Sixteen Tones

音律と音階・ヴァイブ・ジャズ・ガラス絵・ミステリ.....

青痣の移動

2023-12-31 16:39:23 | エトセト等
転んで目の上を切り,目の周囲に青痣を作った.この青痣 (関東では「青なじみ」) が顔面を,色を変え,縮小しつつ,下方向に移動することを体験中.
内出血した血液が重力にひっぱられて皮下脂肪の中を移動するのだそうだ.

大晦日だが,縫合箇所を抜糸.現在はニチバンファスナートとか言うテープが傷口を横断している.

モデルは三遊亭小遊三氏.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ジャズ批評 特集 ジャズ・ジャケ・セレクション

2023-12-29 15:21:24 | ジャズ
隔月刊 ジャズ批評 2024/1 No.237 ¥1320を 特集 ジャズ・ジャケ・セレクション に惹かれて購入.掲載されたジャケ写真はほとんどサムホィール・サイズだが,ネットでもっと大きく,原色で ? 見られる現在は,これでいいのだろう.

ページを占めているのは,この雑誌らしく (例の如く)「アンケート企画 ジャズ・ジャケットの名盤を教えてください ! 」.
トップ画像左は,ライブからホテル営業までこなす謎のヴァイブ奏者  伊佐津和朗さんが挙げた3枚のうちにあった.ぼくもこれをジャケ買いした覚えがあるが,このときのノーヴォはまだ 40 代だったんだって !

右はコンサートのプログラムのジャケ.お手本となった LP はこちら
早大では 60 周年だそうだが,遠く離れた広島大学のジャズ研の今年のコンサートは 59 回とのことだった.60 年くらい前の僕は山登りのほうに関心があった.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Pike's Peak

2023-12-28 09:52:17 | ジャズ
左のジャケの ビブラフォン奏者 Dave Pike の代表作...とか言ったけれど.実は彼の LP/CD はこれしか持っていない.Bésame Mucho という変な曲 ! が入っているので買ったのだ.

Dave Pike (vib),Bill Evans (p), Herbie Lewis (b), Walter Perkins (ds) のカルテットだが,やはり Bill Evnas が良い !! 1961/11 収録.Scott LaFaro の死後 Evans の活動が低調だった時期.

アルバム・タイトルを「パイクの絶頂期」と訳したのをどこかで見た覚えがあるが,Pike 本人にはそんなつもりはなかっただろう.だって,絶頂の後は下りだもの...
たぶん Pike's Peak という実在の山に引っ掛けたのだと思う.

一曲目 Why Not (Dave Pike) は Coltrane の Impressions とそっくり.後者は 1966/11 のライブ録音だそうで,どちらが先かも微妙.


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ことしの漢字「病」?

2023-12-26 17:01:53 | 病気
ぼくの今年の漢字は「病」 だろうか?

仕上げは昨夜,転んで左目の上を切ったこと.駐車場で途方に暮れていたら,親切な方が手を引いて近くの病院に連れて行ってくださり (ありがとうございます),そこで何針か縫った.
病気ではなく怪我だが,「病」という漢字は病院にも使われている.画像は (右下を除き) 今年お世話になった医院・病院.ここに来て診察券コレクションがまた1枚増えた.

現在は四谷怪談の お岩さん状態.表情を作らなければ痛くはない.つまり,外見ほどひどくはない... でも,内出血部は次第に青から黄色に変わり,もとに戻るまでにはまず1ヶ月はかかるそうだ.
来春 1/6(土) には東広島市芸術文化センター「くらら」のサロンホール Jazz on Boulevard にでることになっているんだけれど...

よぼよぼ ヨタヨタで,じゅうたんの縁につまずいたりしているのだから,戸外では慎重に行動しなければ !!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

美術館で クリスマスのおはなし

2023-12-25 08:50:01 | エトセト等
チェンバロのコンサートと聞いて,尾道・なかた美術館へと出かけたが,チェンバロの音色にのせて,おはなしを聴く会だった.

おはなしはふたつ.ひとつは「クリスマスのまえのよる」ひとつはディケンズの「クリスマスキャロル」.朗読は広島 FM の音楽番組のパーソナリティ氏.朗読が曲の合間だったり,曲が朗読の BGM になったり.
長い「...キャロル」を,音楽を聴かせながら,情感をこめてどう 30 分に押し込めるのだろうと思ったが,それなりに.「...まえのよる」も もともと絵本だったらしく,おはなしは子ども向きだったが,聴衆はほとんどがおとなの女性だった.

