広島は寒い

広島県でもここ東広島市は一山越えないと海にたどり着けない位置にあるので，裏日本的気候．引っ越してきた最初の冬は辛かった．これは，車の凍った窓ガラスをケイタイで撮りました．結晶がはっきり見えなくて残念．

広島グルメサイト事情

ウェブのどこの何が美味しいというサイトを読むのが大好きだ．読むだけで書き込んだことはない．
当地広島では「快食com」が有名で，すでに内容が出版され，本屋に平積みになったというレベルである．管理人のシャオヘイさんはいまや有名人．ただし，サイト発足当時はまずいものはまずいと書いてあったのが，最近は美味しいところしか書いてないのが物足りない．星の数0から５までで評価していたのが，ある時から0と1の店は消えてしまった．紹介する店の数が増えすぎたせいかもしれない．「美味しい」という情報より，「まずい」という情報のほうが役に立つのに!

「西条いんふぉ」という，広島近郊の小都市のグルメサイトがあったのが，最近閉鎖された．こちらは管理人さんの姿はみえず，投稿からのみ成り立つサイトであった．ほとんどが短文で，情報の質は悪かったが，量は多く，その多くの情報から店の全体像が見えてくる感じ．「美味しい」という投稿より「まずい」という情報，それよりも「従業員の態度が悪い」という情報が印象に残った．「快食」が失ったバイタリティがあった．閉鎖のきっかけは，特定の店に悪口が集中したせいかもしれない．

毎日チェックしていたサイトがなくなって残念．

キッドナップ・ツァー

新潮文庫2003年刊．祝・直木賞受賞! ということで再版．書店には角田光代の文庫本が他にも何種類も平積みになっていた．表紙も挿画(唐仁原教久...名前が読めない)いい感じだったので買った．読んでから児童文学かと気づいた．でも読んで良かった．ウェブによれば，この作品は路傍の石文学賞，産経児童出版文化賞，フジテレビ賞作とのこと．
夏休み，５年生のわたしが誘拐される．犯人は２ヶ月前から家にいなくなったおとうさん．このおとうさんがだめ男．おかげで，わたしは墓場で蛍をみたり，夜の海にぷかぷか浮かんだり，ごみためで拾ったテントでキャンプしたり．読んでいてなぜかハックルベリー・フィンを思い出した．おとうさんはくろんぼのジムの役割．でも現代の日本が舞台だからはなしはぐっと矮小化されている．父と娘という組み合わせもウェット．
重松清の解説が良い．