Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

としまえん閉園

2020-08-31 08:21:30 | エトセト等
安倍氏に対して ありがとう,おつかれさま などというのを聞くと腹立たしい.対してこの新聞広告は,地方生活が長いせいか,単純にピンとこない.

豊島園は,われわれ一族が住んでいた渋谷・世田谷エリアからは,狭い東京だが北と南に離れていたので,昭和20年代に1-2度連れて行ってもらっただけだ.正式オープンは1927年とのことだが,戦前・1929年のビデオのウォーターシュートを見ると,こんなものだったという気がする.空襲に遭わずに済んだようだ.和服姿の婦人が多いのが懐かしい.



東急東横線沿線には多摩川園があった,1925年オープン (この時代は遊園地建設ラッシュだったのかな) 1979年クロース.豊島園の20haに比べると5haと小規模だった.
びっくりハウスというのがあった.部屋の床が振動し内壁が回転するアトラクションで,初めてのときはすごく怖かった.怖いもの見たさで何年か後で行ったら,仕掛けが見えてしまって,幸か不幸か,つまらなかった.
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ガラス絵に魅せられて

2020-08-30 08:25:11 | 読書
児玉房子「ガラス絵に魅せられて - 42歳・女の旅立ち」新日本出版社 (1993/8).
古書店で百円で購入.奥付には記載がなくカバーに2300円とあるが,いつの定価だろうか.

AMAZON 引用の「BOOK」データベースより*****
「絵かきになりたい」「自分の思うように生きてみたい」。自立への思いたちがたく単身家を出た42歳の再出発。激変に揺れるルーマニア、情熱のスペイン―。ガラス絵の源流をたずねたひとり旅。人生の節目、節目に選びとり、押し進んできたひたむきな生き方と様々な出会いを絵と文でつづる。
*****

著者は16とんと同年齢だが,2017年にご逝去.晩年は宮沢賢治の作品をテーマにしておられたようだ.

新日本出版社は日共系.著者のデビューは赤旗の新聞小説の挿画であった.思い出したのは民青だった同級生.教条主義的で求道的...こういう党員・シンパが今でも存在するのだろうか.おまけに著者・児玉さんは猪突猛進型.友人としてはごめん被りたいが,本としてはおもしろかった.

目次*****
- 私はあなたたちを描いている
1 ヨーロッパひとり旅(ルーマニア・1989 / スペイン・バレンシア / 再び ルーマニア / ユーゴスラビア / オーストリア・1992 / チェコ・1993)
2 四十二歳の再出発(私のこと,スペインへの出発)
- ガラス絵について
- あとがき
- 「民美」の畑のひと粒の種 藤野まゆみ
*****

まえがき (私はあなたたちを...) では百号超の大作制作のばかばかしさが語られる.美術館に展示されたとしても,それきりで,自分の母親や大好きな友人たちに見てもらうことはできない.そこ ここの庶民の居間にかけられなくて,どこにかけられたいというのか...
安い値で庶民が買え,売ることで画家が飢えから救われ,狭い部屋でも描けて,何百枚でも保存できて,搬出入が自分の手でできて宅急便に頼める,著者にとってのガラス絵はこうした問題を一挙に解決するものであった.

ヨーロッパガラス絵博物館巡りを中心とする第1章が,タイトルの「ガラス絵に魅せられて」に対応するのかな,歴史を探らないとガラス絵が描けないというものでもないと思うが... 第2章が「42歳・女の旅立ち」に対応することになる.こちらは著者の生い立ちから始まる.百万円をぽんと貸してくれた友人がいて,スペインに旅立つ.言葉もわからないままの無手勝流 旧共産圏や欧州の貧乏暮らしがスリリング.
「ガラス絵について」はおもしろくなかった.

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被曝窓蓋

2020-08-29 08:30:47 | お絵かき
広島陸軍被服支廠.窓蓋という言い方で良いかどうか自信がない.
被曝後70年,手入れがされなかったかどうかはわからないが,この20年は放置状態.