下はコンサート会場とチェンバロ.楽器の左は三岸節子,右は梅原龍三郎 作品.展示は有名画家のあまり有名でない作品たちで,こう言う展覧会がいちばん好き.

たいていチェンバロの蓋 内側は美しく装飾されている.ピアノという大量生産品ではこれはない.
音は小さい !
ピアノとは黒白反転した2段の鍵盤をいじりたくなった.でも,ここでいじったら認知症の烙印を押されそう.


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都食堂探求

2023-12-23 11:40:05 | 食べる
加藤 政洋・〈味覚地図〉研究会「京都食堂探究 ─『麺類・丼物』文化の美味なる世界」筑摩書房 (ちくま文庫 2023/11).

出版社による内容紹介*****

きつねうどん、しっぽく、けいらん、のっぺい、ちゃんぽん、衣笠丼、木の葉丼、カレー丼…京都の食堂は歴史の中で、「麺類・丼物」を中心にして独自の発展を遂げてきた。うどんも丼物も中華もある京都食堂の魅力とは?食いしん坊の地理学者たちが店に足を運び、味わい、観察し、文献を渉猟して、謎多き京都食堂文化に迫る。待望の研究書が、文庫書き下ろしで、ついに登場。*****

上の表が研究成果の一例.東京の「たぬき」は天ぷらそば から天ぷら,すなわち「たね」を抜いたもので,たねぬきが たぬきに転じた.
「きざみ」は油揚げの細切りが載ったもの.大阪でも,「きざみ」と言えばこれが出て来るが,京都で「きつね」に大きな油揚げを期待してもダメだそうだ.

楽しい B 級グルメ本.

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

終戦日記 1945

2023-12-19 19:34:09 | 読書
エーリヒ・ケストナー , 酒寄 進一  訳「終戦日記一九四五」岩波書店 (岩波文庫 2022/6/15).

こども時代「五月三十五日」でケストナーのファンになり,以後「ふたりのロッテ」,「動物会議」など,けっこう読んだ.大人向きの小説「ファビアン」は,ぼくにはあまりおもしろくなかった.

ケストナーはファシズムを非難し自由主義・民主主義を擁護したため,ナチス政権によって 1933 年に作家活動を禁じられた.国外に亡命した反ナチ文化人が多いなか,ケストナーはあえてドイツにとどまり,内的亡命者と呼ばれるに至った.

ケストナーの日記の原本「青い本 秘密の戦中日記」は 1941 年,1943 年,1945 年の3期に分かれていて,本書は 1945 年のぶん.おもしろいわけがない,最後まで読めるだろうか と思いながら図書館で借りたのだが,意外なことにおもしろく読了した.

著者の住所はベルリン,チロルのマイヤーホーフェン,ミュンヘンと点々とする.ベルリン時代の記述に感じられるナチ政権下の逼塞感は「ハルムスの世界」と共通したものが感じられた.体制の不条理,その批判は皮肉っぽい文章にせざるを得ないことなど,ハルムスとおなじ境遇だったのだろう.

マイヤーホーフェン村にはナチの国策映画の撮影班の一員として疎開する.こうしたことを斡旋してくれる良き友人に恵まれているところは,人徳だろうか.
村人の目は冷たい.彼らの手前,フィルムが入っていないカメラで撮影を演技するなど,撮影班は全員が共犯である.
撮影班への給金は滞る.作業員たちで錠前屋・仕立屋・家具屋・床屋としての腕があるものは稼ぐことができるが,書けない作家・ケストナーは持ち金がなくなればそれまでだ.この話題は何度も繰り返される.

日本の庶民にとっては,戦争は玉音放送で突然終わったと感じられたことだろう.しかしヨーロッパは地続きだから,米軍と赤軍が日いちにちとドイツ領に迫り,次は領内を進軍して来る.ラジオには各国の放送が入り,どれを信用して良いのかわからない.
著者はずっと米軍には好意的で赤軍を嫌っている.
1945 年5月の記述には「ドアは開いているのに西側列強はいつもそのドアの前で足踏みし,スターリンに言う『どうぞ! お先に』」.この懸念は,後の米ソ英仏によるドイツの分割統治として実現したようだ.

