粕で甘酒.
思いついて牛乳も加え,2cm 角の板チョコを溶かし入れてみた.予期した味であった.カフェのメニューにいかが ?
写真はいつも焼酎を飲んでいるそば猪口だが,表面に映り込んでいる四角いビルみたいなのはカメラ,すなわちスマホである.
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血の探求

2014-02-18 08:20:03 | 読書
エレン・ウルマン 著, 辻 早苗 訳,東京創元社 (2014/1).

BOOK」データベースより*****
1974年の晩夏。休職中の大学教授である“私”は、サンフランシスコのダウンタウンにオフィスを借りた。そこは元続き部屋で、内部には隣室につながるドアがあった。ある日、そのドアから精神分析のセッションが聞こえてきた。“患者”は若い女性で、養子のため自分の出自がわからず、アイデンティティの欠落に苦しんでいた。“私”は息を殺して、産みの母親について調べる患者の話に耳を傾け続け、やがてふたりに気取られないようにしながら母親捜しの手伝いを始める。彼女はなぜ養子に出されたのか。“血の探求”の驚くべき結果とは―。本文のほとんどが盗み聞きで構成された、異色かつ予測不可能な傑作ミステリ。*****

原題はBy Bood.「血の探求」は出自さがしのこと.盗聴小説は面白いが,盗聴する"私"に多少異常とされる性格付けが必要.それが障害となって,読む側は"私"にイマイチ思い入れ出来ないのが辛いところ.登場人物は私,精神科医,その患者の三人だが,精神科医にもうちょっと何かがあるかと思った.この小説をミステリと言うのは疑問.歴史小説のような側面もある.患者がレズビアンと言うことになっているが,この設定は必要だったんだろうか?
アメリカの小説にはよくあることだが,面白くなるまでが長く忍耐が必要.

「血」という字で遊んでいるカバーデザインは,装画:管弘志,装幀:森田恭行(キガミッツ).

図書館で借用した.
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三冊の装幀の本

2014-02-16 08:34:30 | 読書


和田誠「装丁物語」白水社(1997/12),白水 u ブックス(2006/12)
菊地信義「装幀思案」角川学芸出版(2009/03)
司修「本の魔法」朝日文庫(2014/01)

和田本は著者が装幀した本について話したことをそのまま活字にした感じ.谷川俊太郎,丸谷才一,村上春樹など,装丁に和田さんを指名する文筆家は多いが,そのいきさつも興味深い.装丁に関係するヒトには How-to-Soutei 的に役立つ部分も多いだろう,

菊池本は主として他人の装幀を装幀家の目で楽しむ本.原則として1冊につき写真が1ページ,文章が2ページ.その文章は文学的.写真で見るようにこの本自体は無愛想な表紙だが,ここで紙質やフォントにいかに神経が使われたかが,この本を手に取って中を読めば類推することができる.図書館で借用.

司本は装幀した本(純文学がほとんど)の内容と,その本の著者との交流に,司さんの人生を重ねたエッセイあるいは連作私小説みたい.一冊に関する記述が 10-30 ページ.力が入ったのも抜けたのもあって,緩急自在.対象とする本の表紙の写真は文庫本では切手くらいの大きさしかない.これ文庫版のカバー絵でピエロが読んでいるのは同じ内容の単行本らしい.解説 堀江敏幸.



話は違うが,16 とん著「音律と音階の科学」電子書籍版は,いきなり扉から始まり,あしたのんきサンのカバーイラストにお目にかかれないのが残念.著作権の関係かも.
でも電子書籍化が装丁の楽しみを奪うのは確か! そう言うわけで,自分の電子書籍には表紙のイメージを付け加えた.
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ボルダリング ギア

2014-02-14 08:44:15 | お絵かき


boulder はごろんとした大きな岩.bouldering は最低限の道具で岩や石を登ること,若い人の遊び (競技かも) である.gear はここでは集合名詞で道具一式.

カラビナで,このギアが岩壁にぶら下がっている写真をお手本にしたが,岩がうまくいかず,べたべた塗ってしまった.わがガラス絵 (この場合は CD ケースに内側からアクリル絵具) には珍しい,描き込んだらしいタッチとなったのは,怪我の功名かな.
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乳児はみんな絶対音感を持っている ?