CDケースに内側からアクリル絵の具.
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被曝建物 広島陸軍被服支廠

2020-08-28 09:18:33 | エトセト等
J 子のグループに便乗して話題の広島陸軍被服支廠を見学? 見物? 立ち入り禁止で外から眺めることしかできないのだ.

Google Earth 正方形の土地の左辺に並ぶ3棟と底辺左寄りの1棟がそれ.1997年からは放置状態だが,それまでは1棟は広島大学の学生寮として,のこり3棟は日本通運が倉庫として使用していた.昨年12月 広島県は倒壊する恐れがあるとして,県が所有する3棟のうち2棟を解体,残る1棟は壁面の補強や屋根の改修をした上で保存する考えを示したが,解体に反対運動が持ち上がっている.



鉄筋コンクリートに煉瓦を貼った構造.煉瓦ひとつひとつが大きく,陸軍が金にあかせて建てたことが感じられる.
見出し画像の鉄窓の損傷など今世紀に入ってからのことらしい.でも屋根を突き抜けて木が伸びているのが見える.人工建造物は植物にはすぐ負けるよ...何とかしなければ,というのが識者の言.

3棟と西側の大通りに挟まれた細長い住宅街,町内会幹事と表札のある庭先で,車をいじっておられたご老人 (と言っても 16トンよりは若そう) が,いろいろ話してくださった.1棟あたり20億円 (だったかな?) を超える耐震補強費用なんて政治的見積もり.倒壊の恐れなんて嘘 : 大地震が来ればまずわれわれの住宅が潰れるよ.
しかしこの建物を撤去して誰が得する...というような下品な方向には話は行かなかった.

わざわざ家に戻り,建物の内部の写真があるパンフレットを持ってきてくださった.
ネットでもアーキウォーク広島というサイトに内部の写真が出ている.

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エケベリア Echeveria

2020-08-27 07:51:06 | お絵かき
ベンケイソウ科 エケベリア属.エレガンスという原種らしいが,よくわからない.放射状につける葉っぱがまるでバラの花なのが人気.もとは J 子が ST 田さんにいただいたもの.なかなか花が咲かないのだそうだが,ほっといただけのように見える.
下の二枚の写真をもとに,CD ケースに内側からアクリル絵の具,

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へぼ侍

2020-08-26 09:13:46 | 読書
坂上泉「へぼ侍」文藝春秋(2019/7).
図書館で借用.

Amazon 引用の「BOOK」データベース*****
明治維新で没落した大阪の与力の跡取り錬一郎は、幼いころより丁稚奉公に出され商人として育てられる。それでも士族の誇りを失わない錬一郎は周囲の人間から「へぼ侍」と揶揄されていた。1877年、西南戦争が勃発すると官軍は元士族を「壮兵」として徴募、武功をたてれば仕官の道も開けると考えた錬一郎は意気込んでそれに参加する。しかし、彼を待っていたのはひと癖もふた癖もある厄介者ばかりの部隊だった―。落ちこぼれ兵士たちの活躍を描く痛快歴史エンターテイメント開幕。松本清張賞受賞作。*****

このあらすじの書き方とはかけ離れた,ポジティヴな青年成長物語.主人公が喋るのは関西弁.彼は部隊では剣術ではなく,丁稚奉公で覚えた世渡り術を使って活路を見出し成功していく.

著者は東京大学文学部日本史学研究室で近代史を専攻したそうだが,歴史小説色はない.西郷隆盛がちよっと登場するが,「西南戦争とは何だったのか」的なテーマは素通りして,エンタメに徹しているようだ.それにしても「大義の末」などの小説に描かれる昭和の軍隊にくらべると,明治の官軍は人間的だ...少なくともそう描かれている.

松本清張賞ってなんだろう.B級直木賞? でも副賞の金額はすごい.
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月下美人

2020-08-25 08:56:35 | お絵かき
CDケースに内側からアクリル絵具.
光の使い方など,お手本,M仙人様による写真の方がどう見ても芸術的だ.



J 子はこの花が嫌いらしい.むかし父親が凝っていたのを,いじくって叱られたのかな?
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体の衰え → NHKが好き?