戦後アメリカ人はドイツの知識人が独裁に無抵抗だったことを非難する.1945 年 7 月の日記に著者は「わたしたちは上からの命令があれば,集団でおのれの命を捧げる.それは国民性なのだ.わたしたちは国家による虐待に甘んじるマゾヒストなのだ」と書いている.

最後の「追記」の最後で,広島・長崎への原爆投下に触れている.

ぼくが読んだケストナーの児童文学はみな高橋健二訳だった.ケストナーの敗戦日記も,この坂寄訳に先立って高橋健二訳が出版されている.
本書解説によれば,高橋は戦時中は大政翼賛会宣伝部長の職にあったということだ.内的亡命者ケストナーは 1899 年生まれ,高橋は 1902 年生まれで同世代.高橋の戦後の転向 ? については,高田 里惠子「文学部をめぐる病い - 教養主義・ナチス・旧制高校」ちくま文庫 (2006/5) に,おもしろおかしく書いてあるらしい.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お茶請けに焼き酒粕

2023-12-19 14:54:53 | 食べる
新酒が出回ると新酒粕も出回る.この新酒粕をいただいた.

大根をせいぜい薄く輪切りにし,酒粕を載せ,オーブントースターで焼いた.酒粕に焦げ目がついたころ大根も柔らかくなる.大根を 酒粕を挟むようにふたつ折りにして口に放り込む.
大根の皮を剥いた方が口当たりが良かったとは思うが,どーせ自分で食べるのだから これで良いことにする.写真のは photogenic でないが,散々食べたあと 残った一枚.

はちみつやジャムを載せてもいいと思う.
イクラ,ウニなどを載せれば酒の肴.
土台は大根に限らず,白菜の白いところとか,キャベツとか...
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

また 4丁目のクリスマス・コンサート

2023-12-18 09:33:41 | エトセト等
昨年同様,ジャズ研定期演奏会の翌日は4丁目のクリスマスコンサート.昨年はわれわれ SYJT も出演させていただいたが,今年は yu_yu さん (vo ゆかりさん,b みぞちょさん,kb みさぼんさんに,今回はきよちゃんの ds (電子ドラム) が加わったカルテット) によるソロコンサートであった.

kb さんは2台のキーボードと,おもちゃのグランドピアノを操る.曲によっては vo さんももう1台のキーボードを弾く.エレキベースは2台でひとつはフレットレス.すべての曲が綿密に編曲されていて,昨年のぼくが なんとかついて行けたのが不思議.けっこう出鱈目をやり, yu_yu さんのペースを乱したことと思う.

途中 10 分程度の休憩はあったものの,17 曲を歌い続けたvo さんはすごい.行き届いた歌詞集も配布された.間奏には ds との bars など,ジャズ的な瞬間も.

会場 高屋アカデミーの広さは昨年の4丁目会館の約4倍.
寒波急襲で朝のうちは初雪がちらついていた.午後は曇っていたが寒かった.
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

広島大学 JAZZ 研究会定期演奏会

2023-12-17 09:25:42 | ジャズ
東広島くらら 小ホール.第1部が終わったところで不本意ながら退場.長く座っているとあちこちが痛くなるのです.

コンボの部のバンド数は年々増えてことしは昨年同様5バンドだったが,さくさくと進行した.持ち時間 30 分で3曲か4曲.3曲のばあいは MC が長く回顧的になった.
5バンドだがベーシストは3人.昔々3バンド時代に,ドラマーがひとりだったことがあったなぁ.曲目では,Fantasy in D (Ugetsu) を2バンドが演奏した.他に Mosaic もあり,Cedar Walton が人気らしい.

Granadilla のフロントはフルートとクラリネット.特にクラリネットはバップ以後衰退してしまった楽器.お手本になる音源も少ないと思うが,ここでは Pat Metheny, George Cables などの曲を 21 世紀らしく消化していた.フルートとの相性も良く,リズムセクションはすごく達者だった.

出演バンドは先日の大学祭ジャズ喫茶での投票結果に基づいているそうだ.

プログラムが上質紙に色刷り !!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

reading

/Users/ogataatsushi/Desktop/d291abed711d558e554bf7af66ee57d7.jpg