2014-02-12 08:36:50 | 新音律
Wikipedia には,「絶対音感(perfect pitch)とは、ある音(純音および楽音)を単独に聞いたときに,その音の高さ(音高)を記憶に基づいて絶対的に認識する能力である.狭義には,音高感と音名との対応付けが強く,ある楽音を聞いたときに即座に音名・階名表記で表現できる能力である」とある.

絶対音楽が注目されたのは最相葉月の同名の本がベストセラーになってからと思うが,違うだろうか.
「車の警笛がドレドレだ」などと,昨今もっぱら幅を利かせているのは狭義の定義である.「固定ド」教育と相俟って,ジャズのように転調もどきを繰り返す音楽には,絶対音感は有害無益という見方もある.
何十年か前の音楽の授業を振り返ると,当時は「移動ド」「固定ハ」であった.これはなかなか理にかなっていた。「固定ハ」ではなく「固定 C」とすれば国際的で,もちろんジャズでもこの上なく有用であろう.

子供のうちに絶対音感を刷り込め という本も出回っている (カットに,この凄いカバーデザインを拝借した本は,読んでおりません.以下の文章はこの本とは関係ありません...悪しからず).

ところが「歌うネアンデルタール」には,乳児は絶対音感を持っていると書いてあった.もちろん,乳児はドレミを知らないから,Wiki が言うところの広義の絶対音感である.そこで参照されていた文献
Saffran, J.R. and Griepentrog, G.J. (2001) Absolute pitch in infant auditory learning: Evidence for developmental reorganization. Developmental Psychology 37, 74–85.
の原文がネットで無料でダウンロード出来ることを最近知った.

乳児のうちは絶対音感に頼っているが,言葉を覚えるあたりから相対音感にめざめ,それとともに絶対音感を忘れるらしい.絶対音感は原始的な能力かな.しかしDevelopmental Psychology (発達心理学?) の知識がないせいか,実験方法がイメージできない。自分はこの論文を間違って理解しているかもしれない.残念ながらこの主張の限界も見えない.10年以上前の論文だが,その後の動向も知りたい.
どなたか critical eye でのご意見を!

私たちの著書「視て聴くドレミ」もよろしくお願いします...ただし絶対音感には言及しておりません.
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MRI 体験記

2014-02-10 08:30:45 | 新音律


図はhttp://meg.aalip.jp/gallery/MRI.htmlによります.

温泉 (と言っても,スーパー銭湯みたいな...) で我慢して いつもより長湯した後雪がちらちらする中で車に乗ったら,気分がしだいに悪くなった.出てから 30 分後あたりで脂汗がどっと出て,1-2 分のことと思うが,意識を失う.
友人からのメールで脳梗塞のことを聞いたばかりだったので,今度は自分の番か! と思った.しかし,一晩寝たら何事もなかったかのように回復.ウェブで調べたところではいわゆる脳梗塞の症状とは違うようだ.

かかりつけの内科医さんは首をひねり,「脳神経外科で MRI を撮っても損はないでしょう.いや,すぐにでも再発するかもしれない,すぐに行った方が良い」.
と言うわけで,べつなお医者さんで MRI 初体験.

磁場の中に頭を突っ込み電磁波を当てられるのだが,単調なノイズのもとでの 30 分は苦痛.結果として得られた画像は健康そのものだそうだ.
このノイズは,ブザー音,打撃音など.第1楽章から第5楽章くらいまである.後で見せてもらったら,5種類の画像があった.すなわち,平面図,立面図,側面図,血管だけの図が2枚.たとえば平面図は10枚異常の切断面でみたところ.各楽章は単調なパターンの繰り返しだが,これは断面図撮像の繰り返しに対応している...と思った.

MRI は昔の核磁気共鳴に違いない.しかし,データを瞬時に画像化するところがすごい.これが街のお医者さんにあるところもすごい.ちなみに,3割負担,初診料コミで 6000 円くらいだった.

お医者さんの診断は,血管迷走神経反射性失神.若い人にも多いが,70 歳を超えると症例は倍増するのだそうだ.「また起きるかもしれないが,横になっていれば数分で回復する」とのことだが,周りの人はびっくりするだろう.

自分の髑髏を視るのはあまり気持ちのいいものではない.
あとで考えたことだが,撮影した図面はお医者さんに帰属するのだろうか? こちらにも肖像権があるはずだから.pdf ファイルをくれてもよさそうなものだ.
コメント (2)
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