2020-08-24 08:43:49 | エトセト等
- NHKは安倍内閣と自民党の手下である.そもそも見出し画像が示すように,体質が右寄りだ.
- CM不在のはずが,自局の番組の宣伝が多い.
- コロナの所為にして再放送ばかりだ.受信料値下げしろ!

とかなんとか言って,なんだかNHKテレビばかり見ている.

「武田百合子対談集」中央公論新社 (2019/11),対 深沢七郎「武田泰淳の存在」の中で百合子さんが,「(武田泰淳) はNHKが好き,あたしと娘は民放をキャッキャッと喜んで見ている.武田は見ない.晩年になってからは特に民放が嫌いになった」と言っている.「体の衰えだと思うな」.

16とんの父も晩年は民放が嫌いで,妹とキャッキャッと見ていると,頭が痛くなると言って引っ込んでしまった.体の衰えだったと思う.

現在,J 子がキャッキャッと見ている番組は,多くは民放で,こちらはみる気がしない.イヤホーンを耳に突っ込んでパソコンに向かっている.とくに J 子に出演者に共鳴してキャッキャッとやられるとヤダヤダと思う.
体の衰えだと思うな.きっと J 子の方が長生きするのだろう.

とかなんとか言いながら,なんでも鑑定団,ポツンと一軒家,孤独のグルメ,わたしが日本に住む理由,等,定視聴ものには民放番組が多かったりする.
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武田百合子対談集

2020-08-23 08:47:26 | 読書
中央公論新社 (2019/11).

J 子のなかで武田百合子ブームらしい.これは彼女が図書館で借りたのを横から読んだ.
対談の相手と初出は

・深沢七郎 「武田泰淳の存在」(「文藝」1976年12月号)
・金井久美子・金井美恵子 「メリイ・ウィドウのお話」(「話の特集」1979年3月号)
・深沢七郎 「女と男のまな板ショー」(「日本読書新聞」1981年12月21日号)
・吉行淳之介 「『好色五人女』のおもしろさ」(「婦人公論」1982年5月号)
・岸田今日子 「『富士日記』をめぐって」(「NHKライブラリー 自作を語る」1992年1月放送)

最初のふたつが面白い.金井姉妹との「メリイ・ウイドウ...」で,最初の深座対談「武田泰淳の存在」が泰淳の死後2週間での収録だったことが明らかにされる.
この「メリイ・ウイドウ...」はいかにも話の特集らしい出来栄え.島尾敏雄も武田泰淳も女性を強いものと描いている.奥さん (ミホ/百合子) が,昨日行ったことと今日行ったことが違っても平然としていたりすると,こりゃ女性には敵わないと思う結果なんだそうだ.

あとはだんだんつまらなくなる.「女と男の...」は,また深沢か! と思ったが,この本が百合子の「前対談」だから収めないわけにはいかないのだろう.対吉行は,西鶴著・吉行訳の「紅色...」とふたりの昔話を行ったり来たりするが,解析接続していない.最後の対岸田は,いかにもNHKな感じ.
「富士日記を読む」みたいな編集の面白さはなく,素材を並べただけ.上手い解説があったらよかったかもしれない.

カバーその他のイラストは iStock,com とクレジットされている.大出版社でもネットの素材集を利用するんですね !

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ピーナッツ昭和は遠くなりにけり

2020-08-22 08:38:46 | エトセト等
この名句は,上5を変えれば普遍性を発揮する.
 扇風機昭和は遠くなりにけり
 全共闘昭和は遠くなりにけり
 ...

昨夜,BSテレ東,武田鉄矢司会の「昭和は輝いていた ザ・ピーナッツの真実3時間スペシャル」を見てしまった,
見出し画像のふたつの曲「手編みの靴下」と「逢いたくて逢いたくて」が異詞同曲であること,じつは16トンは前から承知していたのだった.今では園まりB面,植木等とのデュエットに興味が湧く.

Lover Come Back To Me も取り上げられた.ジャズというより,よくできたショーという感じ.もとよりふたつの境界はファジィだけれど...
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